満を持して外す日がいつか　2021/05/14

日記

・怖くて観られていなかった『トイ・ストーリー4』を今日、意を決して観た。

・前に友人にネタバレされて、結末だけ知った状態で見たので、ラストの展開は身構えておいたけど、それでもかなり自分の気持ちの置き場に困った。3でおしまいにしておいたほうが良かったんじゃ……という気持ちもありつつ、ここまで踏み込んで答えを出してこそトイ・ストーリーだという気持ちもありつつ。面白かった！つまらなかった！とか、ラストに賛成！反対！とか単純に答えが出せることではないように思う。すごい哲学的な知識とか、倫理的な知識とかがないと語れない気がしてしまう。うーーーーん。難しいっす！！！！！！！ 作品単体として観たときや、ウッディの選択としてはもう満点で、文句のつけようがない。

・ただ、おもちゃアグレッシブすぎ！というのは明確な不満点かも。あんなに人間に干渉していいものなのか。人間に動いているのがバレてはいけない！という制約のもとで行動して、最後には何事もなかったかのようにおもちゃに戻って終わる、「自分のおもちゃも知らない間に大冒険しているのかも」と思える神秘性が好きだっただけに、そこはひっかかってしまった。まぁ、それも今回のテーマの接続する部分なのかもしれないけど……。シリーズを通して守られてきたベールをはがしてしまった感じがする。それはもはやおもちゃではなくて、「カウガールの姿をしたキャラクター」や「トリケラトプスの姿をしたキャラクター」でしかないんじゃないかみたいな。

・しばらく外に出ていなくて、日光も浴びていないことに気づいたので、夕方になってから散歩へ出た。

・光る河。

・Uber Eatsのバッグが捨てられていた。やってみたら意外とキツかったのかなとか、出前館の配達を始めたのかなとか、いろいろ考えたけど、そもそもバッグをそんな捨て方しちゃだめだろ。

・周囲に誰も人がおらず、人通りも少ない場所で、一回マスクを外して歩いてみたけど、「これは収束したあとに満を持してやったほうが気持ち良いやつだな」と気づいて、またすぐに付け直した。

・夜、お風呂にも入り、あとは寝るだけだなというときに突然友達から電話がかかってきて、近くの公園にいるから少しだけきてほしいと言われた。公園に着くと、小学校のときの同級生が何人かいて、少しだけ話をした。

・クラスメイトをどれだけ覚えているかという話になって、誰かの名前が出ると、あの人のことは嫌いだとか、悪口に近いものとかが続々出ていて、よく小学校のときのネガティブな感情を今日まで持続させたり、覚えたりしておけるなと感心した。ぼーっとしてる小学生だったので、誰が嫌いとか誰が好きとか一切考えず、宿題を絶対にやりたくないとか、ワークの答えを見たのがバレないようにするにはどうすればいいかとか、一番良いズル休みの口実とか、そんなことばかり考えていた。今もそうだわ。

・電話をくれた友達は悪意の話題に乗らずにいて、良いなぁと思った。

・小学校の同級生とか、中学校の同級生とかで集まると、昔の話しか出てこないのが地味に嫌だな。実はあのときこうだったんです！みたいな裏話が出てくることもなく、全部知ってる話をそのまま語るだけだから、あんまり面白みがない。普通の話、有村昆が不倫して芸能活動を自粛する話とかした方が楽しいと思う。なんで全部ネタバレされて知ってるのに、1から細かく説明されて、記憶の照合作業みたいなことをしなきゃならないんだ。