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一日一文 No.1

今日の夜ごはんはキムチ鍋。火にかけている間にこれを書く。

文章を書いているとき、主語や目的語がはっきりしていないととても気になる。専門用語が説明なしに使われていても気になる。同じ表現が無意味に繰り返されていたり、別種のものが並列に書かれていたりするのも気になる。

脈略なくいきなり話を始めて、別の話をすぐに始め、あとから戻ってくる文章もあまり好きではない。話をあちらこちらへとしながらどこかに行くことなく、一貫して流れを保持するべきだと思う。

改行するなら二文字だけ余る、といった形にはしないで美しく改行したい。なみなみと水を湛えたカップが並んでいるようなレイアウトにしたい。そのために、文章量を調節することすらする。そうすると内容も良くなる。

以前はこれほど、文章へのこだわりがなかったように思う。ところが毎日文章に関わる仕事をしているとどうしても気になるようになる。

ところが文章というのは息に近いもので、意識し始めるとうまくできなくなる。自分の呼吸がどんなものだったか、一瞬一瞬意識しながら息をしている人はおそらくあまりいない。息をすることを仕事にすると、そうなる。

私は最近、Xへの投稿も自分の中で推敲してしまう。どうだこうだとあまり気にせずに書きたいのだけれど、どうしてもうまくいかない。この文章もきっと、読み返してまた直したくなるに違いない。


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