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(企画)柿崎零華の古畑任三郎マニア雑談~第9回「石黒賢編」~

こんにちは!!柿崎零華です!!いかがお過ごしでしょうか

今回も約3ヵ月ぶりに始まりました「柿崎零華の古畑任三郎マニア雑談」の第9回目です!!

このコーナーは、大の古畑任三郎マニアである私、柿崎零華が初回から最終回まで1話ずつ紹介していく、ただの雑談コーナーです。

今回は1994年に放送された古畑任三郎第1シーズン第9話「殺人公開放送」を紹介したいと思います。

今回の内容は「自称超能力者・黒田清(石黒賢)は、イカサマをしているところをチンピラ風の男(岡部務)に見られてしまい、口論の末に男を撲殺してしまう。その直後に超能力番組に出演したが、トリックを全て大学教授(山中崇)に見破られてしまい、窮地に立たされたところ、最後のチャンスとして先ほど撲殺した死体を、超能力で見つけたという装う」というものです。

今回の犯人役には、前回「殺人特急」では、このドラマの脚本を務めている三谷幸喜さんが、同じく脚本を務めた連続ドラマ「振り返れば奴がいる」のキャラクターである鹿賀丈史さん演じる「中川淳一外科部長」を殺人者役で登場させましたが、今回は再び「振り返れば奴がいる」から、主演を務めた俳優の石黒賢さんを起用しました。

これで2話連続で「振り返れば奴がいる」の出演者が出たことになりました。

今回の面白いポイントは2つあります。

まず1つ目は、「テレビの生放送中に死体が発見される」というところです。

これはかなり斬新であり、つまり犯人は発見時はスタジオにいたため、少しながらアリバイは達成されます。それに超能力で発見と言う、これまた斬新で、教授に追い詰められた挙句に、この出来事なので教授も唖然ですよね(笑)。それにこの時の犯人の心境も大変分かりやすいのも良い所でしたよね。

これは良い構成だと思いましたね。自分はこういう倒叙ものを書きますけど、これは正直言って思いつかなかったですね。

2つ目は「古畑との対決シーン」です。

実は古畑任三郎は部下の今泉慎太郎と共に、この番組の観覧として偶然訪れており、この出来事に出くわします。

それもまた面白いのですが、最大のポイントは終盤です。

古畑と犯人の対決シーンは、解決編だけなのです。

まず古畑が少し矛盾している点を調査して、そしていつもの暗転して視聴者に挑戦を挑むところまでは、一切古畑と犯人との対決シーンはありません。

そして解決編にて、初めて古畑と犯人が顔を合わせて、そして古畑が事件の真相を暴き、犯人を逮捕しました。

これは恐らく古畑任三郎の全エピソードの中でも唯一だと思います。

自分もこの回を見てかなり衝撃を受けましたね。だって「あっやっと対決シーンが来た」と思ったら、既にもう放送時間は残り僅かで、でも古畑の推理場面はかなり重厚で、古畑任三郎では定番の「ドキドキ感」を見事に視聴者にさせていて、僕的にはこれは成功回だと思います。

それに石黒賢さんは少年という設定でしたが、それでも違和感のない、とても犯人として貫禄たっぷりの演技をして、とても良かったですね。

キャスティングもかなり良かったと思います。

以上です!!少し短くて申し訳ないです。

でもご覧いただきありがとうございます。

また次回お会いしましょう!!

柿崎零華でした!!

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