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ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexity : どのAIサービスがおすすめ?徹底比較!

こんにちは、スクーティーという生成AIを活用したシステム開発が得意な会社の代表をやっているかけやと申します。

「AIサービスってたくさんあって、どれを選べばいいか分からない…」

そんな悩みをお持ちのあなたへ。今回は、ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityの4つのAIサービスを徹底比較!

精度や価格、機能など、比較ポイントを分かりやすくまとめました。
自分にぴったりのAIサービスを見つけて、日々の作業効率アップを目指しましょう!​

本記事は2024/08/12時点での情報になります。
関連サービスの更新されるスピードが非常に速いため、本記事内に記載している内容は古くなっている可能性があります。

各サービスの比較

まずは大まかな違いを把握できる比較表を作成しました。

モバイルアプリとWebアプリの機能の違い

  • ChatGPT: 音声入力はモバイルアプリのみ利用可能。

  • Gemini: 音声入力はモバイルアプリのみ利用可能。

  • Claude: モバイルアプリとWebアプリの機能差はほぼなし。

  • Perplexity: モバイルアプリとWebアプリの機能差はほぼなし。

結局どのサービスがいいんだろう?

  • 多様な用途に使いたいならChatGPT: コンテンツ作成、コーディング、顧客サービスなど、幅広い用途で高性能を発揮します。プラグインやDALL-E 3による画像生成など、豊富な機能も魅力です。

  • 安全性と倫理性を重視するならClaude: 倫理的なガイドラインと安全対策が組み込まれており、教育やメンタルヘルスなど、センシティブな用途に適しています。また、個人的には生成される文章の自然さは際立っていると感じます。

  • Google製品と連携させたいならGemini: Google検索やGmail、Docsなど、Google製品との連携が強力です。リアルタイム情報へのアクセスも可能です。また、コンテキストウィンドウが2Mと非常に大きいため、とにかくたくさんの文章を入力し、それらを要約、のような用途に向いています。

  • 調査・研究に活用したいならPerplexity: 引用元を表示し、最新のウェブ情報に基づいた正確な回答を提供します。学術論文や特定のプラットフォームに絞った検索も可能です。


ChatGPT: あらゆるニーズに応える多機能AI

主な特徴

  • 多様なタスクに対応

  • 豊富な機能とプラグイン

  • GPT Storeでカスタムチャットボットが利用可能


提供元: OpenAI
URL: https://chatgpt.com/
言語モデル: GPT-4, GPT-4o, GPT-4o mini, GPT-3.5 Turbo
有料プラン: Plus: $20/月、 Team: 要問い合わせ、 Enterprise: 要問い合わせ
無料プラン: あり

ChatGPTは、世界中で最も広く利用されているAIチャットボットの一つです。その人気の理由は、文章生成、質問応答、コード生成、翻訳、要約など、多岐にわたるタスクに対応できる高い汎用性にあります。

ChatGPTは何がすごい?

多くの言語に対応
ChatGPTは、日本語はもちろん、英語、その他の言語にも対応しています。そのため、グローバルなビジネスシーンでも活躍することができます。

様々なタスクをこなす高い能力

ChatGPTは、複雑な質問に答える、クリエイティブなコンテンツを作成する、異なるプログラミング言語でコードを記述するなど、高度なタスクをこなすことができます。
​例えば、マーケティング担当者は、ChatGPTを使って魅力的な広告コピーやキャッチフレーズを生成したり、効果的なマーケティング戦略を立案したりすることができます。

進化し続ける機能

OpenAIはChatGPTの機能を常にアップデートしており、日々進化を続けています。最近では、DALL-E 3による高品質な画像生成/解析機能や、ウェブブラウジング機能、GPTsなどが追加され、さらに使いやすくなりました。

ChatGPTの便利な使い方: 具体的な活用事例

​ブログ記事の作成
キーワードやテーマを入力するだけで、ChatGPTがSEOに強く、読者の心を掴むような魅力的な記事を作成してくれます。例えば、「2024年の最新AIチャットボット動向」というキーワードを入力すると、ChatGPTは最新の情報を収集し、SEOに最適化された記事を生成します。
さらに、記事の構成や見出し、本文の内容まで、詳細な指示を出すことも可能です。

ウェブサイトのコンテンツ作成
ChatGPTは、ウェブサイトのランディングページや商品紹介ページなど、様々なコンテンツを作成することができます。
例えば、ECサイトの商品紹介ページを作成する場合、商品の特徴やメリットを箇条書きで入力するだけで、ChatGPTが魅力的な商品説明文を生成してくれます。

