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フランスで起業した話

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マルセイユ
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このまんまじゃ給料出ないとようやく気づいて悲観的になった話

南仏はマルセイユという港町で、Sakura Bentoという日本屋さんを経営しています。 このSakura Bentoは創業2016年。昨年前オーナーから買い取り、スーパフランス人ジュリアの電気会社との8ヶ月間の激闘の末、クリスマス前に電気を勝ち取り、工事前にクリスマス仮営業をしました。 先日、楽しくて仕方ないみたいなことをNoteに書きましたが、今日は反対にネガティブになってしまいました。 昨年、モンペリエ、マルセイユ、リヨンのJAPANイベント出店を経験し、12月に

フランス、マルセイユでのお店の経営が今のところ楽しくて仕方ない件

フランスは、南仏、マルセイユという都市でSakura Bentoという日本のお店をやっています。ビジネスパートナーのジュリアが社長を務め、僕が副社長という現在2人の会社です。 僕はキヤノンという大きな会社に10年間勤めて、その後2年間ふらふらし、ジュリアというスーパーフランス人のおかげで2019年フランスという地にたどり着きました。 会社員の時は、自分の担当範囲があって、それも楽しかったですが、今はSakura Bentoのお店に関わること1〜10まで全てが自分らの仕事。

フランスの小学校におにぎり作り体験をしたら子供たちの凄まじいエネルギーに晒された話

フランスはマルセイユという南の都市で、France Japon Connexionという日仏交流NPO法人に所属しております。先週とある小学校に招かれて、スーパーフランス人のジュリアと、10歳のクラスでおにぎり作り体験をしてきました。 30人くらいのクラスで、当日ピカチュウのTシャツを着ていた若くてかわいい担任の先生が日本が大好きらしく、何と教室のあちこちに日本のデコレーションが!基本的な日本語、キャラクターが貼ってあるばかりか、何と教室の後方にはコタツが置いてありました。

茶道の偉い先生に初対面でdisられまくった話

先日、在マルセイユ領事館の主催する秋祭り(Fête de l'automne)という日本のイベントがマルセイユのボレリー公園で開催されたので、どんなもんかいなと見学に行きました。 七夕の短冊を書いてみたりとか。10月だけど(笑) そこで初めてお会いした茶道の偉い先生に、挨拶もそこそこにdisられ続けました笑。どうやら僕の所属するNPO法人France Japon Connexionが過去に主催したお茶会の内容が、その方のお気に召さなかったようです。ちなみにそれが開催された

マルセイユにジュリアっていうやばいフランス人がいるんですね

僕はフランス、マルセイユに住んでいます。自分はあまり日本人ぽくないなーと思う面もあるのですが、日本人ぽいなーと思う面もまぁまぁあります。例えば、僕は対外的に身内を褒めるということを控えます。組織内では自分よりヒエラルキーの上の人でも、組織外では呼び捨てにするという文化で育ってきていますからね。 でもその掟を破りたくなるくらい、僕のビジネスパートナーであり、上司でもあるジュリアには、毎度度肝を抜かされています。こんなビジネスパーソンを日本でもフランスでも見たことがないからです

マルセイユに来てから2ヶ月が経ちました

マルセイユに到着したのは、8月7日。 「すげー日本に戻りたい」と心の底から思ったあの頃から2ヶ月が経ちました。今日、日本からの国際郵便(船便)も大方到着して、長袖が大量に補充され秋冬への防寒もバッチリです。 思えば、この2ヶ月でだいぶ生活の基盤が整いました。 この2ヶ月でだいぶマルセイユに慣れました。 この2ヶ月で少し僕は変わりました。 2回の引っ越しでようやく落ち着けるアパルトマンを見つけ、4回のアタックで滞在許可証の申請が受理され、携帯電話の回線をゲットして、日本人

マルセイユの日本のお店、前オーナーからビジネスを引き継いでます

トップイメージのこけし。皆さんはどう感じますか?こけしなんて僕には不気味な古臭いものとしか思っていなかったのですが、僕が引き継ぐマルセイユの日本のお店sakura-bentoでは主力商品の一つなのです。フランス人にとっては日本という外国の骨董品として評価されています。僕もまだこけし経験は浅いのですが、仕事で触れているうちに「あれ、なんかかわいいかも...」と思えるようになってきてしまいました。 さて、アソシアションAssociation(日本でいうNPO法人)France

