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電流の旅へ出る 2021/01/09

日記

・さっき、22時超えてるのにカップヌードル食べちゃった。そこまでお腹が空いていたわけではないし、お腹が空いていたのならもっと優しいものを食べればよかったのに、心の中の虎が「カップヌードルを、カップヌードルの味噌味をいま食べるのだ……!!」と吼えていて、つい手を伸ばしてしまった。虎が吼えてるのに逆らったら内側から食い殺されるので致し方ないとは言え、よくない選択だった。

・そのせいかわからないけど、肩が痛い。肩こりみたいな痛さではなく、なんだろう、鋭痛というか、ツーーンとくる痛さ。コーラとか甘い飲み物を飲んだときにもなるんだけど、これなんなんだろう。

・ついでにお腹も気持ち悪い。味噌味のこってりとした液体が腹の中でどろどろと転がっている。あーーーーーー。夜にカップヌードルを食べるという選択が生むもの、ゼロ!!! 良いこと一個もない! 気をつけなはれや!!


・『0メートルの旅』を読み終えた。普段旅行記はほとんど読まない上、旅行自体も頻繁には行かないので、自分がこの本の面白みに乗れるか心配だったんだけど、最初に収録されている南極編の1ページ目を読み終えたときに杞憂だったと気づいた。めちゃくちゃ面白い!!! どの話も、1つの物語として成立していて、前半に張られた伏線的なものが最後にしっかり回収されるので「あれ、これ旅行記だよな?」と何度も表紙を確認してしまった。

・南極から始まり、ページを捲るごとに自分の家へと近づいていくという構成があまりにも見事。読者がページを捲り、本の中の非現実を味わうという体験が、旅先の大地を一歩ずつ踏みしめ非現実の中を進んでいくという体験とリンクし、本を読む自分もまた旅人となる。このコロナ禍で、遠くへ行けなくても、この本を読むことで一時、現実にある非現実の世界へと旅に出ることができるのだ。そして最後には、近所や、自宅まで旅先へと変えてしまう魔法にかけられる。単なる読書以上の体験ができるすごい本。

・私が特に好きなのは、クロハリオという絶滅危惧種の青いツバメの写真を撮るために南アフリカまで行く話だ。しかも、そのツバメが南アフリカのどこにいるのかもわからず、頼りになるのはドキュメンタリー映画のワンシーンだけ。たったそれだけで南アフリカへ行ってしまうのだからすごい。1つの目的のために旅をするという経験をしたことがないので、こんな風にふと行きたくなって飛行機に乗れたらすごく楽しいだろうな。

・そんなわけで今、猛烈に旅行へ行きたい。そうだよ、あたしゃ影響されやすいんだよ。早く収まってくれ〜〜〜〜〜〜〜諸々〜〜〜〜〜〜。


・エジソンとウェディングハウスの電流戦争を描いた映画『エジソンズ・ゲーム』を観た。

・じわじわと面白くなっていくタイプの作品で、最初はずっと電流の仕組みが云々みたいな話ばかりしているので字幕を追いかけるので忙しかったんだけど、15分過ぎた辺りからエジソンとウェディングがバチバチし始めてわかりやすい対決ものの面白さになっていく。なんとなく、TBSの日曜劇場とかでやってそうな、頭が良くて品のある対決だった。

・エジソンはこの戦争に勝つためにかなりいやらしい手を使うようになっていくんだけど、その過程が、知らず知らずのうちに深みにハマっていく感じの舵の切り方で怖かった。1つ自分の中のポリシーを無視したら、その次も……そしてその次も……みたいな。ギャンブルにハマって消費者金融へ手を出すのをを見ているかのようだったな。

・なんか、ずっと画面に集中できないなと思っていたら、暗いシーンが多いからだった。電気を描く作品なので、必然的に夜のシーンとか、暗い物置のシーンとかが多くなっていて、結構集中して観ないと意識が画面の外へ飛んでいってしまいそうだった。単に私の集中力がないだけの話なんだけど。


・いま、「雀魂」を始めようと思ってインストールしたんだけど、ログインが必要なのにびっくりした。麻雀のアプリにメアドを教えたくないんだけど……。

・でも始めた。最初に麻雀の基本ルールを説明してくれているけど、やっぱり麻雀無理かも……。「コーツ」とか「トイツ」とか、覚えられる気がしない。漢字も多いし、数字も多いし……。「順子」とか、人名?





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