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大変すばらしい記事で、思いついたときにもう一度読みたい記事です。
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#教師

マイナスをなくせばプラスが生まれる?

いじめのない学校、不登校のいない学校、非行のない学校……。「○○のない学校」「○○のない学級」が目指される。いじめも不登校も非行もあるよりない方がいい。それは確かだ。でも、「○○がない」ことはマイナスをゼロにすることであって、決して子どもたちの精神状態がそれによってプラスに転化するわけではない。満足度が上がるわけではない。 マイナスがなくなれることとプラスになることとの間には大きな距離がある。教師が忘れてはならないテーゼの一つだと感じている。 例えば、新しくもった学級にい

【Dictoglossで協働的な学びを】

「ディクトグロス」を取り入れた 英語力を伸ばす学習法・指導  -新学習新学習指導要領対応 https://amzn.asia/d/aIbKjW7 年末に講師をしている先生から、 「コレ気になってるんですけど、1人じゃやってみる勇気がなくて、きっと先生なら一緒にやってくださる気がして、、、」 と、いつも何かとチャレンジしている私を見ていてくれて、私なら誘いにのると信じて声をかけてくださったのです(笑) 学び合いの風潮がないうちの職場に光が見えてすごく嬉しかったです。

「ナッジで変わるあいさつ」〜教師が強制しない挨拶指導法〜小学校

そうじの次の困りごと「あいさつ」  2学期のはじまり、 「おはようございます」という 朝の挨拶が学級内で少ないことが 気になりはじめました。 私自身、 先生らしい元気な大きい声での あいさつが苦手であり、 そこまで重要視していなかったことが、 学級の姿として如実に現れていました。 1学期から数回ほど、 「挨拶はできるとよいですよね」 という旨の話をしていましたが、 当然子どもに響くはずもありませんでした。 この「困りごと」も ナッジで解消できないかと考え、 ナッジのフレームワ

『「学びの責任」は誰にあるのか』を読んで #179

 職員室の先生方にこの本を紹介します。子どもたちに「学びを渡す」方法が分かります。一緒に読んでみませんか? 1.段階的に責任を移行させる 子どもたちに任せる部分が少ない一斉授業中心の授業では、教師にほぼ100%責任があります。学習計画や目標、学び方、成果物、評価、これをすべて教師がやっている場合です。なるべく失敗させないように、手厚くフォローして、テストの点数を上げ「させる」というのが今までの教育です。  P5「効果的な教え方は、教師が段階的に自分のすることを減らし、生徒

個別最適な学習のヒントはレゴにあった。

説明書の中で、世界一分かりやすいものはLEGOの組み立て説明書だと思う。 説明”書”とは、知識の伝達を目的に作られたツールです。 優れた説明書とは、知識の伝達を行う人がその場にいなくても、書を読んだ人が内容を理解し、自ら動けるような書だと考えます。 国を問わず世界中の4~5歳以上の子供が、LEGOの説明書を読み、自ら動いて、レゴを組み立てています。こんなに優れた説明書は他にあるだろうか。 ■授業者の仕事は、優れた教材をつくること個別最適な学習を行う上で、すべての生徒に