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【日記】機動戦士ガンダム水星の魔女(第24話/最終回)

(全3,333文字)
7月7日、夜7時です
七夕祭り記念、第2弾は
スレミオに目一杯の祝福を送ります(笑)

『水星の魔女』最終回を見て、感想文をアップしてみようかな?と推敲してたら、あっというまに一週間が経ってしまいました(;^_^A

たくさんの感想記事がある中、恐縮ですが、一人の視聴者の素朴な感想などを書かせていただきます。

私とは切り口や評価は異なりますが、とても感銘を受けましたので、雲州はとむ様の記事もご紹介させて頂きます。

雲州はとむ様>勝手に記事紹介してしまい申し訳ございません。

ネット配信サービスなどでこれからゆっくり観られると言う方は、一部ネタバレも含みますのでご了承下さい。

1.『水星の魔女』どれくらいヤバかったか


水星の魔女がどれくらいヤバかったか?

うちの妻が毎週見るくらいヤバかった(笑)

ふだんガンダム系のアニメには余り興味を示さない妻が、私と一緒に毎週TVの前に5分前から座ってオンタイムで欠かさず見てました。非常にレアなケースでした(笑)

ちなみに、妻の歴代ガンダムシリーズのイチオシはユニコーンです。全ガンダムシリーズ中、「ユニコーンの造形が最も美し過ぎる」というのが妻の評価。そんな彼女の美的センスはとても素敵だなと正直おもうところでもあります。
ちなみに私はRX-78(初代ガンダム)が一番シンプルで好きです。2番は08小隊の陸戦型ガンダムかなぁ…。
でも、今回の『水星の魔女』最終回を見て、キャリバーンがかなり上位にランクインしましたw

最終回で、キャリバーンにエアリアルのビットが青から白に変色して合体し、虹色に光輝くシーンを見た妻は…

「パチンコやったら大当たり確定の超激レア級の演出やろ…マジかっけぇーな!」

と絶賛してましたw

この作品、全般的に伏線があちこちに散りばめられており、TV放送を1回ナマで見ただけでは見落としがちなコマがたくさんあります。

改めて録画をコマ送りや、所々止めたりして見てると「おぉ!」と思えるシーンがあちこちにあって何回見てもおもしろいです。

○ 作品全体を通じての総括

過去のガンダム作品は、制作当時の社会情勢などを反映してるとは思いますが、だいたいは巨大勢力同士のイデオロギーが衝突し、国家総力戦的なストーリーがほとんどだったと思います。

簡単に言えば第二次世界大戦までの戦争と言うイメージがありましたが、水星の魔女は、この先、そんなに遠くない未来の予想される世界情勢や社会構造を上手くとらえていて、想像し得る範囲のフィクションをうまく描いているようにも感じました。

私は『ガンダムである必要性』という所には強くフォーカスはせず、未来の経済戦争の様相や、新しい世界の仕組みをどのように予想して描こうとしているんだろう?といった視点で、純粋に楽しみながら作品を観てました。

戦争は無いに越したことはないですし、決してあってはならないのですが…
新しい時代の構造は複雑だけど優しいのかな…

スタッフに科学技術に深く精通された専門家の方がコミットされてるとのことで、科学的な描写にとても説得力があってリアルでした。見ていてとても興味深かったです。

○ GUNDフォーマット

医療技術として開発されたもの。脳波で義肢をコントロールするものらしいですが、軍事産業が会社ごと買い取ってそれをモビルスーツにしちゃう。でも『諸刃の剣』でパイロットが死んでしまう危険な技術だということで、開発元の企業や組織を制圧して封印しちゃうと。
普通に聞いたら、買収された側からすると「ちょっと待て、そりゃねえよ、聞いてねぇよ」と言いたくなるような悲しい話です…w;
パーメットリンクはともかく、AI技術の進歩や科学技術の発展で、身体が不自由な方々がこのような医療技術で助けられる日が来るのは間違いなく近いんじゃないか?と、私は勝手に、かつ真剣に思ってます。

