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不甲斐ない着地

今日で2月も終わりですね。
私の介護休暇も残すところ1ヶ月となりました。

4月になったら弟が両親といっしょに住んでくれます。
定年まであと1年あるので、それまでは片道1時間ぐらいかけて車で通勤をする予定。


4月からのことをいろいろ考えてみました。

弟は朝6時過ぎにはでかけるそうだけど、まだ両親は寝ている時間。
朝ごはんは弟が準備しておくとしても、温めたり、ご飯を装ったりするのは母。
最近は数分前のことも忘れてしまうので、向いた野菜が転がっていたり、電子レンジに入れたままにしてあったり、お鍋が焦げたりします。
賞味期限は見たこともないはず。💦
ちゃわんも洗剤を使わず洗うので、きれいになっていないことも・・・。

だいじょうぶかなぁ。


父は着衣失行が残っているので、ボタンがかけられなかったり、ズボンのチャックが開いたままだったり、下着がはみ出したりしています。
つまり、見た目がとにかく、だらしない。

ベッドに入るときも背中が出ていたり、おふとんが落ちていたりしても平気。寒い、寒いとは言ってもきちんと戻すことはできません。

だいじょうぶかなぁ。


何より、心配しているのは、二人してものが探せないこと。
いつも大事なのはどこかに片付けるのですが、次に日にはどこへやったか覚えていません。
結果、毎朝、捜し物をしています。出かける前のルーチンのように。
そして、二人で口論になります。
どっちもどっちなのですが、自分のことは棚に上げて、相手を避難します。
(毎日ネタが同じなので、もう笑うしかありませんが・・・😅)

だいじょうぶかなぁ。

***

日中の二人だけの生活には気になるところがたくさんあります。
でも、まぁ、何とかなるだろう!! と思ってみたり。
「○○がない」とか「迎えがこない」とか「クスリがない」とか、不安になっては電話がくるぐらいかな、と思ってみたり。

まぁ、何とかなるだろう!!
本人たちは「大丈夫よ~、できるって。」と悠長に考えています。
だって、できないこと、困ったことはもう忘れているんだから!

心配しているのは、私の方。
自分に言い聞かせるしかありません。
信じて委ねるしかありません。
ずっとそばにいることはできない!

明日から特訓しようと思っていたんですけどねぇ。
やめました。
両親はできなくなったことが多いけど、できることも残っている。
それをつぶさないようにしなくては!と思ったはずでした。

安全性や効率性を考えて、台所のレイアウトを変えたり、手順をかいた紙をはったりしようかなんてことも浮かんだのですが。
・・・変化についていけないのですよね。
これまで習慣にしていたことはできるのだから、多少危なっかしくても、回り道のようでも、両親のやり方でやってもらう方がきっといい。

残りの1ヶ月をどうすごそうか・・・・・。
と考えて、今日一日が終わりました。
結果、このままでいいっか! にたどり着いたという何とも不甲斐ない着地でした。


タイトル画像は”詩野(SHINO)”さんにお借りしました。
4月はこんな景色をみることができますね。


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