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アンバー? シェンナ?

茶色、こげ茶色、チョコレート色.........って言いたくなるよね〜〜〜〜、、、これら......。......でも違うんだなこれが。

左から、

ロー・アンバーRaw Umber)
バーント・アンバーBurnt Umber)

ロー・シェンナRaw Sienna)
バーント・シェンナBurnt Sienna)

今、メインの制作と併行させて、ハガキサイズのワトソン紙に【混色 Exercise 】として、「色んな茶系」と「好きな蛍光ピンク」(と「水」)...を " 色んな配分で " 混ぜては、大小様々な「正方形」を積み重ねるかのように描いて(塗って)紙面を埋めていく...というのやってまして。

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(正方形を配置するにも、全体を目を細めて遠目で見ては、明度、彩度、色のリズム、形やサイズのリズム...などのバランスに留意が必要で、Exercise とはいえ1つの小作品になるよう、パズルのように仕上げていきます。← 多方面の感覚が磨かれる、何気に「奥深 Exercise」とみた...。)

好みの綺麗めな色ばかりでの制作が続いた所、先生に「綺麗なのばかり使うと、出来上がりも "綺麗だけど薄っぺらく深みが無い作品" になりがち。」「くすんだ色も配置してこそ綺麗な色が映える(生きる)。」と次なる課題点を指摘されたわけです。


(前置き長くなりましたが、)そんな経緯で近頃、茶系をよく使っており、ふと「アーバン」やら「シェンナ」やらのネーミングが気になり始め...やっと調べるに至った次第...。


まず【アンバー(Umber)】:

イタリア の ウンブリア(Umbria)州 で産出した土から作られた顔料。Umber が Amber になると、琥珀(こはく)となるので、間違えやすく要注意だそうです。


そして【シェンナ(Sienna)】:

イタリア の トスカーナ州 にある シエナ(Siena)町 で産出した土から作られた顔料。洞窟の壁画などにも見られるとのこと。


...ほぉ〜〜〜、そういうことかぁっ!! (地名だったのか...。)


…で、それぞれ色名の頭についてる…

ローRaw)は「生の(=焼いてない)」という意味。
バーント (Burnt)は「焼いてある」という意味。

(英語にした方がわかり易いな…。)


...ふむふむ...なるほど、ナットク...。


腑に落ちた所で今一度、中味の色を比べてみると...

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       Raw Umber,   Burnt Umber,           Raw Sienna,   Burnt Sienna

Raw UmberBurnt Umber は、写真でも実際でもそれほど大差無し。(このアンバー系2色の方が、こげ茶というかチョコレート色に近い。)

で、Raw Sienna = 黄土色Burnt Sienna = 茶色 ......て感じかな...。


...というわけで、スッキリしました...。

私の備忘録にお付き合い下さりありがとうございました。

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