見出し画像

起業家はビジネス界のアスリート。ベンチャーキャピタリストとして支援します

こんにちは、デライト・ベンチャーズの加古です。
久しぶりの投稿ですが、今日は私個人の新しいチャレンジについてシェアさせてください。

これまで:IT系マーケから0→1起業支援、起業プログラムの立上げへ

まず、改めて自己紹介をいたしますと、前職まではDeNA、メルカリ、アマゾンなど主にITベンチャーのマーケ・グロース領域でキャリアを積んできました。
そして昨年2021年6月に弊社デライト・ベンチャーズに入社し、主にベンチャー・ビルダー事業という起業支援の事業を中心に起業家のサポートを担当。事業アイデアの企画・検証、また、実際の開発・運営などのプロセスごとに起業家に伴走したり、5ヶ月で事業の企画検証を行うプログラム「ベンチャー・ビルダー チャレンジ」を立ち上げたり、さらにはデライト・ベンチャーズそのもののブランディング・広報活動を行ったりもしてきました。

▼メルペイでの取り組みはこちら

▼起業支援プログラム「ベンチャー・ビルダー チャレンジ」についてはこちらに

スタートアップの成長を支援したい

特にこの1年間は、この人は起業したら成功しそう!と思う方に、「起業しませんか?」「そろそろですか?」「デライトでお手伝いさせてください!」としつこく声をかけまくっていました笑

デライト・ベンチャーズの起業支援プログラムは、本業を持つ社会人が、最初は(本業を退職せずに)副業的に起業準備が進められ、ある程度の可能性が検証できた後に、有期雇用の契約社員として弊社に入社、給与を得ながら5000万円の予算の範囲でプロダクトを開発・運営。
運営のトラクションを持って外部投資家から出資が決まれば、デライトから82%の株式を譲られ独立すると言うものです。起業家にとって、初期のリスクを抑えられる一方で、成功の際の経済的なインセンティブは大きい(手前味噌ながら)非常に優れたプログラムです。

このように起業の0→1を支えるのがベンチャービルダープログラムですが、起業後の事業運営はその後も1→10、10→100のフェーズと続きます。

私自身が1→10、10→100のグロース、マーケティングの経験が多く得意なのもあり、0→1の起業支援の次は、自身の強みを活かして、その先の支援にもチャレンジしたい。起業支援に加えて「起業の後」の資金調達とグロースも含めて長い目でお手伝いをしたい、起業家への支援の手段を広げたいと考え、スタートアップに対して投資をするベンチャーキャピタリストにも挑戦したい、という希望を持つようになりました。

JVCAの研修で、一流のキャピタリストの姿に感銘を受けた

また、キャピタリストに挑戦したいと考えたきっかけとして実はもうひとつ、日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)が開催するベンチャーキャピタリスト研修に参加したことも大きかったです。当初は勉強のために参加したのみでしたが、そこで講師を務められた第一線で活躍されているキャピタリストの方々の姿に強く感銘を受けました。(講師陣のラインナップと講義内容が素晴らしいので、ぜひキャピタリスト初心者は受講を!)

立ち居振る舞いから滲み出るお人柄、目指していること、そしてアグレッシブに日々挑戦なさっている具体的な業務の様子などを伺うにつれ、なるほどキャピタリストというのは、起業家を裏から資金面、心理面その他で支え、未来の社会を作っていく役割なのだ、そういう大きなビジョンを持ってチャレンジしているのだと改めて感じ、その使命感に感化され、私もこの業界で働くならこのような目線で未来を創っていきたい、と。
(特にグローバル・ブレインの立岡さん、インキュベイトファンドの村田さん、ジェネシアベンチャーズの田島さんなどのお話に心が動かされました!)

ベンチャーキャピタリストは未来の産業を創る仕事

というわけで、ベンチャー投資業務にチャレンジしたいと社内で相談し、異動に至ったという経緯になります。

これからチャレンジしたい4つのこと

今後、私がキャピタリストとして具体的にチャレンジしたいことは大きく4つあります。

1. 地球の未来を変えるための投資活動

1つ目は、ディープテック、特にグリーンテック・アグリテック・フードテック等の領域への投資。実は私、かつては京都大学農学部に在学し、トウモロコシの光合成酵素のDNAの研究をしていました。(当研究のその先の夢は、より光合成効率の高い植物の開発でした)が、当時は実験・研究という実務が向いていないと感じ、早々に学部で卒業してしまい、全く関係のない業種へ就職。(大学の研究は、これまでのキャリアには全く役には立ってはいませんでした…。)
ですが、20年のキャリアを経て、親になり、日々の生活の変化を感じる中で、改めてこの領域への投資というかたちでお手伝いができればと考えるようになりました。

というのも、今年は6月からの猛暑で、これはさすがに地球全体がヤバイのでは…と感じるようになったためです。以前は脱炭素というテーマもあまり自分ごととして捉えられていなかったのですが、2人の子供の母になり、この異常気象を体感するなかで、どうやら地球が長い年月をかけて蓄えた石炭・石油をこの100年で燃やし続け、地球がどんどん暑くなっている、一体我が子が生きていく未来は大丈夫なのか、いやこのままだとダメだよね、と心の底から感じるようになったのです。