プログラミングの効率化
ChatGPTは、プログラミングコードの生成、デバッグ、エラー修正など、様々なプログラミングタスクをサポートします。
例えば、Pythonで特定の機能を実現するためのコードを書きたい場合、ChatGPTにその機能を自然言語で説明するだけで、コードを自動生成してくれます。
また、既存のコードにバグがある場合、ChatGPTにコードを入力してエラーを指摘してもらうことも可能です。

ビジネスアイデアの創出
新しいビジネスアイデアを思いつかない時に、ChatGPTに相談してみるのも有効です。
例えば、「高齢者向けの新しいサービス」というテーマを入力すると、ChatGPTは様々なアイデアを提案してくれます。

顧客対応の自動化
ChatGPTをチャットボットとして活用し、顧客からのよくある質問に自動で回答することができます。
これにより、顧客対応業務を効率化し、顧客満足度向上につなげることが可能です。

ChatGPTを選ぶべき人

様々な用途でAIを活用したい方
ChatGPTは、その多機能性から、様々な用途でAIの力を活用したいと考えている方におすすめです。

コンテンツ作成やコーディングの効率を上げたい方
ChatGPTは、コンテンツ作成やコーディングの作業効率を大幅に向上させることができます。

最新のAI技術を体験したい方
ChatGPTは、常に最新のAI技術が搭載されており、最先端のAIを体験することができます。

以下の記事では、GPT-4oとClaude 3.5 Sonnetの言語モデルを徹底的に比較していますので、ぜひ御覧ください。


Claude: 安全性を重視した倫理的なAI

主な特徴

  • ​倫理的なガイドラインに沿って開発

  • 憲法AIによる安全性

  • 最大100万トークンのコンテキストウィンドウ


提供元: Anthropic
URL: https://claude.ai/
言語モデル: Claude 3.5 Sonnet, Claude 3 Opus, Claude 3 Haiku
有料プラン: Pro: $20/月
無料プラン: あり

Claudeは、AIの安全性と倫理性を重視して開発されたAIチャットボットです。Anthropicは、OpenAIの元メンバーによって設立された企業であり、AIの安全性に対する強いこだわりを持っています。

Claudeは何がすごい?

有害な情報や偏った意見の生成を抑制
Claudeは、「憲法AI」と呼ばれる独自の技術を採用し、差別や偏見、暴力的な表現などを含む有害な情報の生成を抑制しています。
これは、AIが倫理的に問題のある情報を生成してしまうリスクを最小限に抑えるための重要な機能です。

最大100万トークンのコンテキストウィンドウ
Claudeは、最大100万トークンという非常に長いコンテキストウィンドウを持っています。
これは、AIが過去の会話内容をより長く記憶し、より自然で人間らしい会話を実現するために重要な要素です。
例えば、ユーザーが以前に話した内容をAIが覚えていて、それに関連した質問に適切に答えることができるようになります。

教育現場やメンタルヘルスサポートでの活用
Claudeは、その高い安全性と倫理性から、教育現場やメンタルヘルスサポートなど、センシティブな分野での活用が期待されています。
例えば、学生が安心してAIを利用できる学習支援ツールとして、あるいは、メンタルヘルスの問題を抱える人々をサポートするためのチャットボットとしての活用が考えられます。

Claudeの便利な使い方: 具体的な活用事例

倫理的な議論の促進
Claudeは、倫理的なガイドラインに基づいて開発されているため、倫理的にデリケートな問題に関する議論を促進するためのツールとして活用することができます。
例えば、人工知能の倫理、遺伝子編集の是非、環境問題など、様々なテーマについて、Claudeと対話することで、多角的な視点を得ることが可能になります。

多様な意見の収集
Claudeは、特定の意見に偏ることなく、中立的な立場で様々な意見を生成することができます。
これは、新しい製品やサービスの開発、マーケティング戦略の立案など、多様な意見を収集する必要がある場面で役立ちます。
例えば、新製品のターゲットユーザーに関する意見を収集する場合、Claudeに様々な年齢層や職業、ライフスタイルのユーザーを想定した意見を生成してもらうことで、より多角的な視点を得ることができます。

ストーリーや詩の作成
Claudeは、創造的な文章生成能力にも優れており、ストーリーや詩の作成をサポートすることもできます。
例えば、ユーザーがストーリーのアイデアや登場人物の設定を入力すると、Claudeがそれに基づいてストーリーを展開してくれます。
また、ユーザーが詩のテーマやキーワードを入力すると、Claudeがそれに合った詩を生成してくれる機能もあります。