ルネサンス様式の古城ルールマラン城で日本文化をぶちかましましたよ

9/28-29の土日で、Lourmarin城でRencontre Japonというイベントが開催され、僕は主催団体のひとつであるNPO法人France Japon Connexionの一員として、現地コーディネーター及び通訳として参加しました。 ルールマラン(Lourmarin)とは、南仏に位置し、「フランスで最も美しい村」に選ばれている村。トップ写真をご覧いただければわかる通り、なんとものどかな田舎の風景にポツリと立っています。15世紀に建てられたルネサンス様式のお城です

初めての出張はルネサンス様式のガチなお城

今晩は南仏の小さな村、ルールマラン城に宿泊しております。 ルールマラン(Lourmarin)は、マルセイユから車で1時間ほどの、小さな村。トップの写真は村中心部の界隈です。空気が綺麗で、森の匂いが気持ちよくて、街並み(村並み?)もとってもかわいいです。 こちらは昼の雰囲気。 こんなところで人生の最後の時間を過ごしたいものです。 城ホテルには以前フランスで両親を泊めたことはありますが、このChâteau de Lourmarinはホテルではないので普段は宿泊を提供してお

「日本」を伝えるとは何なのか。陶芸家山田翔太さんを迎えつつ。

めちゃくちゃ眠くてもう目が半分閉じているのですが、毎日文章をアップすると決めて、そのことを友人にも誓っているので、書きます。早く寝たい😀 今日は、巨匠百鬼丸さんをルールマラン城へ車で送った後、マルセイユに到着した陶芸家の山田翔太さんをアフリカ料理のクスクス屋さんでお迎えしました。 この方も百鬼丸さんと同様、実際にお会いすると、とても優しい方なのですが、対面しているとすごいパワーが出ていて気を抜くと持っていかれそうな雰囲気が出ていました。この方はアスリート。学生時代はラグビ

切り絵の巨匠 百鬼丸さんをマルセイユにお迎えしたっす

「いやー、うちの店舗6ヶ月経っても電気がつかなくて店がオープンできないんだよね」という話を飲食業界で活躍する友人に話したところ、「うちの海外店舗も同じようなことが起きているよ...」とまさかのリアクションをもらいました。どうやらこんな無茶苦茶な話はマルセイユに限った話ではないみたいです。日本でも同様なことは起きうるのか?聞いたことないけど。 今日も電気業者が来たのですが、ただ状況確認して、写真を撮って帰っていったそうです。もうこんなのも100回目という感じです。僕もこの国で

6ヶ月経っても店舗物件に電気が通らないというのはおフランスという先進国での話

フランス、マルセイユでお店をやります。ニコラさんというフランス人が2016年から作ってきたSakura-bentoというお店を買い取り、引き継ぎ、同じ敷地内でSakura-caféという抹茶サロン・ド・テをやろうというプロジェクトです。 フランス人の仲間ジュリアと4月から会社を立ち上げ、僕もフランスのビザを取得して8月7日にマルセイユに到着しました。それから1ヶ月半経った今も、80平米の店舗は、ニコラさんから引き取った商品在庫が乱雑に保管してある薄暗く、埃の溜まった倉庫と化

住めば都。新しい環境に飛び込んだ時の感情の動きには法則性があるのかもな件。

マルセイユに来てから47日めになりました。 やっと納得のいくアパルトマン*が見つかって、 4回にわたる県庁へのアタックの末に滞在許可証の申請が受理され、 1ヶ月ぶりに携帯の電波を手に入れて、 バス、メトロ、トラムの乗り方をマスターして、 土地勘が蓄積されてきて スーパーでの買い物の仕方がわかってきて、 知り合いも増えてきて、etc、etc........... ようやく生活が安定してきました。(*ちなみに関係ないけど、知仏家の皆さんはアパートは英語でなくアパルトマンってフラ

渡仏後なんとかメンタルを持ち直しました!

前回のNote「フランスに移住してメンタルを病んじまった話」で予想外に、色々な方を心配させてしまいました(^_^;)。 あの記事の通り、渡仏後1週間は、躁鬱とほどまでは言いませんが、多少の浮き沈みがありつつ、だいぶネガティブな精神状態に陥っておりました。 おかげさまで、今は平常心、通常運転で日常生活を再開しております。 今回の記事ではどのようにメンタルを持ち直したのかについて書きたいと思います。前回記事と同様の理由で、有料記事とさせていただきます。ご了承くださいません。

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