社会主義者・堺利彦、資本主義者・渋沢栄一との最後の戦い
渋沢栄一の命日(11月11日)に書いた原稿ーー
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「あの露骨な、無頼な、醜悪な、恥知らずの、泥棒市議の続出と、およびそれと大差のない、ただわずかに検挙を免れていたに過ぎないだろうところの、彼らの同僚ーーそして自ら進んで辞職することもなしえず、浄化の、革新のと空疎な言葉ばかり口にしながら、後生大事になおそのいすにかじりついて・・・」
辞職勧告に応じない、某都議のことを言っているのではない。
1929(昭和4)年、東京市議となったときに堺利彦が「労農」に書いた文章だ(「