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5時起きビュッフェの末路

友だちが誘ってくれて、ホテルのモーニングビュッフェに行った。なんか話題のとこらしい。ドラクエのごとく後ろを歩いていたら到着していたのでホテルの名前も概要もわからないけど、最寄りの駅の名前が変でウケた。ていうかドラクエのごとくって、ドラクエの仲間は歩いてたら勝手に魔王城に着いてるわけじゃないので失礼な言い方だよなぁ。この言い回しよくあるから使ってみたけど全然違う。わたしは親鳥についていく雛のごとく、友達にぴーぴーと話しかけていたら、なんか綺麗なビュッフェに着いていた。

開店10分後に到着したのにもう半分は席が埋まって賑わっていた。「ご宿泊の方ですか?」と聞かれて違います、と言う。なんか恥ずかしさを感じる。ミッキーマウスのプリントされたカジュアルシャツでトングを持つ婦人、あの人はここに泊まって寝起きのその足で朝食ビュッフェに立っているんだ。。と思う。

7時からこんな量の食事を用意して並べるって、シェフやウエイトレスは何時起き何時出勤なんだろ。清潔感ある髪型をして、空いた皿を会釈しながら下げて。通勤は電車なのかな、車かな。3時起きで5時に出勤してウインナーやらライスコロッケやらを調理したのかな。それとも、ホテルだし夜に来て泊まって用意できる従業員用の部屋とかあったりするのか?それはないかな?四千円ほど払えば他の誰かが働いてくれて、一時的にリッチな気分を味わえるんだもんな。わたしの生まれた時代ってなんか、なんか。。。と嬉しいような、嬉しくないような気持ちになる。

最近よく近所でオナガという鳥を見かける。カラスと種目が同じだったかなんかで、鳴き声はわりとけたたましいんだけど、しっぽの方がくすんだ青色に見え、その特徴的な長い尾も魅力的で、見つけるたびに幸せの青い鳥を連想する。この鳥たちも周囲の環境が変わって、張り巡らされた電線やガラスの壁で危険な目にあったり、その逆に人間の近くで天敵に晒されず、森で暮らすより長生きをしていたり、この時代を生きている。でも彼らは今しか知らない。一方わたしは紀元前に人間がどんなくらしをしていたか学んだので、サーティワン食べたいな〜とかサイゼリヤ行きたいな〜とか思うたびにこわくなっちゃう。人間が思うままに世界を回してたら、貨幣制度が、資本主義が、法治国家が、、、!

人数が多いことは良いことなのか分からなくなる。優しい人以外は淘汰されて、人はどんどん優しくなってるらしい。違う国の人の感覚、理解できなくて不安だから理解したい。外国の映画、なんで男女が見つめ合うだけでベッドインすることがよくあるの???

ビュッフェは食べまくり、あすけんは朝食だけで2200キロカロリーを超え、でも、結局その日お腹いっぱいすぎて昼ごはんを抜いたので2500キロカロリーほどで抑えられ、そんなもんかぁ、と拍子抜けした。1番おいしかったものを書いとこう。んんーーーー、クロワッサン、フレンチトースト、ポークソテー、メロンパン、エッグベネディクト。。。なんか、あすけん見ながら思い出してたらもっと食べたかったな、という気持ちになってきたので、また行きたいなと思います。友だち、いろんなことに誘ってほしい。ありがとう、友だち。最高だよ、友だち。



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