サイト開発の経緯


報道機関に新卒で入社した管理人。
社会部に所属し、取材しつつ、消防出動情報ツール「カクチン」を運営しています。
2018年に開発に着手。
2019年サイト公開、メール配信ツールをリリース。
ここでは、カクチンが生まれた経緯を書き残していきます。

「2時間おきの電話で頭がおかしくなる」


報道機関の記者は「政治」「社会」「スポーツ」「遊軍」に大別され、それぞれ専門分野の取材を行います。
このうち社会部は警察や司法を担当します。
殺人事件が起きれば現場に直行して目撃者を見つけて話を聞き、
火事が起きれば煙を吸いながら撮影、裁判では傍聴席でひたすらメモを取ったりしています。
テレビでよく事故や火事の映像を見ることがあると思いますが、
あれ、記者が警察に電話をして「何か発生ないですかねぇ?」と聞いて
「●●で火事みたいだな…」と教えてもらって初めて分かるんです。
小さな事故でも見逃さないために、記者は定期的に警察に電話を掛けます。
起床と同時に守備範囲の警察署、何十か所に電話を掛けることから始まり、日中は2時間おきの電話、夜は寝る直前まで電話を掛け続けます。

プルルルル・・・ガチャ
「●●社の●●です。発生ないでしょーか?」
「ありませーん」
「ありがとうございましたー」

この繰り返しです。
2時間おきの電話は、単純作業の繰り返しでだんだん頭がおかしくなってきます。
何とかなんないのか…もっと効率よく覚知できないのか…と思ったことがカクチンが生まれたきっかけです。
消防車の出動情報を集め、スマホにメールを送る。
記者はメールの通知で事故や火事を覚知できるメリットがあります。
カクチンに似たBtoBのサービスもありますが、一般に向けたtoCは数少ないと思います。
サービスをリリースして意外だったのは報道機関以外の登録者数が圧倒的に多かったこと。
サイレンが聞こえたけど、何が起きているのか分からないというモヤモヤを解決できるんだと思います。

「メンバーは2人とも副業。本業しつつ開発」

現在はクラウドワークスで知り合ったエンジニアさんと2人で運営しています。
管理人の私自身プログラミングに詳しくなく、細かなところを見てもらっています。
2人とも本業が別にあり、主に平日の夜や休日に活動しています。
運営メンバーがベーシックインカム的に本業の収入があるので、サイト運営という新たなチャレンジにも取り組めるわけです。
広告で得た収入は、新たな広告デザインなど、カクチンへの投資に回しています。

「ゼロイチにおける2人目の存在」

広告収入を得ている今、「0から1」のフェーズは終わり、「1から10、100」へのフェーズに移行しました。
このゼロイチの苦しみを味わい、壁を乗り越えた先にあった初めての収益は感動物です。
そして、何か新たに始めようという時に2人目の存在はめちゃくちゃ重要です。
1人では、必ず訪れるであろう壁を越えることができません。
応援してくれる仲間の存在ほど重要なものはないと実感しました。
今後も、開発について書いていこうと思います。
思ったことをそのまま書きぶつけていきますので、読者の皆様には頭の中でうまく整理してもらえればと思います。

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