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”エリーゼのために”と不思議なケーキ

さぼてん主婦さんとうりもさんのスタエフ配信を聞いて、ほんわかと淡い恋心を思い出しました。
いや、この配信を聞かなかったら、こんなエピソード、一生思い出すことはなかったでしょう。
よかったね~、思い出してもらえて。かなり埃かぶっているけど。

***

12歳まで山奥で育ってサルみたいだった私。
いきなり、県庁所在地の街中の中学校に進学しました。

周りにはハイカラな女子も”ちびまる子ちゃん”に出てくる花輪くんみたいな男子もいました。
その他大勢は普通の子だったけど、それなりに垢抜けていて眩しい。
場違いな私はいつお教室の隅でひとりで過ごしてました。
(自分のこと、さるとびエッちゃんみたいだと思っていたのですが、あの子宇宙人だったんですね。最近知りました。)

そんな私も、いつからか、どんな経緯だったか覚えていないのですが、いっしょに帰る仲間ができました。
ある日、仲間の中でもひときわ目を引くお嬢がいて、家に招かれました。
「今日は誰もいないの。遊びにこない?」

その子の家は山の中腹、車なら何てことないのでしょうが、登るのきつかったなぁ。
その分見晴らしはよく、あたりの景色を独り占めしているような豪邸でした。

そのとき、目の前でピアノを弾いてくれたのですが。
私は音楽室と体育館でしかピアノを見たことなかったので、感動しまして、「エリーゼのために」を聞くたびに彼女を思い出します。
あと、「トルコ行進曲」と😆

彼女は一人っ子のわがままで、人のことを全く意に介さない子でした。
でも意地悪じゃなかったんです。
周りがその素直さ、天真爛漫さについていけなかっただけ。
なぜかいつもいっしょにいましたねー。お譲とサル。

一番、強烈だったのは。

ある日、「ケーキ食べる?」と見たこともないようなショートケーキを出してくれました。
昭和50年頃のショートケーキって、クリスマスにすらみたことのないような代物ですよ。生クリームです。
私は生唾をごっくん。

「好きなの食べていいよ。」と言われて、恐る恐る手前のケーキを頂きました。
ぱくっ。「このケーキって美味しいけど酸っぱいんだね。」

「ん? あれ?  腐ってた??」
よーーーく見ると、飾りぐらいに思っていたのはカビだったようで。

がーーーーん。😱
もやは、食べられるものと食べられないものを瞬時に見極められる野生の能力は都会の味には通用しなくなっていたようで。
腐ったものを出された腹立たしさより、己の不甲斐なさにしょぼくれたのでした。

でも、ご想像通り、お腹も壊さず、食べたものはしっかり消化吸収されましたけどね。
山奥で育て上げた腸内細菌叢はこれぐらいのものではビクともしません。

***

と、ここまで書いて、ほんわかな淡い恋物語とは程遠いところに脱線していることに気づきました。
導入でもないのに、1000文字超えています。

恋バナは、大した思い出ではなかったような気すらしてきました。
今日は、やめておきましょう。
気が向いたら、今度書きます。🤭


この記事のきっかけくれたさぼ姉のふきだすラジオはこちら。
(ぜんぜん辿りついてないけど。)

タイトル画像は”Notty”さんにお借りしました。


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