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【乳児湿疹①】生後2・3か月の肌トラブルあれこれ

わが娘、1か月検診では先生に褒められるほどツルツルお肌だったのに、2か月ごろから雲行きが怪しくなってきたので、現在進行形ですがその記録です。


はじめに

子育てすべてに言えることですが、今回書くことはあくまで一例です。
肌質は人それぞれ、病院の先生の方針も人それぞれ。n=1。
この記事はこういう例もあるんだという参考程度に見ていただいて、もしお子さんが肌トラブルを起こしているようであれば、かならず病院で診察を受けてその指示に従うのがベストです。
当たり前のことではありますが一応・・・

これまでのお肌のケア

まず、私自身がアトピー持ち&超乾燥肌なので、高校生ぐらいまではわりと恒常的に肌トラブルを起こしていました。
物心ついたときから首やひじの内側はあせもで荒れており、軟膏薬は友達。
肌質も遺伝的要素が多そうですが、なんとか娘にはできるだけトラブルのない肌で居てほしいと、試行錯誤しています。

「赤子の肌はとにかく保湿!しっかり保湿!」という情報だけは妊娠中に把握していたので、出産後の入院期間中から、ピジョンのローションと泡タイプの洗浄剤を使っていました。薬局でもよく見るやつ。

沐浴のときは全身を泡でしっかり洗い、湯上りはすぐに全身にローションをたっぷり塗って、特にトラブルもなく過ごしていました。
現在はもう使用していないのですが、わりとさっぱりめな仕上がりだったので、今思うと我が子にはすこし潤いが足りなかったかもしれません。乾燥肌じゃない子は使いやすくていいのかも。

肌質の変化

生後2か月に入ったころから急に乾燥肌に移行したようで、これまではなかったいろいろな症状が出始めました。

  • 赤みが出る(首、股間、お腹、脚)

  • 赤みに加えて、まだら模様みたいになる(お腹、脚)

  • サメ肌みたいにザラザラする(お腹)

  • 乾燥して粉をふく(頭皮、こめかみ、あごの下、肩)

  • 膿みたいなのが出て、赤くなったりジュクジュクしている(ひじ・ひざの内側)

  • フケがうろこ状になり、ぽろぽろ髪につく(頭皮)

どうやら一口に赤ちゃんとは言っても、月齢によってかなり肌質の変化があるらしい。

生後1ヶ月頃は、思春期のニキビのできやすい頃と同じくらい脂っぽい状態。2~3ヶ月頃からは急激に減り始め、5~6ヶ月頃からは、人生でもっともカサカサする時期に入ります。

スキナベーブ公式サイト:https://www.babycare-net.com/skincare/month/

ただ色々調べても、「乳児湿疹はよくあることで、とにかく清潔にすることと保湿が肝心」ということしか分からず、受診の目安はどんなもんなんだろう…?よくあることなら、どの程度で病院いけばいいのか分からないな…と迷っていました。
だけど、迷ったらとっとと行け!子どものために行け!空振りでもいいから!とあの時の自分に伝えたいです。

結局お風呂では泡で全身しっかり洗って、自己流の保湿を2週間ほど継続しましたが、改善の兆しがないので病院に行くことに。

とりあえず小児科へ

小児科と皮膚科どちらに行くか迷ったのですが、皮膚以外の病気が潜んでいないかとか、まずは総合的な身体の状態を見てもらうのがいいのかな、ということで、とりあえず予防接種でお世話になった小児科で相談してみることにしました。

先生が娘の肌を見るなり「あら!ずいぶん真っ赤だねえ…」と言ったとき、もっと早く来るべきだったな、と、受診するか迷っていた自分を恥じました。
もちろん乳児湿疹はよくあることですが、よくあるからといって病院に行かなくて良いわけではない。
このぐらいなら平気かな?と高を括らずに、早めに医療の力を借りて、娘がつらくないようにしてあげなければいけない。
言葉には出せないけど、きっとかゆくて痛かったよね。ごめんね。

背中以外は何かしらのトラブルがある状態なので、先生は全身にステロイドを使用することを迷っているようでした。
いったん、保湿剤のヒルドイドローションで様子を見て、それ以上は皮膚科に行ったほうがいいとのことで、ピジョンのローションと石鹸はとりあえずナシに。