ここの部分はアニメだからと気軽に見られなかったところでした。

○ 戦争シェアリングとクワイエット・ゼロ

水星の魔女の時代・世界では、全世界規模の巨大な企業体による統治下にあって、国と言う概念のものは既に解体されてるのかな?と勝手に想像して見てました。
あってるかどうかは分かりませんがw;

結局、ミオリネのお父さんとスレッタのお母さんがやろうとしていた『クワイエット・ゼロ』って…。
ちょっと、というか、いろいろと疑問は残ります。

2.最終回で最も痺れたシーン

私個人の純粋な感想ですが…『魔女』と言うキーワードをずっと作品の中心に置いてきたこのアニメ。

『キャリバーン』のフォルムが、どこからどう見ても…

魔 女 と ホ ウ キ

じ ゃ ね ー か w

(↑今回一番書きたかったことw)

まさに『魔女』を彷彿させるデザインラインに震えました(笑)

キャリバーンの設定を読むと、兵器としては必ずしも完璧ではないものなんですが、『魔女だから』と言われたら全て許せますw(異論は認めますww)

主人公のスレッタが最後に搭乗するガンダム『キャリバーン』。

ルブリスとのコンペに敗れた機体らしいんですが…。採用されなかった理由は、オーバースペックで軍事的合理性に合致しなかったんだろうかとも思いました。どこにも書かれてませんけど。

3.エピローグ

主人公二人はその後どうなったのか?は、ある程度予想はしてましたが、その通りの結末でよかったかなと。
○ スレッタとミオリネの結婚指輪
○ エリクト『小姑』発言
これだけでも満足です。

小ネタですが、いつものことですが、英文表示を和訳してみると色々メッセージが隠されてましたね。

4.次回作ってあるの?

全24話でまとめるには、ボリュームに対する時間がやや足りないかな?と思いました。モヤっと感も少なからずあります。

でも、これだけ面白いロボットアニメは最近なかったですし、続きがもしあるなら見たいですね。

5.まとめ

往年のガンダムファンの方や、UC正統派の方から見ると、ちょっと物足りなさや納得のいかないところもあったのかな?とも思いますが、私は個人的に水星の魔女は面白かったと思います。

Z、ZZ、0083、逆襲のシャア、ユニコーン、閃光のハサウェイ。正統なユニバーサルセンチュリーシリーズのファンの方には、『これってガンダムである必要性あるの?』と仰る方も少なくないのでは?と思います。私はそこはあえて深く考えずに、たくさんあるアニメ作品の中のひとつとして純粋に楽しんで観てました。
ガンダムという黄金枠の中で比べてしまうから面白くなくなっちゃうんじゃないかな?とも思うんです。(だったらやっぱりガンダムでなくてエエやんとの意見も再び浮上するかもですが…😅)

あくまでも個人的な楽しみ方のひとつですし、決して誰にも押し付けるつもりはありません。

お聞き苦しい件も多数あったかもしれませんが、どうかご容赦下さい。

夏休みの工作の宿題が・・・(;^_^A


長くなってしまいましたが
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。

データストームのその先で、またお会いしましょう。


(オマケ)

「え?主人公が女の子やて?そんなんガンダムちゃうわ。ないわー……たぶん観るけどなw」

去年だったか、妻と二人でマックへお昼を食べに行った時のこと。お盆に敷いてあった『水星の魔女』のチラシを見た妻から、「新しいガンダムはじまるらしいよー」と聞き、その後、ちょっとしたあらすじや概要を妻から教えてもらったあとの私の反応でした。

「ガンダムって言ったら、主人公は男の子やろ!汚い大人たちの戦争に巻き込まれる。もがき苦しんで戦い抜いて生き残る。次々現れる強い敵と戦って、大人に近づいていく。そんな物語がガンダムや。俺は平成になってからのガンダムは、名前はガンダムって冠してても、基本的に違うアニメと思って観とるんや…。ガンダムって名乗れるのは正統なるユニバーサルセンチュリーだけや…」
「あー。わかった。わかった。なんかよう分からんけど、早よ食べぇな。冷えるで…」

確かこんなやり取りをした覚えがあります。

本編の記事では、水星の魔女を「私は肯定します。」と申し上げてはおりますが、こういった事前のやり取りがあった上での個人的な意見だとご理解いただけますと幸いです。


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