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冷たく冷やす 2022/10/17

日記

・耳鼻科行ってくれたから〜〜見つけられたよ〜〜〜(中耳炎のASTERISK)



・今日の日記はダメだ。

・なんか耳鼻科に行った日の始まり方になっちゃったけど、行ってない。そして中耳炎でもない。俺は、鼻炎だ……。


・朝からやる気が起きなくて、まぁどっかでアツい気持ちが湧き上がってくるだろと思っていたら、今この瞬間まで全てに対してやる気が出ないままだった。


・この前、ある食べ物(普通は温めて食べるヤツ)の宣伝文句で「温めても冷たく冷やしても美味しいです。」と書かれているのを見かけた。

・「冷たく冷やしても」……?

・「冷やす」という言葉には「冷たくする」という意味が含まれているので、典型的な重言に思える。もし仮に「温かく冷やす」のが可能ならば、冷やし方を指定する意図があると解釈できるが、「冷やす」は「冷たく」しかできない。

・しかし、なんとなく「冷たく冷やす」という表現でしか表せない「冷たさ」もある気がする。「冷やす」だけではたどり着けない冷たさが、具体的には「冷たく」の「つめ」にあると思う。「つめ」の、触ったら思わず手を引っ込めてしまいそうな感じに。重言ではあるのだけど、それはそれとしてこの表現じゃないとダメなんだよな。「温めても冷やしても」だと、2つの調理法が並列すぎて、イレギュラーである「冷やす」が際立ってこないし。

・この例はあえて重言にしているわけではなく、単に気づいていないのだろうけど、最終的に出力されたものが偶然優れた表現になっていて、たとえ誤用であっても正す必要がない、という場合は割とあると思う。というか、世の中で誤用と言われている表現のほとんどはそうだろう。一般的に誤用だと判断されていても、書き手が何かを書く瞬間に自らの思考に適した表現を選択したのなら、そこにはその表現でしか出せない旨味が伴い、正す必要性を上回る。それが適切な情報伝達を阻害していたとしても、そうなんじゃないかと思う。これはまぁ、文学的表現(?)の話であって、実用的な文章ではその限りでないけど。


・今日、「日曜日」という文字列を見た。そして、その10秒後に「芋虫」について考えていた。

・一見すると、どういう繋がりがあるかわからないのだけど、その時自分の頭の中では、日曜日→はらぺこあおむし(曜日ごとにあおむしが成長していくから)→芋虫、というように連想がされていた。「芋虫」は「日曜日」から伸びる枝の遠くに位置していそうだけど、意外にもほとんど最短距離で繋がる。こうやって、なんでも勝手にラベルを貼って関連付ける人は、注意が散漫だし、集中力が低くなる。でも、それっていろんな知識を手に入れて、すぐに情報と情報を結びつけられるようになればなるほど、同時に集中力も低くなるってことでもある……? かなしい。



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