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京大卒→ベンチャー企業の中川さんが考える「後悔しない就活」とは


京都大学工学部工業化学科を卒業し、レバレジーズ株式会社新卒1年目の中川かれんさんにインタビューをしました。

学部の95%の人が院進を選択する中、ベンチャー企業に就職することを決めたかれんさん。

やりたいことが分からず、一旦就活から離れて、就活以外のことに触れていたら、そのことが就活と繋がっていた」と話します。

たくさん悩み、迷ったかれんさんだからこそ話せる「後悔しない就活にするには?」について迫っていきたいと思います。

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【中川かれんさん】京都大学工学部工業化学科卒業。レバレジーズ株式会社新卒1年目。大学在学中、サークルの立ち上げ、カナダ留学を経験。


大学時代の話


かこまる 京大出身かつベンチャー企業に就職。興味しか湧かないです。大学時代はどんなことをしていたんですか?


かれんさん 大学時代は、大学という猶予を使って好きなことをしていました。お料理サークルを立ち上げたり、休学してカナダに半年間留学をしたり、家庭教師や飲食店でのアルバイトをしたり、ずっと続けていたクラシックバレエをやり続けたりしていました。


かこまる かっこいいです!!


就活の話


かれんさん あと、大学では化学を専攻していたんですが、1年生の時には「もう化学は向いてないし、今後も好きになれないな」と思い、2年生の時には院進しないと決めて、就活を始めました。

95%の人が院進する学科だったので、周りからは「何考えているの?」と反対されたけれど、「私は就活するんだ!」と言っていました。


かこまる そうだったんですね!すごい決断力。

就活はどのように進めていたんですか?


かれんさん 就活をはじめたきっかけは、友達に誘われて就活イベントに行ったことです。普段知らない企業の裏側の話が聞けたので、初めは就活が楽しかったです。

2年生は就活イベントに行ったりして、3年生から選考を受け始めました。その時は、ベンチャー企業の選考を受けたりしていました。

でも、その時に、人事の方から「面接でロジカルシンキングできないのはクソだ!」みたいに言われた出来事があって。


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私は接する人から影響を受けやすかったから、違和感を感じたり、「一緒に働きたくない」と思ったりしたら、その会社も事業内容も嫌に思ってしまって、ベンチャー企業は受けるのはやめました。

その後は、みんなが受けているからという理由で外コンを受け始めました。そこでは「感情がない人が多いな」と感じて、自分には合わないと思って、外コンも受けるのもやめました。

もう「どこが向いているかわからない!」ってなって、エンカレッジ(就活支援団体)の先輩メンターに相談したら、「いろんな企業を受けてみるべき」と言われたので、とりあえず、大手メーカーを受けてみました。

そしたら、人はいいなと思ったんだけど、選考が進んでも嬉しくなくて、「なんでだろう?」って考えた時、「社会人としての時間をこの事業に費やしていいのか?」と事業内容に納得できなかったんです。


「もう、どこも行く場所ないじゃん!」と思って、いったん就活をやめました。


就活から離れて学んだ“好きなこと=仕事”にすること


かこまる えー!

その後は何をしていったんですか?


かれんさん 留学に行きました。何もしなかったら状況は変わらないから、大学時代で何か身につけるべきと考えて、カナダのトロントに留学に行くことを決めました。ビジネス英会話を学びに語学学校に通いながら、クラシックバレエも続けていました。

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かこまる なるほど。一旦就活から離れたんですね。


かれんさん そう。そこでは「なにか就活のヒントを得なきゃ!」と思っていたので、とにかく、いろんな国のいろんな年齢の人の働き方を知るために働いている方に話を聞きに行きました

そこで影響力が大きかった出会いは、語学学校に日本人の英語の先生との出会いでした。

その方は、商社を辞めて、カナダで先生をしていて、「これは話を聞くべきだ!」と思って、家に押しかけて話を聞きに行きました(笑)


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かこまる すごい行動力ですね…!


