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CRANE GAME CHARM 2024/02/22

日記

・一日中霧雨が降り、漫然とした天気の日だった。

・霧雨の日は傘を差す人と差さない人の割合が3:7くらいになる。私は霧雨でも体や服が濡れるのは変わらないから、一応差しておく派だ。「風で散った雨が当たるから差そうが差すまいが大差なし」という考えも理解はできるけど、少なくとも傘の庇護下にある部分の被ダメージ値は下がるじゃんと思う。確固たる意志があって差さないのならそれでいいんだけど……。


・今日からナムコのゲームセンターでSideMのキャンペーンが始まったので、秋葉原の店舗へ行ってきた。上の写真はガラス窓に黛冬優子さんの広告が反射していて、「シャニマスのサポートSRカードみたいだな」と思って撮った。

・キャンペーンはSideMの景品が入ったクレーンゲームに500円投入するごとに、夏に稼働するアイマスのアーケードゲームで使えるカードと限定のクリアカードが貰えるというものだったので、特典ほしさに禁クレーンゲームの誓いを破った。

・無事に特典ゲット。クリアカードの方は花園くんのものが欲しくて数回チャンレジしたものの、手に入らず……。でも、このツアマス用のプロモカードがめちゃくちゃ最高だから問題なし。写真だとわかりにくいけど、キラキラ光る加工が施されていて美しい。


・駅のホームで前に立った人が「FELIX UNIVERSITY」と書かれた服を着ていて、良い大学だなぁと思った。

・「ラーメン大学」とか「豚大学」とか、"大学"と名のつく飲食店を見かけたときに「願書出そうかな」と言うユーモア、ありきたりではあるけど嫌いになれない。


・アルフレッド・ヒッチコックの『鳥』を観た。

・これまでに観たあらゆる映画の中でも一番怖かったかもしれない。私は鳥が苦手なので、「鳥が大挙して襲いかかってくる」というコンセプトだけでもゾッとする。3本に分かれた細くぬらっとした足、どこも注視していない真っ黒なビー玉のような目、くちばしを開いたときに見える薄桃色のヒダ……鳥を構成する要素が尽く気持ち悪く感じられてしまい、眼の前で鳩が不意に飛び立ったりすると声を出してビビリ散らかす。襲い来る敵を「鳥」にしたのは本当にすごい。身近にいるから攻撃されたときの感触を否が応でもリアルに想像できてしまうし、あれだけの数で来られたら抵抗できないのが直感的にわかる。鳴き声も私の不安と絶望を煽って、最悪な気持ちにさせてくれる。

・物語も中盤までは匂わす程度にしか鳥の姿を見せず、街の人間関係とそこから生まれる息苦しさで引っ張り、暖炉から家の中へ大量の鳥がなだれ込むシーンで一気に恐怖のギアを上げるからかっこいい。あのシーンは誇張でなく全身の毛が逆立ったし、画面を観続けるのが辛かった。鳥嫌いにとってあんな地獄は他にない。本格的に鳥を恐怖の象徴として描き出してからは、たった一羽映るだけでも身が縮むようになる。そして、そこまで来ると作品全体に"終末"の色が濃くなってまた面白い。鳥が人々を襲い始めたのに理由や理屈はいらないし、鳥も「人を襲っている」という意識すらないように思う。善人も悪人も、愛鳥家も鳥嫌いも、何の区別もなくただ黒い瞳に反射したものを突いて啄む。つくづく最悪。


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