二児育児の最適解とは

こんばんは。
本日は「二児育児って難しくない…?」という話。

1人のときは言ってみれば一軸。
揺るがない優先順位のもと、その子を中心に世界を回せばよかった。(主人も同じくらい大切だが自立した個体なのでここではカウントしない)

もちろん悩みも尽きないし不安だらけで大変っちゃ大変だったんだけど、可愛い護りたいの圧勝。

「2人だからまあ単純計算倍の大変さだろう」と見積もっていた浅はかな私は現在、その大変さにめちゃくちゃ振り回されている。

戦いは妊娠前から始まっていた。
1人目出産時は子どものなんたるかもわからないし「まあ母体あかんかったらあとは頼むよパパ〜」という気軽さがあった。

2人目はそうもいかない。
ママの隣じゃないと眠れない子を残してなんて死ねないし、2人目も健康に生まれてくるとは限らない。もしなにかあってもそれが1人目なら私が責任持つけどもうこの子がいる。できる範囲で最大限配慮してもきっとそれは、ひとりのときより苦労の多い人生になるだろう。

無責任に決断していいものなんだろうか。

結局主人の「あなたは一人っ子だと過保護過干渉まっしぐらなのでできれば最低2人いた方が良いと思う」という意見もあって決意した。
今思い返すと、生後1ヶ月で狂ったように高性能GPSを検索し、あらゆる場面で対不審者シミュレーションを行い、一粒発疹が出れば血眼で検索魔と化す妻がいればそれは最もな意見である。
(その節は大変お世話になりました。呆れながらも付き合ってくれてありがとう)

しかしなんと、ここまではまだほんのプロローグに過ぎなかったのだ。

出産後帰宅。下の子が物心つくまでは上の子をとにかく最優先。保育園中は下の子を目一杯可愛がる。2人目だから勝手がわかると思っていたらまるで別個体。経験がほとんど活きない…

それはそうとしてそこまではなんとかなったが問題は、下の子の自我がはっきりしてから。

最優先が二軸になり、その軸は全く統制の取れない動きをする。

月齢ごとに接し方は変わるが、三歳そこらで区別と贔屓の違いがわかるはずもなく。かと言って上の子を赤ちゃんのように甘やかすのも下の子に上の子同等厳しくするのも違う気がする。
その都度説明はするけれど、これは年齢差によるものなのか、それとも「お姉ちゃん」の押し付けなのかと毎回不安になる。

さらに大きくなると今度は上の子下の子にそれぞれの価値観が芽生え始めてまたすれ違う。

たとえば喧嘩の際。
上の子は一旦ごめんねで仕切ってから気持ちを整えたいタイプ。一方下の子はクールダウンしてからごめんねをしたいタイプ。

どちらの気持ちもわかるが、上の子が「妹ちゃんがごめんねしないの!」と怒る。
ごめんねをしないと上の子は切り替えられないので下の子を責め続ける。すると下の子はどんどん意固地になっていって余計にごめんねが出なくなってしまう。

「ちょっと待ってあげて?」と言うと優しいので待ってくれるが、ごめんねしないことを容認しているようで上の子は不服そう。

かと言って下の子に「とりあえずごめんねしなさい!」もどうなんだろうか。下の子は下の子で、自分が悪いことをしたと理解してから自主的に謝る姿勢は素晴らしいし、形だけのごめんねよりも大切にしてほしい気持ちはある。

両者にうまく言葉で説明できればいいが、ふたりともまだ「そもそもの価値観が異なる」ということを受け入れるのはなかなか難しそうだ。

私の世界は矛盾の生じる二つのルールを持ち、それを矛盾なく並行して営まなければならない。

日々頭がぐちゃぐちゃになり、その度に母として至らないことに申し訳なくなる。

それでも2人とも幸せにしたいし、管理者都合で価値観を都合良く改変することもしたくない。

「なるようになる」なんて笑い飛ばせる日がいつか来るのかもしれないけど今のところ「なるようにならかったら誰がどう責任取るんじゃい」と荒れ狂っている。


子育てって、難しいですねぇ。
本当にすごいよ皆さん、どうやってるの?切実に

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