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シーバスの釣り堀がほしい

大きいのが釣れると、1匹3000円くらい支払うシステムなので、緊張しました

イワナの釣り堀で
1時間観察してきました

観察という言葉は

0匹釣れた場合の
便利な言い換えです


エサにイワナは近づくけど

直前にターンしたり、横にそれたりしてた

そして
急に引っ張るなどして、針から落ちた途端

群がって食べる様子を観察できた


エサで針が隠れるようにセットしたのに

イワナは
水中に浮いてるエサを

重力の不自然さで区別したのだろうか?


いや、ボトムに落とした状態でも
針がある限り、魚は直前で引き返した

残る可能性は
「糸が見えてること」以外にない気がする

ヤマメ、ニジマスの釣り堀でも
この動きは共通だった

なので、少なくともマスは
糸が見えていることが確定……でイイと思う


この釣り堀は
竿や糸の持ち込み禁止なので

いかに糸に気づかせないか
だけ工夫してみた

テンション0のフォールだと
早くボトムに着きすぎるので

ややテンションを保ったフォール

その後
エサが落ちないように、ゆっくり上げる

を繰り返すのが良さそうだった


エサがボトムに着いた後は

竿先を水の中に入れちゃう
という釣りも、初めてしてみた

完全にテンションが0になり
糸がキラキラ見えにくくなる効果があるのかもしれない


練りエサの付け方もコツがありそうで

針の周りのはカッチカチに固定して
その周りをふわふわで囲むと

ふわふわ部分が崩れて
撒き餌代わりになってくれた


マスは敏感な魚で
なかなか食べてくれないイメージがあったけど

釣り堀のお客さんが多すぎて
すれてるのか
合わせにミスったエサで、お腹いっぱいなのか

確かにぜんぜん食べない


そういう時、ルアーなら
スローに丁寧に動かすか

激しく動かして、反射で食わせるか

の2択をよく聞くけど

練りエサの場合
激しく動かすことはできない

スローで動かすのも
練りエサが動くこと自体が不自然なので

マスは逆に遠ざかった


残る手段が
撒き餌で興奮させて

ドサクサに紛れて釣る

これは効果あって、アタリまでは行けた


サビキ釣りも
入れ食いのときは、撒き餌なしでも釣れるけど

フツーは
撒き餌をやめた途端
まったく釣れなくなるほど、極端に分かれる釣りだった

防波堤で
チャポンって撒き餌を落としてる
たぶんクロダイ釣りの人が、時々いて

エサ釣りなのに
撒き餌も必要という釣りをやったことがないので

感覚が分からなかったけど
このマスの釣り堀で理解できた

撒き餌での混乱なしでは
食べようとしない、足切りのある釣りなのね


釣り堀のメリットは
透明度が高いことだとも気づけた

手取のコイ釣り堀は
水中がまったく見えないので

川の釣り場と、感覚の違いがない

魚がいるのに釣れない
と確定させるガッカリ効果はあるけど

じゃあ、どうやったら釣れるのか
を、釣りながら試行錯誤できる情報が足りない


イワナの透明な釣り堀のおかげで
いろんな情報を知れた

水中でエサはどうなってるのか

魚はどの程度まで
エサに近づいてるものなのか

エサから興味をなくすときに
どんなふうに泳ぎ
どれくらいの距離まで離れてくのか

興味をなくすタイミング、きっかけは何か

1度興味をなくした個体が
再び近づいてくることはあるのか


マスとシーバスの習性は違うだろうけど
似た部分もあると思う

経験上
シーバスをフッキングし損ねたら

1回は再び食ってくるけど、2回はなかった

これは回遊型だからかもしれず
居付き型は、何回でも食ってくるのかもしれない


釣れない時には
魚がいないんじゃ……?

ってまず考えてしまうけど

何十匹も魚がいる釣り堀でも
食い気のある個体は2匹くらいしかいなかったし

たぶん、川や海でも
魚のストックは充分にいて

ほとんどが、食い気がないのだと思う

それをどうやって食わすか?

撒き餌のできないルアー釣りで……


少なくとも
同じ動きをさせた練りエサに

同じ魚たちが突然興味を持って
食べてくることは、1時間に1回もなかった

これが再現性ある習性だとすると

同じルアーに、同じ動き方をさせても
1投目にスルーした魚は
2投目もスルーするはず

ただ、ルアーは練りエサと違って
毎回、完全に同じ動きではないから

魚の好みそうな動きに
意図的に変えてみたり、テクニック不足で偶然変わることが

確率を上げるコツなのだと思う


魚の活性度が低い時ほど
じっくりエサを見せろ

というノウハウを読んだことあるけど

今回の釣り堀では
じっくり見せるほど、糸もじっくり見られるみたいで

何の成果も得られませんでした!

でも、シーバスの場合は
どんな色のラインでも釣れるらしいし
糸を見てるとは思えない、とも読んだことがある


なので、狂鱗とかのリアルなルアーを
じっくり見せて

限界の低速度リトリーブで勝負しても
良いと思う

だって低活性時は、少なくとも
激しく動かしたら、釣れる可能性はゼロなんでしょう……?

ただ、シンペンは昼だと見切られるので
夜専用とも読んだことがあり

なぜシンペンは、じっくり見せてはいけないのか
よく分かってない……


マスとシーバスよりは

ブラックバスとシーバスのほうが
習性が近いだろうから

ブラックバスの釣り堀で
実験すれば良いのだろうけど

手取の施設は、透明度がやや低くて
近くの水中は見えても

遠くのヒットするあたりの
水中は見えなかった


FF15みたいに
魚のシルエットが見えてれば

あっ、近づいてきてる……

ああ……早く動かしすぎて追ってこなかった……

みたいな反省がしやすいのだけど

倍の価格になってもイイから

魚にタグを埋め込むとかで
見える化できないものかなー

全員共有の魚探画面を見せるとか


シーバスの釣り堀は見たことないけど

すっごい透明な砂浜と
テトラが隣り合ったポイントで

テトラの隙間から
チェイスしてきた個体を見たことならある

見えてるシーバスを誘う
というシチュエーションは、それが初で
超楽しかった


シーバス釣りの記事を書いてる人は
太平洋側の港湾がホーム

かつ、夜というケースが多そうだけど

私に適した釣り方は
また別みたい……


過疎の日本海の朝
透明な水を泳ぐシーバスは、美しかったし

一瞬で2mくらい移動するのも見れて

相当はやくルアーを引いても
追ってくる魚なんだって

目で納得できた

ここは、ある意味
天然のシーバス釣り堀なのかもしれない


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