Claudeを選ぶべき人

安全性と倫理性を重視する方
Claudeは、AIの安全性と倫理性に強いこだわりを持って開発されたAIチャットボットです。AIを利用する際に、安全性や倫理面を特に重視する方におすすめです。

長い文章を生成したい方
Claudeは、最大100万トークンという非常に長いコンテキストウィンドウを持っているため、長文の生成に適しています。
小説や脚本、論文など、長文の文章を作成したいと考えている方におすすめです。

多様な意見を収集したい方
Claudeは、特定の意見に偏ることなく、中立的な立場で様々な意見を生成することができます。そのため、多様な意見を収集したいと考えている方におすすめです。


​Gemini: Googleのサービスと連携したリアルタイムAI

主な特徴

  • Google検索との連携によるリアルタイム情報へのアクセス

  • Gmail、Docs、スプレッドシートなど、Google Workspaceとの統合

  • マルチモーダル機能による画像、音声、動画の理解


提供元: Google
URL: https://gemini.google.com/app
言語モデル: Gemini Nano, Gemini Pro, Gemini Ultra
有料プラン: Advanced: $19.99/月 (Google One AI Premiumに含まれる)
無料プラン: あり

Googleが開発したGeminiは、Googleの膨大なデータとサービスを活用したAIチャットボットです。リアルタイム情報へのアクセス、Google Workspaceとの統合、マルチモーダル機能など、Googleならではの強みを持っています。

Geminiは何がすごい?

Google検索との連携による最新情報の提供
Geminiは、Google検索と連携することで、常に最新の情報を反映した回答を提供することができます。これは、ニュースや天気、株価など、リアルタイム性が求められる情報を得たい場合に非常に便利です。

Google Workspaceとの統合による作業効率化
Geminiは、Gmail、Docs、スプレッドシートなど、Google Workspaceの様々なサービスと統合されています。例えば、Gmailでメールを作成する際に、Geminiに件名や本文の提案をしてもらうことができます。
また、Docsで文章を作成する際に、Geminiに文章の校正や要約を依頼することも可能です。

マルチモーダル機能による幅広い用途への対応
Geminiは、テキストだけでなく、画像、音声、動画などのマルチモーダルデータを理解することができます。
例えば、画像に何が写っているかを説明したり、音声からテキストを書き起こしたり、動画の内容を要約したりすることができます。

圧倒的なコンテキストウィンドウ
最大で2百万トークンものコンテキストウィンドウをもっています。情報量として2百万文字分入力できるということです。例えば本数冊分のテキストを入力し、それらを全て要約させたり質問したり、ということが可能な情報量です。

Geminiの便利な使い方: 具体的な活用事例

旅行計画の作成
Geminiに旅行先の希望を伝えるだけで、おすすめの観光スポット、ホテル、レストランなどを提案してくれます。
さらに、Google Mapsと連携して、最適なルートや移動手段を提示してくれるので、旅行計画をスムーズに立てることができます。
例えば、「来月、家族でハワイ旅行に行きたい。おすすめの観光スポットとホテルを教えて。」とGeminiに質問すると、家族旅行に適した観光スポットやホテルを提案してくれます。
さらに、「レンタカーを借りて移動したい」と伝えると、レンタカーの予約サイトへのリンクや、おすすめのレンタカー会社、運転ルートなどを提示してくれます。

プレゼンテーション資料の作成
Geminiは、Google スライドと連携して、プレゼンテーション資料の作成をサポートしてくれます。
例えば、プレゼンテーションのテーマや構成を伝えるだけで、Geminiがスライドのレイアウトや内容を提案してくれます。
さらに、Geminiに画像やグラフの挿入を依頼することも可能です。

外国語の学習

Geminiは、Google翻訳と連携して、外国語の学習をサポートしてくれます。
例えば、わからない単語やフレーズをGeminiに質問すると、翻訳結果だけでなく、例文や発音なども教えてくれます。
また、Geminiに外国語で文章を作成してもらい、添削してもらうことも可能です。

Geminiを選ぶべき人

Googleサービスをよく利用する方
Geminiは、Googleの様々なサービスと連携しているため、Googleサービスをよく利用する方にとって非常に便利です。

最新の情報を常に取得したい方
Geminiは、Google検索と連携することで、リアルタイム情報を取得することができます。常に最新の情報を得たい方におすすめです。

マルチモーダルデータも活用したい方
Geminiは、テキストだけでなく、画像、音声、動画などのマルチモーダルデータを理解することができます。そのため、様々な種類のデータを活用したい方におすすめです。


