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Secret Komuragaeri 2023/08/19

日記

・大事系の予定が終わった。大事系ブラザーズバンド。

・朝から熱が逃げない格好をして陽の下を歩いていたので、本筋とは関係のないところで体力を消耗してしまった。自分の体から塩分とかミネラルとか、健康のために大事な要素が少しずつ汗になって抜けていくのを感じた。魔界村でどんどん鎧が脱げて弱体化していくのってこんな感覚なんだろうなと思う。

・帰宅してクーラーを効かせた部屋で寝ようと思ったらこむら返りに襲われて、そこから10分ほど七転八倒する羽目になった。声も出ないくらい痛いし、治ったと思ったらぶり返してくる。このままふくらはぎの筋肉が裂けて、ついでにアキレス腱も切れたらどうしようかと本気で考えた。

・落ち着いた一瞬の隙をついて足を引きずりながらキッチンへ行き、手の甲へ盛った塩を啜り舐める。塩分過多になろうがミネラルが必要だった。ミネラルだけが私を苦しみから救ってくれる。実際、それから3分ほどで治ったので塩を摂るのは有効なのだと思う。これからは塩を人よりも多くの塩を蓄えている人間が勝つ。



・BeitとコラボしているスカルプDのまつげ美容液をGet……。特典として付いてくる10cmほどのアクリルスタンドを得るために8000円のまつげ美容液を買う人生を送るなんて、5年前の私は想像もしていなかった。

・正直、私がまつ毛を伸ばしてどうすんだという気持ちはあるけど、せっかく手元にあるのに使わないのも勿体ない気がしてお風呂上がりに塗ってみた。前に「つづ井さん」の漫画でまつ毛美容液の話を読んで少し興味もあったし。

・先端部がモロに眼球に入って激痛を味わった。危ないじゃん。まつげ美容液危ないじゃん。明日からのまつ毛伸ばしライフに暗雲が垂れ込める。

・まつ毛美容液単体の写真もある。



・『雨に唄えば』を観た。名作観る観る探訪記。

・コメディ映画としてもミュージカル映画としてもこれ以上ないほど完成されていて、ずっと楽しかった。特にコズモの『Make 'em Laugh』のシーンはすごい。この世のユーモアを全て詰めたかのような2分間。こんな純粋な面白さってあるのか……!と感動した。1コマたりとも気を抜かず、観客を楽しませようとしている。あの一連の流れは笑いの1つの到達点だし、最も端的に喜劇を表していると思う。

・歌も踊りも魅力的だけど、何より良いのはキャラクターだ。ドンとコズモの歴戦をくぐり抜けてきた相棒同士という関係が最初から最後まで崩れないのが、この映画の幸福度の高さに繋がっている。コズモみたいな人、友達にいてほしいよな〜〜〜。いてくれるだけで生きるのが数倍楽しくなるだろう。

・そして、途中からはそこにキャシーも加わって仲良し3人組の様相を呈する。3人で肩を組んで明るく進んでいくのがこの映画の魅力なのだけど、そうなると気になるのは敵役を担ったリナだ。

・サイレント映画からトーキー映画へ移り変わる時代についていけず凋落するリナをどうしても憎みきれない。我儘で自己中心的な性格ではあるものの、トーキー映画の流れに追いつこうと努力はしていたし、そもそも生まれ持った"声"が原因で活躍できないという事情に同情してしまう。別人に演技の吹き替えをされるのも俳優としては屈辱に他ならないだろう。何より、この映画の幸せの象徴である、あの3人組の輪にどう足掻いても入れないのが悲しい。嫌なヤツではあるのだけど、手酷い仕打ちを受けるほど救いようのない悪人だとは思えない。もっとも、後半に進むにつれてリナの言動が過激になっていくので観る側の気持ち次第でバランスはとれるのだけど。


・ミュージカルで三枚目のキャラがサラッと宙返りしたり、超絶技巧のダンスを踊っているのを見ると急に「ヷ、ちゃんとした大人だ!」と思って少し寂しくなる。この映画のコズモが正にそれだった。すげーできる人じゃん……と認識した瞬間、一気に距離が生まれる感じ。


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