もしも猫になれたなら【2023/12/23朝の日記#005】
Xで連載されている「ねこに転生したおじさん」という漫画を見るのが、日課になっている。
簡単に言うと、サラリーマンの中年のTHEおじさんが、ある日ねこになってしまって、猫として生きる日常漫画。
ほのぼのとした話で、ついつい読んでしまう。
おじさんは、サラリーマンだったけど、猫になった。
サラリーマンというアイデンティティを失い、猫というアイデンティティを手に入れた。
猫として生きるしかなくなった。
おじさんは猫になって、サラリーマンとしてできたことができなくなったからといって、落ち込んだりはしていない。
猫としてできることをしている。
僕はどうだ。
会社員というアイデンティティを失い、無職というアイデンティティを得た。
なのに、無職であるということをずっと認められていなかった。
無職なのに、働いているふりをした。
できないのに、できているふりをした。
もちろん、無職から脱却しようとするのは生きる上で大事だとは思う。
ただ、無職であることを受け入れずに、無職から脱却しようとしても、本質的には逃げの姿勢であり、会社員からの逃げとしての無職、無職からの逃げとしての会社員と、負のループであると思う。
僕はようやく無職であることを受け入れた。
だから働こうと思う。
ただ、こうやって思考を深めることができたのは、実家にいれたおかげだと思う。
前は、そんな自分をずるいと思っていたけど、人それぞれ状況は違う。
春とヒコーキというお笑いコンビがいる。その一人の土岡という人は、大卒から数年無職の一人暮らしという実家パワーをフル活用した生活をしていたらしい。
世の中にはもっと金持ちの家庭もある。
人生なんてそんなもん。
~今日の一曲~
「ヒューマン」日食なつこ
僕がなぜ人間として生まれたのか。人間というのがどれだけ生きるのが難しいのか。それでも人間として生まれたのはなぜか。生まれてよかったと思えるような一曲。
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