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補欠の息子に親がしてあげられること vol.4

親の受け止め方 父親編

新人戦の前日、私が眠れない夜を過ごしていた頃、どうやら夫も寝付けなかったようです。やはりこの状況は、父親にとってもショックが大きかったのです。

それでも私と違って、根がポジティブな性格ではあるので、「まだ始まったばかり!そんなに技術的な差があるわけではないし、これからいくらでもチャンスはある!」とすぐに気持ちを切り替えていました。

そして、そこからすぐに行動に移しました。

まず、バスケ素人でもあったので何冊も本を読み漁り、チームの戦術や小さな息子が活かせるポジションなどの情報収集を始めました。

そして、落ち込む息子に寄り添いながら、一緒に試合の動画を分析したり、近所の公園に誘って練習方法を試してみたり…。もちろんチームの練習もできる限り顔を出し、多くの時間を息子に費やしてくれました。

息子の顔色を伺いながらウジウジ悩むことしかできなかった私とは違い、息子としっかり向き合った夫は頼もしく思ましたし、本当に尊敬と感謝でした。

「息子の可能性を信じること」
私は、心配・辛い・かわいそう…そんな思いばかりに囚われて、それができていなかったのだと思います。

そんな2人の様子に触発され、私もできる限りのことはサポートしてあげようと、ようやく前向きな気持ちに切り替えられるようになりました。

もちろんやるからには試合に出たい!
でもレギュラーになることが全てではない。
周りと比べるのではなく、息子自身が、(そして親である私たち自身も)どう成長していくべきかに集中しようと思います。

その頃から、我が家のスローガンは「腐らずやっていこう!」になりました。

現実は厳しい。でも、前に進みます!

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