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すってんころりん、肘すりむいた

今日も今日とて、PCR。
2歳ぐらいの女の子、検査する前からギャン泣き。
そりゃそうだよ、大人だって涙でるぐらい痛いもんね。

頑張れ、頑張れ!! 
決死の抵抗のもと、なんとか取り終わった。
「ごめん、ごめん、もう終わったよー。頑張ったねー」と
後退あとずさりしたら・・・・。
駐車場の車止めに足を取られて、すってんころりん。

泣いていた女の子も、目が点・・・。
「あはは、痛いことしたからバチがあたったね。😭」

慌ててお父さんが駆け寄って、起こしてくれました。
自分ひとりでは起き上がれない筋力のなさ。😭

でも、取った検体は天高く突き上げ、落としたり汚したりしません。
ここはプロとして、何が何でも検体死守です。
だって、ダメにしたらもう一回女の子泣かしちゃうもんね。

***

すべてが終わって防護服を脱ぐと、あらら。
右の肘のあたり、ずるっと擦りむいていました。😭

忙しい救急センターにそーーと行って、顔見知りの看護師さんを掴まえて、処置してもらいました。

「ちゃんと洗ったんですか?」呆れ顔。
「流水で洗った。😓」
「石鹸つけて洗いました?」疑い顔。
「え? いや、石鹸まではつけてない・・・。😓」

すごすごと隅のシャワー台で石鹸つけて洗ったあと(しみるぅう😭)、ワセリンペタペタ塗って、はい、おしまい。

***

そういえば、傷の手当の考え方が昔と違うと思いませんか?
私たちが小さい頃、「赤チン」というのがあったのです(ふっるっ)。
乾くとテカテカ光って、いかにも怪我しましたって感じ。
擦り傷だらけのわんぱく小僧はいつもどこかしこに赤チンつけてました。

劇的に傷の手当の考え方が変わったのは、2000年を過ぎた頃からでしょうか。
傷は消毒するな、乾かすな、と訴える「新しい創傷処置」というサイトを見つけたときには目からウロコでした。

考え方はいろいろなので、ここで専門的なことは語りません。
が、あの頃から医療現場も一気に変わりました。

お腹を手術してもガーゼを当てず、透明のフィルムを貼るだけ。
だから傷が丸見え。おおっと最初は患者さんといっしょに驚いていました。
頭の手術をするのに髪も剃らないし、包帯も巻かない(今はどうかな)。
私は剃毛(特に丸坊主)が得意だったのに。😅

傷はしっかり洗ってドレッシング材を貼って、傷口を乾かさない。
回復するための血小板や好中球やマクロファージのシゴトの邪魔をするな!
という考え方です。

医療現場は日進月歩どころではありません。
秒進分歩、あっという間に新しい知見が出てかつての知識が古くなります。
何が正しくて、何が間違っているのやら。

この感染症騒ぎも50年もすれば、笑い話になるのでしょうか。



タイトル画像は今日の私の無惨な姿です。
慌てん坊でおっちょこちょいなので、よく怪我をします。😅


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