Perplexity: 最新のウェブ情報を駆使するリサーチ特化型AI

出典: https://www.perplexity.ai/hub/blog/pro-search-upgraded-for-more-advanced-problem-solving

主な特徴

  • 引用元を明記した正確な情報提供

  • リアルタイムなウェブ検索による最新情報へのアクセス

  • 学術論文や特定のプラットフォームに特化した検索


提供元: Perplexity
URL: https://www.perplexity.ai/
言語モデル: GPT-4o、Claude 3 Opus、Claude 3.5 Sonnet、独自モデル
有料プラン: Pro: $20/月
無料プラン: あり

Perplexityは、正確な情報提供と最新のウェブ情報へのアクセスに特化したAIチャットボットです。引用元を明記することで情報の信頼性を確保し、リアルタイムなウェブ検索によって常に最新の情報を提供します。

Perplexityは何がすごい?

引用元を明記した情報提供による信頼性の高さ
Perplexityは、回答の根拠となる情報を引用元と共に提示します。
これにより、ユーザーは情報源を確認し、その情報の信頼性を判断することができます。学術研究やジャーナリズムなど、情報の正確性が求められる分野で特に役立ちます。

フォーカス機能による効率的な情報収集
Perplexityは、「フォーカス機能」と呼ばれる機能を搭載しており、Reddit、YouTube、学術論文など、特定のプラットフォームに絞って情報を検索することができます。これにより、膨大な情報の中から必要な情報だけを効率的に収集することができます。
例えば、特定のテーマに関する最新情報をRedditで調べたい場合、フォーカス機能を使ってRedditに絞って検索することで、より効率的に情報収集を行うことができます。

リアルタイムなウェブ検索による最新情報へのアクセス
Perplexityは、リアルタイムでウェブ検索を行うため、常に最新の情報を反映した回答を得ることができます。これは、変化の激しい分野の情報収集や、最新ニュースの確認などに役立ちます。

Perplexityの便利な使い方: 具体的な活用事例

学術研究
Perplexityは、最新の論文や研究データ、専門家の意見などを収集する際に役立ちます。引用元も明記されるため、論文執筆の際にも安心して利用することができます。
例えば、「人工知能の倫理に関する最新の研究動向」について調べたい場合、Perplexityに質問することで、関連する論文や研究データ、専門家の意見などを引用元付きで入手することができます。

市場調査
Perplexityは、特定の市場や業界に関する情報を収集する際にも役立ちます。
最新のニュース記事、市場規模、競合情報などをリアルタイムで入手することができます。
例えば、新しいビジネスを立ち上げる際に、Perplexityを使って市場調査を行うことで、市場の現状や競合状況を把握し、ビジネスプランを策定することができます。

ファクトチェック
Perplexityは、情報の真偽を確かめたい場合にも最適なツールです。
引用元を明記した情報提供により、情報の信頼性を確認することができます。
例えば、インターネット上で流れている情報が正しいかどうかを確認したい場合、Perplexityに質問することで、その情報に関する複数の情報源と、その信頼性を判断するための材料を得ることができます。

Perplexityを選ぶべき人

調査・研究にAIを活用したい方
Perplexityは、引用元を明記した正確な情報提供と最新のウェブ情報へのアクセスに特化しているため、調査・研究にAIを活用したい方におすすめです。

最新情報に基づいた意思決定を行いたい方
Perplexityは、リアルタイムなウェブ検索によって常に最新の情報を提供してくれるため、最新情報に基づいた意思決定を行いたい方におすすめです。

特定の分野の情報に特化して調べたい方
Perplexityは、「フォーカス機能」によって特定のプラットフォームに絞って情報を検索することができるため、特定の分野の情報に特化して調べたい方におすすめです。

まとめ

ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexityは、それぞれ異なる強みを持つAIチャットボットです。

万能型のChatGPT、安全性重視のClaude、Googleサービスと連携したGemini、調査・研究特化型のPerplexityの中から、皆様のニーズに合ったAIチャットボットを選び、その能力を最大限に活用しましょう。

私個人の使い分けは以下のようになっています。

  • ChatGPT: GPTsの作成、利用

  • Claude: Artifactsで楽しむ

  • Gemini: Google AI Studioで長文要約

  • Perplexity: 調査

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

​弊社では、LLM(大規模言語モデル)やアーキテクチャの選定、技術検証、生成AIを使用したプロトタイピングやシステム開発、お客様社内での啓蒙活動等を対応させていただく「生成AIコンサルティング」サービスを提供しています。

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この記事は私が経営する株式会社スクーティーのコーポレートブログの下記記事を焼き直したものです。


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