ヒルドイドローション

固形石鹸に変えてみたら?とのアドバイスも受け、敏感肌といえばということでミノンの石鹸にしてみました。
これも今は使用頻度が低いのですが(詳しくは後述)、固形石鹸で改善する例もちらほらあるみたいなので、肌質が合えば大人にもオススメです。ふつうの石鹸と薬用石鹸があるみたい。

皮膚科でのアドバイス

3日間でヒルドイドローションを使い切り、お肌のザラザラ感がなんとなく無くなってきて一安心。
ただすべてが改善したわけではないのと、アトピー由来の可能性もあるので、週が明けて迷わず皮膚科に行きました。

そして皮膚科の先生からのアドバイス。
総合すると「この子には、洗いすぎないケアをすること」
(※はじめにも書きましたが、以下の方法はあくまで一例で、我が子の場合です!参考までに!)

1.お風呂は2~3日に1回でいい

これを聞いたとき「えっ!?」ってなった。「もし抵抗あるようなら2日に1回でいいよ」とも言われましたが、それでも1日おき…夏なのに…
というのも、お湯に当てれば当てるだけ肌が炎症を起こしやすくなる、とのこと。大人のスキンケアでも「洗いすぎない」「こすらない」「熱いシャワーで洗わない」みたいなのをたまに見ますが、赤ちゃんも同じなのかも。
新生児の頃から「赤ちゃんは汗っかきで新陳代謝が活発なので、沐浴/お風呂は毎日!」と言われていたので、その固定観念がひっくり返るようでびっくり。
初めは赤ちゃんをお風呂に入れないのは少し罪悪感がありましたが、今は1日おきにお風呂に入れるようにして改善したように思います。

2.石鹸もシャンプーも使わず、全部湯洗いでいい

これも同じ理由。ゴシゴシしていなくても、石鹸自体がやはり肌の油分を落とすものだから、我が子の場合洗いすぎだったようです。
においが気になるとかでなければ、本来石鹸は子どもがわりと大きくなるまで必ず使う必要性はない、というのが先生の意見でした。
今は髪の毛も湯シャン状態にして、脂っぽさやにおいが気になるときだけ、優しく固形石鹸で洗うようにしています。

3.湯船は浸からなくていい

これも同じですね。
ただお風呂に入るという行為にはいずれ慣れてほしいので、今後どのタイミングでどうやってお風呂に入れるか、そこは検討中。
もし垢が気になるときはそこだけぬるま湯で流すか、濡れたガーゼで優しく拭くといいよと言われました。
ただ結局ガーゼで摩擦を起こすのはよくないんじゃ?というのと、特に皮膚が重なっている首のにおいが気になるので、気になるときはふつうにシャワーして石鹸を使ったほうがいいかな…とも思います。
このへんは悩ましい。

あとは全身用の保湿剤としてプロペト(純度の高いワセリン)、炎症部分用としてプロペトとステロイドを混ぜた軟膏を処方してもらいました。
ステロイドは不安視する声もあるようですが、先生いわく「火事になっている家を傍観して水をかけないようなもんだから、適切な薬を使って炎症はすぐに抑えたほうがいい」とのこと。確かに。
小児科でもらったヒルドイドも、使いやすい薬ではありますが万能ではないので、赤ちゃんであっても皮膚のことは皮膚科に来てねと言われました。

ケアを続けてみたその後

アトピーかどうかは結局わからないのですが(今は診断すべき時ではなかったのかな)、上記のケアと薬がわが子には合っていたみたいで、1週間ほどでつるりとしたお肌になりました。
ただ、日によっては赤みが出ることもあることと、フケがまだ収まっていないこと、また一度うんちをしたときに赤いプツプツのおむつかぶれが出たときがありました。
このへんはまた経過をみて皮膚科に行って、有益そうな情報があれば記事にしたいと思います。

娘の様子をよく観察し、うまく付き合っていきながら、トラブルの少ない肌を目指していきます。
これから成長にともなってまた肌質が変わったり、アップデートすべきこともあるでしょうから、なにか変化があれば追記したいと思います。

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