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(連載小説)「笑激内閣」第3話(全4話)

自分は少し緊張しながらも、待っている副総理兼防衛大臣である川口を呼ぶことにした。
先ほどの上田の反応を見ていると、川口が来ると言うことはあまりないと言うことかもしれない。
すると川口が要らない威厳を発揮しながら、一人で中に入る。自分は影武者だとばれないように、黙って座っていた。
川口が次第に自分の前までやってきて

「総理。いつになったら、メイド喫茶に連れていくんですか」

「は、はい?」

言っている意味が分からずに、思わず聞き返してしまうと、川口は驚いた目で近くの長椅子に座り

「もうお忘れですか?お約束したじゃないですか、一緒に秋葉原に公務と偽って行こうって」

公務も何も総理と副総理が秋葉原に来たら、誰だってプライベートだと思うし、それに公務だとしても絶対にばれるわと思いながら、苦笑いして

「あぁ、そうでしたね。でいつ行かれます?私は川口さんの都合の合う日を待っているつもりですけど」

すると川口が苦い顔をしながら

「総理。どうしました?」

「はい?」

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