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るろうに剣心最終章〜The Final〜
およそ1ヶ月前、私は緊急事態宣言が出される前日、映画館に駆け込んだ。
「見ねばならぬ」という一種の使命感に駆られて…
さて、このるろうに剣心シリーズの躍進は今から10年前に遡る。
当時20代前半の佐藤健を主演に据え置き、奇才大友啓史の元スタートを切った。
初主演に佐藤健を迎えたのはある種の賭けだったように思える。
その賭けに見事勝ち、今や日本を代表するアクション映画になったるろうに剣心。
どこかのインタビューで佐藤健はこう答えていた。
「僕のアクションがカッコよくなかったら、俳優辞めます」と。
役者の仕事に優劣はないが、このインタビューを見た時、
私は佐藤健の本気を見た気がした。
彼はあまり感情を外に出すことはないし、
なんでもスマートにこなし、隙がなく、
自分の努力を他人に見せない人のように思える。
そんな彼をここまで言わしめる、るろうに剣心。恐るべき。
今まで多くの作品に出演されているが、佐藤健を語る上でるろうに剣心は絶対に外すことのできない作品である。
そんな、るろうに剣心シリーズも完結を迎える。
今回はThe Finalについての感想をここに記そうと思う。(細かな内容についてはご覧になってない方もおられるかと思うので、
あくまで総評として)
最強にして最大の敵、新田真剣佑演じる雪代縁。
剣心に殺された有村架純扮する姉・巴の仇に燃える男。
今回は一つのポイントに絞って記すことにする。
それは、るろうに剣心を語る上で
最初に話をしなければならないアクションシーンについてだ。
まず驚くべきなのは、主演佐藤健の身体能力である。
1作目から10年という月日を経てもなお洗練された動き。
衰えるどころか凄みを増している。
死にがちな左手や映っていないと気を抜きがちな体の一部。
細部にまでこだわる徹底ぶりは、まるで指1本1本にまで個々の意思があるかのように感ぜられた。
次に新田真剣佑について。
まず注目して欲しいのは、なんといってもあの鍛え抜かれた身体。
あの衣装は真剣佑のための衣装であると思えるほどの縁としての完成度。
そして、列車でのアクションシーンでは呼吸さえ許されないかのような緊張感。
あれを見たら、ゾクゾクするに違いない。そう断言できる。
そして、二人の対戦シーン。
細身の剣心と筋肉の鎧を見にまとう縁。
二人の体格さが作品を盛り上げる。
このシーンは言葉にするのが難しい。見ていただくのが一番わかりやすい。
自分の目で見て感じる他この感覚を味わうことはできない。そう断言しよう。
あまり長くなってしまってもあれなので、また次の機会に。
何はともあれ、見に行って欲しい映画の筆頭株である。
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