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(ホラー短編小説)「殺人マニア」

とある日の事だった。夜・殺人専門学研究家の西浦琢磨は情報番組に出演するために、テレビ局に来ていた。男性プロデューサーの小沢は楽屋で待機している西浦と話していた。
西浦は、日本ではあまり知られていない「殺人専門学」を扱っている大学教授の人物である。表ではとても温厚であまり怒らない人物だが、裏ではとある趣味があった。その話は後にしよう。
今回、殺人件数が増えているこの日本と言う国に、少しでもブレーキをかけるべく、この情報番組からオファーが来て出演にまで至ったのだが、自分自身、このテレビという世界に出るのは初めてであり、少し不安と緊張の部分もあった。
楽屋の中は少し暗い緊張感の中だった。しかし、この空気にまず口を開いたのは小沢だった。

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