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その2「鉛筆の持ち方1」 正しく持てていますか? 「鉛筆を正しく持って使える」ことは良いことずくめ!

鉛筆の持ち方について衝撃的なデータがあります。
「青少年の生きる力を育むための総合的調査研究」文部科学省(1998)によると「鉛筆を正しく持って使える」割合は、25歳以下で1割に満たないそうです。この調査では、親の世代でも「鉛筆を正しく持って使える」割合は3割に満たないことがわかりました。
上の調査はすこし古いデータですが、最近のこれに似た調査でも同じ結果が出ています。
私が開講している書道教室に入会して来られるお子さんの「鉛筆を正しく持って使える」割合もこのデータと同じだと感じています。

なぜ、「鉛筆を正しく持って使えない」のでしょうか。
〇親世代が鉛筆を正しく持って使えないため、子どもに正しい持ち方が教えられない。
〇幼稚園や小学校で教えてくれると安心していた。
〇低年齢で鉛筆を持ち始めて、誤った持ち方が定着してしまった。
などが考えられると思います。

では、「鉛筆を正しく持って使える」とどういったメリットがあるのでしょうか。
〇鉛筆を使っていても疲れにくくなる。
〇鉛筆の稼働域が広がり、「とめ」「はね」「はらい」がスムーズに書け、正しく美しい文字が書ける。
〇姿勢が正しくなる。

逆に、「鉛筆を正しく持って使えない」と、
〇鉛筆を使っていて疲れやすい。
〇正しく美しい文字が書けない。
〇姿勢が悪くなる。
などといったデメリットがある、ということになります。

上のことを踏まえて、別の方向から「鉛筆を正しく持って使える」場合のメリットを考えてみると、
〇指、腕、肩、背中などが疲れない。→長時間文字を書くことができる。
〇正しく美しい文字が書ける。→ノートがきれいに書ける、試験の答案用紙がきれいに書ける、例えば、算数,数学のミスが減る。→学力が向上する。
とも考えられると思います。


かきかた科学part2-1新

かきかた科学part2-2新

上の画像は、正しい鉛筆の持ち方のイラストです。

ご自身やお子さんの持ち方と比べていただいて、あれ?と思われた方は、今日から正しい鉛筆の持ち方に直してみてください。

疲れず、文字を正しく整えて、読みやすく書くことができるようになる第一歩です!

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