魔法の文通

赤塚高仁・山元加津子 「魔法の文通」モナ森出版 続編

魔法の文通

赤塚高仁・山元加津子 「魔法の文通」モナ森出版 続編

最近の記事

119 聖書のこと 赤塚さんへ

赤塚さん そろそろ今年5回目のイスラエルに出発される頃でしょうか? 伊勢神宮へみなさんといらっしゃって、そしてすぐにイスラエルへ。 神様は本当に赤塚さんを愛しておられて、赤塚さんもそれに応えるように、そして湧き上がるようにそうしたくて、動いておられるのだなあと思ったりしています。 モナの森の私たちのイスラエルの同窓会、本当に楽しかったですね。赤塚さんが書いておられた通り、「忘れられない仲間たちと過ごした宝石のような時間こそ最高の思い出であり財産」だと、時間が経った今も感じて

    • 118 「何のために生きるのか」の前に考えること かっこちゃんへ

         かっこちゃん、あのヨルダン~イスラエルの旅 ふらふらになりながらペトラ遺跡を歩いたり、国境が封鎖されて、別の場所からイスラエルに入国するためにエジプト近く紅海まで南下したことなど、忘れられない出来事ばかり・・・  死海の石鹸、ナツメヤシの実、ローマングラス、ダビデの星のペンダント・・・様々なお土産・・・でも何よりも、忘れられない仲間たちと過ごした宝石のような時間こそ最高の思い出であり財産です。  どこにいくかはもちろん大事、でも、誰と行くかはもっと大切。 「旅に出て、

      • 117 甦りのこと 赤塚さんへ

        赤塚さんお手紙ありがとう。 びっくりしました。 ビールを飲むは、「ツカレナオース」ビールのことは「アサヒ」乾杯!は、「ショートツ!」っていうのですね。ニコニコしちゃいます。素敵です。 前の会の時に、かっこちゃんもいつか行こうって書いてくださっていました。私もぜったい行ってみたいと思いました。どうか連れて行ってくださいね。 きっと疲れなおすと言いながら、ベリリュー島のみなさんとも一緒に乾杯を先人のみなさんがされたのですね。 赤塚さんはどんどん続く旅の中で、それを日常に思っ

        • 116 忘却は流浪を長引かせる かっこちゃんへ

           かっこちゃん、お便りありがとう。 東京講演~成田~台北~パラオ~台北~成田~羽田~鹿児島~知覧~鹿児島~羽田~札幌~我が家で一泊~伊勢神宮案内・・・2週間ぶりに津に帰ってきました。 でも、明後日から東京~茨城県日立市~東京~そして、小松だ。  もういったい自分がどこにいるのかわからなくなる時もあるけど、30年以上こうやって走り続けてきました。  まるで泳ぎ続けていないと死んでしまう魚みたいだ。 「赤塚さん、大変ですね。疲れませんか」って聞く人があるけど、 とんでもない、僕

          115 私も憤っています。悲しくてやるせないよ。 赤塚さんへ

          赤塚さんお返事ありがとうございます。 赤塚さん、私も憤っています。悲しくてやるせないのです。 まさに赤塚さんが書いておられた「いや、それだけでなく何かわからないけど、憤りが澱のように積もってゆく」そんな感じです。 赤塚さん、イスラエルに行ったときに見た広場のピアノは私も忘れることがありません。 そして、人質を返してもらうために、国民を守ることは当たり前のことだとイスラエルが叫ぶように戦いを続けている様子を知って、国民は、自分が何かあればきっと国が助けてくれると信じるし、国も

          115 私も憤っています。悲しくてやるせないよ。 赤塚さんへ

          114 怒りは何も解決しない~バイバイMCサクセション かっこちゃんへ

           かっこちゃん、「考える」ということが人間である唯一の証しだと僕は考えています。 だから僕は考えます。考え続けます。かっこちゃんとのこの文通は考えるためのとても大切な対話です。ありがとう。かっこちゃん。 2023年10月7日にイスラエルで起きた、テロ集団ハマスによるユダヤ人の虐殺事件。その数1200人。そして250人の拉致。あの日から一年経っても120人以上の人質が帰ってこない。  ガザの地下には400キロにも及ぶトンネルがあり、拉致されたユダヤ人がどこにいるのか、もはやわ

          114 怒りは何も解決しない~バイバイMCサクセション かっこちゃんへ

          113 考えなくちゃね、私。 赤塚さんへ

          赤塚さん、私にとって、こんなにも大切な文通を、同じく大切と言ってくださって、本当にありがとうございます。 赤塚さんがおっしゃる通り、文通を通して、私は考えることができるのが本当にうれしく大切でなりません。 多くの人がそう言うから、テレビがそう言うから、常識がそうだからということで、たくさんの方の思いがそちらへ流れてしまう。 私自身もそういうことはあるけど、でもそのとき、考えると言うことは終わってしまう。 たとえば聖書の理解も、お経の理解も、なにもかもがそうですね。そう思ってし

          113 考えなくちゃね、私。 赤塚さんへ

          112 もうひとつのイスラエルの旅 かっこちゃんへ

           かっこちゃん、お便りありがとう。 今、中部空港で北海道に向かう飛行機の出発を待ちながら書いています。 家を出る前にTVのニュースで、テルアビブにイランから数百発のミサイル攻撃があったと報道されていました。 ほんの少し前に過ごしていた町の夜空にたくさんの光の帯。  ほとんどが迎撃されたけど、着弾したものもあったみたいだね。 よく聞いてみると、負傷者が2名だって。 イランが攻撃したのは、イスラエルの方が悪いからだという言い方は相変わらずだし。 ヒズボラやハマスといった酷いテロ

