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バカデカ公園記 2022/12/27

日記

・友人らと茨城にある、ひたち海浜公園へ行ってきた。国が運営しているそうで、遊園地があり、ゴルフコースがあり、砂丘があり、だだっ広い草原がありと、とにかく敷地がめちゃデカい。地図を見て笑ってしまった。歩いて一周すれば丸一日かかるだろう。

・これは別に書かなくてもいいことだけど、私は待ち合わせに20分くらい遅刻した。こんなガッツリと遅刻したのは人生で初めてかもしれない。待ち合わせ場所まで1時間以上かかるのに、40分程度で着くと勘違いしていた。そして、そこから逆算して起きる時間なども決めていたので、昨夜目覚ましをかける段階で遅刻が決定づけられていた。考えてみれば、東京から茨城近郊まで40分で行けるはずない。

・もう間に合わないことが確定して電車に揺られているとき、不思議と日常では味わえない心の落ち着きを感じる。「為す術がない」という諦観の境地に達すると、人は言い訳の言葉を考えようとも、謝罪の言葉を考えようともしない。ただ、電車の椅子の温みを肌で感じる。そして、ドアが開いた瞬間にようやく汗がどっと吹き出てきて、謝罪の言葉をこねくり回すために脳が動き出すのだ。

・考えた挙げ句、合流して開口一番に放った言葉が「遅刻したくて遅刻してる人間なんていない!」だったのは、自分でもなぜ?と思った。言うな、そんなこと。カス。土下座してアリンコを啜れぃ!



・見ごろなんだ……と思って撮った写真。結局アイスチューリップは見に行かなかったけど。

・今日は広大な公園の中でも、遊園地部分を重点的に回っていった。設備やアトラクションは豪華!というわけではないし、むしろ庶民的とすら言えてしまうのだけど、土地の使い方に余裕があって遊園地特有のセカセカした感じがないのが良かった。抜けるような青空に下に観覧車があり、それを基点に小さな遊具が点在している。この居心地の良さは他に真似できないだろう。


・迷路を進みながら、「ハムスタン」というモンスターの人形にポイントを貯めていく『ぐるり森大冒険』というアトラクションがあったのだけど、そこにあった注意書きの「没収」という言葉の重みにハッとした。

・迷路なので当然行き止まりが至るところにあって通路も狭い。走るのは危険だ。しかし、それにしても「没収」とは。走った瞬間、その場における娯楽の一切が奪われてしまう恐怖。その圧倒的なパワー。この注意書きがあるだけで、『ぐるり森大冒険』の緊張感が何倍にも高まっていく。


・観覧車に乗ったとき、もはや反射的に古畑任三郎の「赤か、青か」(キムタクが犯人の回)の話をしたのだけど(するな)、今調べたら、ひたち海浜公園は本当にその回のロケ地だったらしい。マジっすか!!?? 今泉くんが爆弾と格闘した観覧車に乗れたってこと!!?? 嬉しすぎる……。めちゃくちゃ好きな回だから……。



・そんなこんなで、いつの間にか日が暮れた。


・行きも帰りも1人の友人が車を運転してくれた。ひたち海浜公園に来られたのもその友人がチケットをくれたからなので、つくづく頭が上がらない。

・その後、食事なりをして別れたのだけど、私は友人の車にスマホを忘れ、朝に続いて迷惑を重ねた。最近もうダメかもしれない。気をつけようと心構えていても、必ず何かやらかす。不注意が過ぎる(でも生活に大きな支障が出るほどではない)。

・それで軽く落ち込んでいたら、SideMとアイマス全体の新情報と、あまり目に入れたくなかったトラブル的なアレのTwitterが同時に流れ込んできて、めちゃくちゃな気持ちになってしまった。楽しさと申し訳なさと反省と喜びと期待と憮然と。その場にへたり込んでしまおうかと思うほど、いろんな方向から心をかき乱された。なんかもう、なんだ!!??

・遊園地に行った日の日記がこんなビターエンドルートなこと、あっていいのか? 

・どこで選ぶ道を間違えたのか……(答: 起きた瞬間)。

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