見出し画像

【うつ病】私の弱点

私はうつ病を患っているのですが、
それがきっかけで自分の弱点を知れた。今日はそんなお話です。

弱点を意識したできごと


もともと、私は「他人と自分を比べてしまうの嫌だな~」と思っていました。

自分自身を絶対評価することができず、他人との相対評価で上回っていると感じることでしか、満足感を得ることができなかったんです。

ずっと誰かと戦っている状態。
疲れるし、とても不幸な考え方です。


この考え方が職場でどう働いたかというと、
ストレス過多で体調を崩して結果が出せなかったときに、他人と比較して落ち込むことが増えました。

また、体調不良による欠勤や人に業務を代わってもらうことがあると、「他人と比べてなんて自分は役立たずなんだ」とそこでも他人と比較して、自分を卑下することが増えました。


『体調崩す→結果を出せずに他人と比べて落ち込む→それでも頑張る→さらに体調を崩して欠勤する→他人と比べて自分を卑下する→体調崩す』

こんな感じで負のスパイラルをまき起こしていました。
私、自分のことをいじめ過ぎだろう。笑

最終的には、体調不良に拍車がかかってうつ病と診断される事態に。


この経験から私は"他人と比べてしまうこと”が自分の弱点だと思っていました。
しかし、あることをきっかけにこの認識は少し違うと気づきます。



弱点を正確に知るきっかけ


それは、休職中にお餅(パートナー)と話していたときでした。

 柿:私、すぐ他人と比べて落ち込んじゃうんだよなあ。
   お餅はそういうことないの?

 餅:ないなあ。他人と自分は別って思ってるよ。
   自分の長所は、その人の長所とは別のところにあるからね。

 柿:(こいつ達観してるなあ)
   それはわかってても、他人の優れた部分を見ると
   落ち込んじゃうんだよ。

 餅:そうなんだ。柿ちゃんの面白いところは、
   あんまり親しくない人にもそう感じるとこだよね。
   そんなに関わりない人ってどうでもよくならない?
   例えば"大谷翔平"と自分を比べて悔しくなったりしないよね?

 柿:確かに!私ってどんな人に対して自分と比べてしまうんだろう…

こんな会話から、弱点が発動するターゲットについて考えだしました。



私の弱点

結論から言うと、私の弱点は「知り合いの優れた能力をみると、自分と比較して落ち込んでしまう」ということが発覚しました。

どうやら、この「知り合い」というところがミソ


不思議なことに、親友と自分を比較して落ち込むことはありません。
親友の素晴らしい点をみると「やっぱり素敵な人だ。自分も見習って前向きに生きよう」と相手への愛情が深まり、自分の背中を押してもらえます。

また、年上の人や自分よりも立場が上だと思っている人にも起こりません。相手が自分より優れていることを素直に受け入れられるからだと思います。

さらに、赤の他人や異性に対しても起こらないんです。きっと、自分と遠い人・戦う土俵が違う人と認識しているからでしょうか。

つまり、私の弱点が発動するターゲットは、同世代の知り合いの女性らしい。

今までぼんやりと感じていた私の弱点の解像度が上がりました。
お餅ってたまに私の先生みたいだなあ。



弱点との付き合いかた

じゃあ、この弱点とどう付き合っていけばよいのか。
その疑問を解消してくれたのが、この方の文章でした。

ぜひあなたも、”ありのままの自分”をまずは自分自身がしっかりと見つけ、見つめてあげましょう。

そうすれば、”ありのままの自分”を受け入れてくれる人に出会えます。そこから信頼が生まれ、お互いに自分が得意なことで相手が苦手なことをサポートする関係性に発展することもあるでしょう。

自分の“弱み”が誰かの役に立つ“余白”になり、自分にとって一度の人生でかけがえのない縁ができていくと私は感じています。

上記リンクより


自分の弱点に困っていたとき、この文章を読んで安心しました。

この先も私の弱点と付き合っていくことになると思いますが、受け入れてくれる人や環境を選択すればいいのだと。
もしかしたら、自分の弱点が誰かの役に立つのかもしれない、と。


そしてこれは再就職先を選ぶうえで、とても大事なポイントになりそうです。
自分が生きやすい環境を知れてよかった。

私は、うつ病のおかげでキャリアプランが崩れたり私生活に大きな影響があったのですが、自分自身を理解できるタイミングにもなったと今だから思えます。


私の弱点を受け入れて、手をつないで歩いていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?