          112 もうひとつのイスラエルの旅 かっこちゃんへ

          111  少しの無駄もない旅でしたね 赤塚さんへ

           赤塚さん、あっという間に10月ですね。今年は1月1日に大きな地震が能登であったこともあって、いっそう時間が経つのが早い気がします。 本当に大切な旅でしたね。たったひとつの無駄もない旅でした。 赤塚さんがイスラエルに残られて、私たちは帰途でヨルダンに行ったとき、バスの中でかずっちが声をあげたのです。「あっ!もげた」って。 赤塚さん何がもげたと思いますか? なんと、バスのギアを変える棒?が途中でポキンと折れたのです。でも私は、なんということでしょう。かずっちはおおげさだなあっ

          111  少しの無駄もない旅でしたね 赤塚さんへ

          特別編 2012年アメリカでの講演、日本語と英語 

          2012年、サンフランシスコでの講演会 私(kakko)がお話させていただいているときに、たくさんの方が訳してくださった英語がプロジェクターに流れました。 雪絵ちゃんと村上和雄先生が、世界中に伝えてねと言ってくださったことをいつも思い出します。ぜひダウンロードして、お伝え願います。 きいちゃんとkiichan 雪絵ちゃんとyukie-chan かおりちゃんとkaorichan 思いを伝えることとAbout Augmentative Communication

          特別編 2012年アメリカでの講演、日本語と英語 

          110  旅は人を変容させるのです  かっこちゃんへ

            かっこちゃん、今日で9月も終わる。 心の中に少し寂しい気持ちが生まれるのは、秋の風のせいだけじゃないね。 大きく変わるときには、大切人なとの別れもある。 どうでもいいような人なら気にもならないけれど、ずっと兄弟みたいに仲良くしてきた友と心が通わなくなるのは時にとても辛く心が痛い。 だけど、出会いは別れの始まり。 それも、きっといつかのいい日のためにあるんだ、宇宙の約束なんだね。  旅をして、新しい出会いが生れて、泣いたり笑ったり、 同じ景色に心動かして毎日ずっと一緒に過

          110  旅は人を変容させるのです  かっこちゃんへ

          109 知恵ってどんなことでしょう。赤塚さんへ

          赤塚さん、お返事ありがとう。 赤塚さんと私、なんだかおんなじことを考えていたのかな。 赤塚さんが書いておられました。 「ほんの少し時代が変われば、善悪さえも変わってしまう」って。 ねえ、赤塚さん、善悪ってなんでしょう。 赤塚さんがイスラエルであちこちに連れて行ってくださいました。 ネポ山で、モーセがイスラエルの民を引き連れて、四十年間さまよって、約束の地カナンに辿り着いて、きっとこの景色を見たのですって教えてもらったら、本当にそこにモーセがいて、この景色をすぐそこで見ている

          109 知恵ってどんなことでしょう。赤塚さんへ

          108 「この素晴らしい世界に祝福を」 かっこちゃんへ

          108  「やっぱり、素晴らしい世界に祝福を」  かっこちゃん、ただいま。 と、言っても帰国して1週間経った。 それでもまだ僕は旅が続いている感じなんだよ。 時差ボケでふわふわしているせいもあるけど、それだけじゃない。  きっと、ふたつのイスラエルの旅が僕を内側から変容させてくれたんだと思う。 だって、旅に出る前と、帰ってからでは景色が違って見える。 それは、僕が変わったっていう証拠だよ。 「すべてはいつかのいい日のためにある」 このことばは、僕の救いのメッセージで

          108 「この素晴らしい世界に祝福を」 かっこちゃんへ

          107 怒りではなく悲しみ 赤塚さんへ

          中秋の名月が空にかかる日に私はイスラエルから家へ戻ってきました。 ペテロ遺跡では三日月だった月が死海では半月となり、そして帰ってきた日には丸く大きな月になりました。イスラエルからの帰りの飛行機の中からも大きな月が見え、海にも映って、まるで二つのお月様があるようでした。 赤塚さんは次のグループのみなさんと一緒の旅がもう始まっているのでしょうね。 今回の旅もまたよく泣きました。心が震えて涙し、楽しくても涙し、そして悲しくて涙し、そして嬉しくていっぱい涙しました。 ウクレレの仲間

          107 怒りではなく悲しみ 赤塚さんへ

          106 「宇宙の約束」に導かれて かっこちゃんへ

            かっこちゃん、ついに「宇宙の約束」が出たね。 ありがとう、かっこちゃん。 普通なら出版社がなくなれば、そこから出た本も消えていってしまう。 17年も前に出された本が、新しい命を吹き込まれて再び日の目を見るなんて奇跡だよ。 まさに終わらない旅だ。  僕も書かせてもらえたこと、とても嬉しく思います。 こんな風に書かせてもらった。少し引用させてもらいますね。 (引用ここから)  「かっこちゃん、イスラエルに行こうよ」  その一言を言うために、イスラエルの旅の前

          106 「宇宙の約束」に導かれて かっこちゃんへ

          105 本を通して出会えていくこと 赤塚さんへ

          お盆ですね。いつもお忙しい赤塚さん。お盆だけでもゆっくりお身体休めていただけたらうれしいです。 モナの森あたりも、お盆はにぎやかです。大杉町が大好きなみなさんが帰ってこられていて、バーベキューや川遊びなど、子どもたちの声も聞こえます。 赤塚さんとの共著『魔法の文通』を読んでくださったよっちゃんから、モナ森出版のお問合せにメールをいただいたのです。赤塚さんにも転送しましたね。 赤塚さんも「しあわせやなあ。うれしいなあ」って私もすごくうれしかったです。 ・・・・・・・・ 拝読

          105 本を通して出会えていくこと 赤塚さんへ