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デンバー&Mt.Evans走行記2018 その1

はじめに

これは2018年8月に、北米一高い舗装道路の走る山、マウントエバンス (Mt.Evans)を自転車で登ってきた記録です。

Mt.Evansとは

アメリカはコロラド州デンバー近郊にそびえる標高4350mの山です。
頂上直下まで車道が通っており、標高4307mの駐車場まで車で登ることができる夏の観光スポットです。 参考

自分は、1998年に祖父に連れられて車でエバンスを訪れており、自転車でヒルクライムらしきものを始めた後に、同山に登ることを【目標】としていました。

計画

2018年初頭、当年の盆休みを使ってデンバーに訪れることを計画しだしました。
これまでの旅行&自転車経験等を踏まえて、計画のベースは以下。
・日程 8/4(土)~8/12(日)
・飛行機輪行は前年の北海道旅行のみであり、乗り継ぎ等に不安があったため、成田-デンバーの直行便を利用。
・標高に順応するため、日程前半はデンバー近郊ライドとし、エバンスへのアタックは8/9(木)の予定とする。
・デンバー市内~マウントエバンスは往復200km程度だが、登頂が遅くなると天候に不安があるため、アタック前に麓の町アイダホスプリングスで一泊する。
・典型的ペーパードライバーのため、レンタカーは使わず、公共交通機関と自転車のみを現地での移動手段とする。
・万が一に備えて、デンバー在住の大叔母(日系移民)と密に連絡を取る。

準備

飛行機
直行便はユナイテッド/ANAのコードシェア便(運航はユナイテッド)一択。
以下はユナイテッド、ANA両社の輪行の条件。
ANA:個数および重量が搭乗クラスの無料受託手荷物規定内かつ、3辺の和が292cm以内であれば無料
ユナイテッド:23㎏または3辺の和が158cmを超える場合オーバーサイズ荷物扱いとなり、片道200$

ANAの条件であれば無料で行けそうということでANAの航空券を選択。
ただし、運航がユナイテッドだったため両社の電話窓口で確認したところ、ANA規定の適用ということで一件落着。400$は大きい。。。

宿
まずメイン宿として、デンバー中心部からの距離とお値段を踏まえて、クアーズフィールドより北に数分の場所にあるLa Quinta Innをエクスペディア経由で予約。
また、エバンスへのアタックキャンプとして、アイダホスプリングスのArgo Inn and Suitesを8/8のみ予約。
天気予報次第では、別日に取り直すかキャンセルする予定でした。

輪行箱
ペラペラの輪行袋しか持っていなかったので、バイクポーターPROを購入。
車体からハンドル、リアディレイラーを外して収納する必要があるため、事前にパッキング練習を数回実施して本番を迎えることに。

SIMフリースマホ&SIMカード
海外ローミング不可のガラケーしか持っていなかったため、ASUS Zenfone5MOST SIMというSIMカードを購入。

ESTA
渡米の基本なのですみやかに申請

観光
観光と高度順化を兼ねて、自動車のヒルクライムレースで有名なPikes Peak(標高4301m)を訪れるバスツアーを予約。直前に電話でのリコンファーム(予約再確認)が必要だったため、大叔母さんに依頼。
また、デンバーをホームチームとするコロラド・ロッキーズの試合を観戦するために、Webチケットを購入。

トレーニングらしきもの
とりあえず高いところに登っておこうということで、6月~7月にかけて富士スバルライン、大弛峠、富士山スカイライン、浄土平、那須岳、美ヶ原と立て続けに登坂。

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デンバーRTD(公共バス/電車)
デンバー市内を走るバス/電車に乗るには、「RTD Mobile Tickets」というアプリが便利。飛び立つ前にアクティベーションしておくとよし。
使い方が解説されているサイト

荷造り
輪行箱に自転車と用具一式を詰め込み、リュックサックには着替え中心でパッキング。荷物全体は概ね以下のように。

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自宅~デンバー到着まで

成田空港へ移動
輪行箱が20kg近くになったため、最寄り駅までの移動(アップダウンの多い徒歩12分)が一苦労。最低でもキャスターは買っておくべきだった。。。もしくは家にタクシーを呼ぶか。
リムジンバス発着駅まで頑張ってたどり着き、予約してあったバスで成田まで移動。輪行箱も荷室に問題なく。

搭乗手続き
ユナイテッドのカウンターで手続き。上記輪行追加料金の件で少し怯えるも、問題なく無料で通過。重い荷物から解放されて飛行機へ。

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機内
所要時間は10時間15分。基本的にあまり寝れないので、事前にipadに入れておいた「ゆるキャン△」を延々と。自分は使わなかったけど、機内wifiサービスとかもあるので使うといい!

デンバー国際空港~宿へ
入国審査はかなり自動化されているので、周りの人も動きをみて、それっぽい感じで対応。まあなんとかなるなる。
広い空港を移動して、ダウンタウン行きの電車「RTD」の乗り場まで。改札等は無く、車内検札のため、事前にアプリで購入しておいたチケットを見せることで対応する。ちなみにこの時のデンバーの気温は34℃。普通に暑かった。

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デンバー市内からいったん郊外の大叔母の家までバスで移動。相変わらず輪行箱が重い。あとグーグルマップは偉大。
到着して輪行解除。輪行箱に入れておいたお土産を渡して、残った箱を最終日まで置かせてもらうことにする。

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ウェルカムディナーをご馳走になり、ホテルまで送ってもらう。元々は自走のつもりだったのでありがたい。

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一週間の城となるホテルにチェックインして、1日目は終了。予定期間の天気予報は悪くなさそうなので、後は現地を楽しむだけ!

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(続けばいいですね。)

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