脱炭素は地球全体で取り組むべき大きな課題

「宇宙船地球号」という言葉がありましたが、この地球は1つの運命共同体です。これまでの歴史の延長上で何も考えずにそのまま暮らしていくと、遅かれ早かれ食べ物、エネルギー、異常気象などの問題がますます大きくなっていくでしょう。これらを解決する様々なスタートアップを支援していきたいと考えています。
現時点での私のこの領域への知見は十分でないものの、地球の未来を一歩前進させるために、小さくても一助になれたらなと。

おりしも、脱炭素を推進するGX担当相(グリーントランスフォーメーション実行推進担当大臣)を新設すると言うニュースもあり、今後ますますこの領域への国を挙げての投資もあるはずですし、時間のかかる領域ではありますが、長い目で注力したいと考えています。

2. 生活者として理解の深い領域に対する投資活動

母として、生活者として、課題の解決を支援したい

もう1つ取り組みたいのは、母として、女性として、生活者として課題感を持つ領域、たとえばtoC向けのヘルスケア、フィンテック、教育、子育て、フェムテック等への投資です。
日々の生活の中には、まだまだたくさんの課題があり、悪戦苦闘している人がいるというのに、妊娠、出産、子育て、家事、家計管理、介護など個々人の事情による違いが大きいこともあり、事業による解決が行き届いていない領域が多いと感じています。
とはいえ、実は「なるほど、そういう解決方法があったのか」「確かにその課題、あるあるだわ」と気づくような課題とその解決方法もまだまだ埋もれているはず。生活がより豊かに、私たちみんなが自分らしく、幸せに生きていけるための支援となるスタートアップを、心から応援したいと感じています。

3. 事業のグロースに挑戦し、失敗し、成功もしたマーケターとしての支援

これまで、一社員としてではありますが、マーケターとして様々な事業の成長にチャレンジしてきました。
メルペイでは立上げ前から立上げ直後に大型キャンペーンで急成長を目指し、アマゾンではAmazon Payの加盟店開拓のため、イベントやMAを使った地道なマーケを。

DeNAでは、子育てキュレーションサイトを立ち上げ、SEOメディアの拡大と失敗、ヘルスケアメディアKenCoMでの個々人の健康診断の情報とヘルスケア記事コンテンツを連携した仕組みづくり、多数の新規ゲームアプリのUXリサーチ、Yahoo!モバゲーでの半年で500万人の顧客獲得など。
さらにその前の船井総研では、地方の中小店舗のホームページやチラシ・カタログ制作、店舗の品揃えや商品配置…泥臭い現場のお仕事をたくさんやらせていただきました。

もちろん順風満帆だったわけでは全くなく、いつも不器用でたくさんの遠回りしながら、大きな失敗もしながら、なんとか結果を目指して全力で走ってきました。

当時は、いつも心の半分ではこんなことやりたくない!と思いながら、必死に改善をし、未来を見つめて走ってきました。あんなに苦しいのに、事業が好きなのです。

「running with mud」って検索したら、すごい写真を発見しました笑

シード・アーリーステージのスタートアップには、まだまだ人も少なく、全員がプレイヤーで、きっと泥臭い実務に時間を取られることも多くあると思います。大型調達をしての急成長期には、組織と仕組みが追いつかずに失敗をしてしまうこともあるでしょう。
それでも、どうしてもやりたいことがあるから、全力でPDCAを回しながら走る。

そんな起業家の方の傍らで私も全力で走りたい、特に事業のグロース視点で何をすべきか、どこに投資をすべきか、その観点でお手伝いができれば、そんなふうに考えています。

4. DeNA・メルカリ・Amazonなど過去の同僚の起業家・スタートアップへの支援

合わせて、これまでの私の同僚の方々のチャレンジに際してはぜひ支援させていただきたい、と思っています。
私個人は転職も多かったですが、入社したどの会社も素晴らしく、優秀な仲間に恵まれたことは私の自慢のひとつです。

今後、私の直接のお知り合いの方々からの資金調達のご相談・ご紹介はもちろん、私がかつて在籍した会社にいらっしゃる方・ご出身の方からのご相談・ご紹介はすべてお受けさせていただきます!

もちろんファンドの投資方針があるため、全ての会社に出資させていただけるわけではないですが、まずはお話をお聞きしつつ、少しでもお役に立てるように私なりのご提案をさせていただければと思いますので、ぜひお声がけいただければ幸いです。

ご連絡は、TwitterDMもしくはFacebookメッセンジャーにてご連絡いただければと思います!

スタートアップ起業家はアスリート

起業家はビジネスにおけるアスリート

最後に、これは私個人の考えですが、高い成長を目指す起業家・スタートアップは、ビジネスにおけるアスリートのようなものだと私は考えています。立ち止まることを考えていない、より高く、より速く、その先の未来を切り開く人たち。その挑戦は尊い。
私自身がバリバリ体育会系アスリート(陸上競技・走り高跳び)だったこともあり笑、そんなアスリートな心持ち、挑戦者の皆様を支援する役目を担えたらと思っています。

▼アスリートとしての過去の挫折に向き合った話。超個人的なオリンピック観戦記です。

ご連絡・ご紹介ください!

以上、長くなりましたが、私個人の所信表明でした。少しでも弊社、また加古個人にご興味を持ってくださった起業家の方はぜひお声がけいただけると嬉しいです。また私が支援したそうなスタートアップをご存知の方は、ぜひご紹介いただければ嬉しいです。
TwitterDMもしくはFacebookメッセンジャーにてお願いします!

加古です、お声がけお待ちしています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?