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良か良かエール 2023/09/29

日記

・アレのアレが出る日なのでソワソワして起きる。こういう日は何度味わっても慣れない。ソワソワするし、ハラハラする。ドキドキはしない。ただ、無駄に早く目は覚める。

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・アレは良い感じだった。良い感じというか、はっきりと良かった。実感ないけど良かった。良かったと言っても許されると思う。



・『対峙』という映画を観た。

・アメリカの高校で発生した1人の生徒による銃乱射事件から数年。被害者家族は事件の背景や犯人が抱えていた問題を知るために、加害者家族と直接向き合い、対話を始める……というおはなし。

・フィクションなのだけど強いドキュメント性を帯びていて、役者さんの演技も真に迫っているので息をすることすら忘れてじっと見入った。加害者家族と被害者家族、どちらも息子を亡くしていて、どちらも深い悲しみと壮絶な混乱の中にいる。加害者家族が「なぜあなたたちは息子さんを止められなかったのか」という疑問と怒りを抱えている一方で、被害者家族も「なぜ私たちは息子を止められなかったのか」「何が間違っていたのか」という激しい後悔を抱えている。その後悔は被害者家族も理解しているけど、だからこそ「なぜ」と問わずにはいられない。問いかけた先にある虚しさに気づいていてもだ。

・そして、どちらも共通して息子を愛している。それは加害者家族であっても。世間一般的な目線から見れば「殺人犯の息子を"愛してしまっている"」のかもしれないけど、それでもその感情を無視することはできず、どうしても彼らの心の中にそれはある。このジレンマを時間をかけて丁寧に、重みを伴って描いていたのが印象的だった。

・対話の末に2組の家族が辿り着く場所は、人によっては違和感を覚えてしまうかもしれない。しかし、あくまでも当事者間でしか理解されない感情や言葉があるので、そこに他者が入り込む余地はない。フィクションだとわかっていても、そう思ってしまうほどのリアリティと迫力があった。


https://netflix.com/title/81711971?s=a&trkid=13747225&trg=cp&clip=81715643


・Netflixで配信が始まったウェス・アンダーソン監督の短編『白鳥』と『ネズミ捕りの男』を観た。

・『白鳥』は、銃を手にして野鳥を殺していくいじめっ子2人組に歯向かうことができない、いじめられっ子の少年が……というおはなし。幼少期の悲惨で残酷な思い出がウェス・アンダーソンの作る人工的な映像と組み合わさることで、記憶の再構築のような乾いた世界が生み出されていた。めちゃくちゃ面白い!というわけではないけど、心を落ち着けてじっと観られる。17分という長さもちょうど良い。

・『ネズミ捕りの男』は、街にやって来たネズミそっくりの「ネズミ捕りの男」は知識と経験で駆除に取り掛かるが……というおはなし。観終わって真っ先に「お前は一体なんなんだよ」と、ネズミ捕りの男に問いたくなる変な話だった。演出も登場人物たちの動きや表情、声色までもがセリフに起こされるのでAudibleを聞いている気分になる。画面内で起きていることが言葉でも語られると、途中から映画を観ているのか本を読んでいるのか曖昧になっていく。不思議な感覚を味わえて面白かった。


・ウェス・アンダーソンの作品って短編でも一気に2本観ると、すごいフワフワした気持ちになる。あと、眠くなる。面白いけど、それはそれとして眠くなる。

・あと、Netflixのリンクでサムネが出るやつと出ないやつの違い何!!???? 気持ち悪いんですけども!?!?



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