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#小説 創作(長編小説、掌編小説、評論)

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日本の左翼やオウム真理教事件などを題材に。映像化権、空いています!
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#小説

古代の婚活

私は「600代の物語」でノーベル文学賞を狙っている。 これは、1万2000年前の私の先祖…

「600代の物語」でノーベル文学賞は俺のもの

村上春樹さん、今年も残念でした、のニュースを聴きながら、 「この小説を書いたらノーベル賞…

【創作大賞また落選!】小説「平成の亡霊」

さきほど、note創作大賞2023の中間選考結果が発表されました。 私の小説「平成の亡霊」は…

人生の残り時間

私は8歳のころ、友達と外で遊んでいる最中に、ふと空を見上げた。 「空はおっきいなあ。雲は…

【創作大賞2023応募作】SF「僕たちはバッカー」 新聞帝国の逆襲

<概要> 斜陽だった新聞社が息を吹き返し、「バッカー」たちが立ち上がる。 (1) 208…

【創作大賞2023応募作】キャンセルカルチャー大作戦 〜「00(ゼロゼロ)八百」…

第1話「パワハラおやじの復讐」 私の名前はメント。ハラース・メント。 人権侵害しほうだい…

夢の結末

私は、私の夢の大ファンだ。 私の夢ほど面白いものはない。 何しろ私が主役の、空想大活劇なのだ。 たいがい奇想天外な設定で、意外な展開があり、かつ感動もある。悪夢はめったに見ない。主役の私がいい気分になれることが多い。 夢は、寝れば必ず上映される。毎晩、2本見るのが普通だ。 まあ、毎日「RRR」と「エブエブ」の2本立てみたいなものだ。 (年寄りだから、途中にトイレ休憩がある) 昨夜、というか、ついさっきまで見ていた夢も面白かった。 私はジャニーズの一員で、合宿所

【創作】老人とゴミ

生ゴミの日。 その老人の管理人は、マンション前の道路脇に、住民の出したゴミ袋をきれいに並…

駅地下の人生

現役時代、会社の昼休みに、よく東京駅の地下商店街に行った。 ラーメン激戦区で、ラーメンを…

小説・坂本弁護士一家殺害事件 【残酷な描写が含まれるのでご注意ください】

<前口上> 秋になり、涼しくなると、オウム真理教と、坂本堤弁護士一家殺害事件のことを思い…

創作大賞応募作「1989年のアウトポスト」あらすじ、目次、登場人物表

「1989年のアウトポスト」 あらすじ1989年——平成元年。 週刊誌「日々マンデー」の若…

【創作】1989年のアウトポスト

*実際の事件をもとにしたフィクションです。 あらすじ、目次、登場人物表 序章 平成時代は…

生まれて初めて「小説」を書いた!

生まれて初めて「小説」を書いて、「創作大賞2022」に応募しました。 「1989年のアウ…

【20分で書く掌編小説】第1回「頻尿」

毎朝、ゴミを出しに行く前の20分で書く掌編 * 「最近、眠れないよ」 ゲラから目をあげて、大木が言った。 青梅の印刷工場。出張校正室で大木と夏目が仕事をしている。 目をこすりながら、夏目が大木に聞く。 「なんで」 「おしっこが近くて」 「ああ、オレもそうだ」 二人は同期の編集者だ。中堅出版社で、それぞれ少し管理職を務めたが、55歳で役職定年を迎え、今は校正者として時給で働いている。 「オレも必ず起きるよ、夜中の3時くらいに」と夏目。 「1回かよ。オレなん