適正家賃をSUUMOとGoogle SpreadsheetとScrape Stormで無料で算出する方法

【できること】

駅までの徒歩時間、築年数、広さなどの複数要素から最適な家賃相場を算出できる。統計的な観点(重回帰分析)で"お得物件"を抽出できる。

プログラミング知識は一切不要。エクセル触れるレベルの基礎知識でok。

①SUUMOで100件以下程度の条件に絞る

SUUMOの検索条件で100件以下になるような条件を見つける。

100件という制約はScrape Stormのエクスポートできる上限が100件のため。複数の最寄駅で設定するよりも1つの最寄駅にしたほうがこのあとの処理がしやすい。

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②Scrape Stormにてネット情報をxlsx形式へ

Scrape Stormをダウンロードして、SUUMOで検索URLを入力。

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家賃、管理費、駅までの徒歩時間、広さ、築年数が入るようにして、エクスポート。

③Google Spreadsheetにてデータ整理

「東急東横線/自由が丘駅 歩18分」から「18」だけ抽出するなど、データ整理。REGEXREPLACEという関数を使うと便利。

(もちろんエクセルでもOK。私のPCにはExecが入ってないのでGoogleを使っただけなので)

④Google Spreadsheetに統計機能をアドオン

XLMinerというアドオンを追加して、重回帰分析ができる状態をつくる。

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④重回帰分析を実行して、適正家賃を算出

Input Y Range: 家賃+管理費

Input X Range: 徒歩距離、広さ、築年数を入力

RESIDUAL :チェック。適正家賃との差分を計算してくれる。

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適正家賃=-22.88 - 0.39 * (駅までの徒歩時間) +0.83 * (広さm2) - 0.21 * (築年数)

という感じで求まります。

あとは適正家賃より安い順に物件を並び替えて、その中から興味ありそうな物件をピック。

<例>

駅まで徒歩時間:8分 / 広さ:63m2 / 築年数:6年

適正家賃 = 25.03万。

実はこの物件、19万でSUUMOに掲載された情報より抽出。お得!!ということがわかるわけです。


実際は入居時期、敷金礼金、間取り、周辺環境など考慮すべきパラメータはあるため、一番お得だからといってそこに即決するわけにはいかないが、1つの軸として適正家賃という概念を持つことはよいかと。

今家探しをしている人は、やみくもに探すのではなく、まずはこちらをトライしてみてはいかがか。

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