かれんさん 話を聞いてみると、その方は「商社が就活市場でトップだし、みんなからかっこいいと言われるから」という理由で、商社を選んだら、入った時のギャップがすごくて、うつ病になってしまって。

お金が貯まっていたからお金抜きで、“やりたいこと・好きなこと”を考え直してみたら、“カナダで先生をやること”にいきついて、働いてみたら、

「楽しいいい!!!!!!!!!!」

となった。


これを聞いて、「好きなこと=仕事が大事で、好きなことnearly仕事じゃだめなんだな」と思ったんだよね。

というのも、自分の就活で食品メーカーを受けた時、

好きなのは食品なんだけど、実際の仕事内容は食品の営業で、これは好きなことではない

と思ったの。

そこで改めて考え直した結果、

自分が好きなことは、直接的に人に貢献することで、それを=仕事にすること

そして今までの経験を踏まえて、大前提として、人が合う、一緒に働く人の思考性が合って、居心地がいい環境で働くことが最適解ではないか?と考えるようになりました。


かこまる なるほど~。たくさんの人と話していった結果、自分の好きなことや軸が磨かれていったんですね。


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かれんさん そう!そこからは、11月にボスキャリ(アメリカで行われる留学生向けの会社説明会)に行って、実は留学前にレバレジーズのサマーインターンは参加してたんだけど、たまたまレバレジーズのブースでサマーインターンでお世話になった人事の方と会って、「かれんちゃん!」と覚えててくれたのと、「みんなで一緒にディナー行こう!」と誘ってもらえたの。


かこまる え~!とても運命的ですね(笑)


かれんさん そして、そのときに、執行役員の方もいらっしゃったから、「就活に迷ってカナダに来たんです…」と相談して、話をしていく中で、

ベンチャーを毛嫌いしてたけど、レバレジーズの考えと自分の考えがマッチしていることが分かったし、サマーインターンの選考で関わった人たちも、自分の考えと合っていたなと思ったし、事業内容も直接的に人に貢献できるなと思い、「選考受けさせてください!」とお願いして、最終面接を受けて、レバレジーズに決めたという感じです。 

かこまる へ~!!カナダ留学、語学学校の先生との出会い、レバレジーズとの再会…点と点が線で繋がった感じがします!


かれんさん “就活以外のことに触れていたら、就活と繋がっていた”

ということはたくさんあると思う!そして、いろんな人と話していたことで、自分の軸ができていったかな。


やりたいことを見つけるには、社会人と話して“視野を広げる”


かこまる ご自身の就活を振り返ってみてどうですか?


かれんさん やりたいことをもっと早く見つけられたらよかったのかなと思います。そのためには何が必要かというと、いろんな人の話を聞いて、浅く広く見てみること

やりたいことが見つからないのは、自分が知らないだけだったりするから、興味あるものだけでなく、全部一通り見たり、聞いたりするべき。


かこまる 今までインタビューしてきた方たちも共通して「社会人とたくさん話すべき」っておしゃっていました!


かれんさん やっぱりそうだよね!

私自身、「ベンチャーしかみない」「外コンしか見ない」「大手メーカーしか見ない」という風に視野が狭い就活をしてしまっていた分、いろんな人の話を聞いて、広く浅く見てみると就活の世界は広いし、自分の気づいていないところに、自分が欲しいと思うものが合ったりするなって思いました。


かこまる なるほど~。最後に就活生にメッセージをお願いします!


かれんさん 人は人、自分は自分で、それぞれのやり方があるし、就活には正解はないから、流されないことが大事です。

私の周りでは、ネームバリューや給料にひっぱられた就活をしてた人ほど、1年働いて、もう辞めたいとなっています。再就職のほうが大変だから、就活という機会を使って、とことん自分と向き合ってください。


かこまる 今までの話を聞いて、かれんさんは自分の感情に素直な方なんだな~と思いました!!インタビューご協力ありがとうございました!




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