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山手國弘さんの動画を見て

昨日、外苑前のFLAT BACEで山手國弘さんの講演動画を見ましたが、人間を宇宙スケールで見る大変面白いお話でした。
以下は私が自宅に帰ってから書き起こした備忘録です。
スケールの大きさがわかってもらえるかも。
ちなみに山手さんは戦後最大の思想家の1人であり、ヨガの瞑想家でもあります。

山手國弘

宇宙の根源粒子は、左回りと右回り、吸い込みと吐き出しの四つの組み合わせのみ。タバコの輪になった煙のように、台風の渦巻きのように、生命は二重の渦巻きの組み合わせでできている。
四つの組み合わせがあることが宇宙の共通性。そしてオプションと組み合わさるという共通性がある。オプションは多様であるから特異性が生じる。

実体があるというのは夢だ。宇宙のちりが渦を巻いて特異性を持ち、素粒子になる。それらの組み合わせが物質のように感じられているだけで、実体はない。ホログラムのようなものだ。それは21世紀に証明されるだろう。

特異性と共通性。私であるという自意識は特異性。過剰になると過特異性。全体の一部であるという意識は共通性。行きすぎると過共通性。日本人は過共通性になっているから、個人の独創性が出せず苦しみやすい。西洋では過特異性だから、自分だけがよいという思想になりやすく、周りに助けてくれる人が誰もいなくなる。成功する起業家は、自分の力だけで何かを成し遂げられると思っていない。特異性と共通性のバランスがよい。

ヨガによるチャクラの活性化。人間は睡眠すると同じ状態になるが、ヨガはそれを急激に行う。なんでも思うように進む。だがそれは自分のためだけであってはならない。そんな三昧の境地に入れた創業者が成功している。人は自然から全てを借りて生まれ生きている。だから借りっぱなしになるのではなく、そこから自分を通して何かを生み出していく行為が必然だ。入るものと出るものは等価でなければ、滞ってうまくいかなくなる。

会社の簿記をみよう。資産と負債。負債は自然からの借金だ。借りるだけだと身動きが取れない。借りたものを自由に使うことで生きることができる。それが資産。損益分岐表の収益と借金を見ればよりわかりやすい。企業は資産と負債をプラマイゼロにするのが最も宇宙的に正しい在り方だ。

宇宙はもややちりだったが渦を巻き、特異性が出た。特異性は太陽のようなガス生命体になった。ネオテニーで成熟した状態の発現。恒星は特異性を進行する過程で金属を作ったが、この体での終着点が金属。だから、また一からやり直すために爆発し、もとのちりやもやの状態に戻る。これが超新星爆発。

光には横波があっても縦波はない。縦波が発生するのは、原子間に余裕があるときだけ。光に縦波がないのは、エーテルが真空を埋め尽くしているから。最近否定されたが、それは実験が失敗しているだけ。

さらにネオテニー化が進行していっているのが今の宇宙の姿。恒星に続き、地球のような惑星、金属生命体ができ、コロイド生命体ができた。その中で人間も発生。ミッシングリンクがあるのは当然。バクテリアやウイルスは生命体に新たな生命情報を運ぶ役割。あるとき人類がウイルスに大感染し、それ以降生まれた子供はネオテニーで生まれてきた。猿人になりきらない、体毛がほぼない姿。そこから先はそうした子供しか生まれなかった。

人間の脳と生殖器、腎臓は、他の肉体の血液から要素を取り込まないように関門がついている。脳は寄生生命だから、血液が循環すると攻撃されて殺されてしまう。なぜこうなったか。地球の外からの意思で人類はこのように作られたのだ。
世界の神話には、地球外生命体の存在がのべられている。元の人類に別の生命体が寄生したのが今の人類の姿。農業を教えたのも魚の形をした宇宙人。シリウスの惑星から来たと記載されている。望遠鏡もなかったのに。これは事実を伝えているからだ。

人間だけが孤独を感じるのはなぜか。元々人類は生まれた時から破壊と略奪を行う生命体だ。狩猟期には自然から略奪し、農業が始まれば自然をだまして、たくさん成長する手伝いをすると詐欺をはたらき自然から強奪した。手工業が始まると自然にないものを自然から搾取したもので作り、さらに自然から奪った。その後の工業文明でも自然を奪い破壊する行為は止まない。それは人間が超新星爆発のように、終着点に行き着いた生命体を破壊してちりに戻す役割があるからだ。もともと地球上の生命体ではないから、人間だけがどうしようもない孤独を感じてしまうのはそれが理由だ。
21世紀中に人類はコンピュータネットワークスの進展によりハーモニーの時代に入るだろう。100%生命産業という時代が来る。


【動画を見て】

変な話ですが、山手さんのエネルギーが強かったです。上の備忘録は動画を見ている間は何もメモしておらず、帰宅中に書き始めたものです。帰りの電車に乗りながら、頭の中で山手さんの声がずーっと聞こえてくるので、たまらずそのまま書き起こしました。なんでこんなに覚えているのか、ちょっと不思議です。
そして動画は外苑前のFLAT BACEという場所で聞いたのですが、どこに座っていても動画の音が同じようによく聞こえる、というこれまた不思議な場所でした。山手さんの声がすぐそばに聞こえるので、余計にエネルギーに当てられました。頭に残るというよりは体に刻まれる感じが強かったのは、この場所もあったかなと思います。

また、私が以前取材した大学の薬学部教授は、妊娠した母体と胎児の関係について同じようなことを解説してくださいました。母体の血液に流れるものの中で胎児に必要なものだけを取り込み、胎児に不要なものだけを排出する関門があるが、まだその仕組みが分かっていないということでした。
思えば脳というのも、巨大な頭蓋骨の中で脳脊髄液にぷかぷか浮かんでいる。まるで子宮の中に浮かぶ胎児のようだ。そして血液を選別する関門があるとなると、人体の中に寄生した生命体である、という指摘には頷かされる。そういえば、ミトコンドリアも太古の真核生物細胞に寄生した細菌が由来だと言うし、AIによってゲノム解析が進むと、山手さんがおっしゃることが真実だった、となる日が来るのではないか、と思わされます。

いずれにせよ、21世紀半ばに向けて疾走する今の時代の道標になる、とても響く講演でした。
機会があったらぜひ見てください。

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