見出し画像

【仕事】転勤・人事異動の時に気を付けたいこと

(全2,222文字)
皆様おはようございます。

毎週水曜日は『お仕事・びじねすマガジン』の記事を投稿しております。

今日は、春の転勤シーズンにあわせた記事を少し書いてみようと思います。

過去の仕事関連記事はこちらのマガジンにまとめております。


転勤・人事異動の季節

3月と言えば、新年度に備えて、仕事が大詰めを迎えているお仕事の方が少なくないと思います。また、人事異動の季節でもありますよね。

『この春、はじめての転勤だ!』と仰る方もひょっとしたらおられるかも知れません。今日は、そんな定期異動時期に合わせた記事を少し書いてみたいと思います。

異動内示をもらったら

一般的に、転勤の人事調整は、業種などの違いにもよりますが、約半年~1年ほど前から話が進んでいるかと思います。(あくまでも参考)

時に、突発的な人事異動の話が舞い込むことも少なくありませんし、ケースはそれぞれですが。

『異動内示』とは、転勤が正式に決まった人に、あらかじめ引っ越しの準備などを促すことを目的に出されることが多いです。

では、内示をもらったら何をしたら良いでしょうか。

①後任者への申し送り
②転勤先への挨拶
③お世話になった方々への挨拶


最低限はこの3つでしょうか。

では、細かく説明します。

(1)後任者への申し送り

自分が今までやってきた仕事の内容を、次に来た人に申し送る準備をします。

実はこれ、今の補職についた瞬間から始まっていることでもあります。

殆どの場合、目の前の業務に追われまくって、次の人のための準備なんてする余裕がない人が大半かと思います。

業界に慣れてきて、2コ、3コとポストを経験してゆくにつれ、後任者への申し送りを意識した仕事のやり方を意識できるようにもなっていきます。

簡単なチェックリストの一例を書いておきます。

□1年の予定、1/四期の予定、1ヶ月の予定
⇒この補職は全体の中でどこの線表に乗っかっているのか。主要な結節がいつ、どこに、どんなものがあるか。

□仕事の項目
⇒この補職に与えられている仕事量は全部でどれくらいあるのか。

□仕事の進め方
⇒仕事を進める段取りはどのような方法で行うのか。ここは特に【根拠】となる規則などを体系的にまとめておくと、後任者は把握しやすい。

□カウンターパート
⇒今まで仕事でやりとりをしてきた相手の名前と連絡先(職場内の内線番号やオフィスの場所など)

□未完業務
⇒どうしても中途半端な状態で引継ぎせざるを得ない仕事はどんなものが残っているのか。現状はどこまで進んでいて、これからどうすれば良いのかなど。(通常は、転勤する時は後任者負担は努めてなくするのが望ましい)

最終手段は、「分からない事があれば自分に連絡して聞いてください。」ですが、それでは仕事を完全に申し送ったとは言えません。

紙に書いた文章や文字だけで仕事を完全に申し送ることは難しいですが、だからこそ、後任者に余り負担をかけない配慮が必要になります。

(2)転勤先への挨拶

ここは業界ごとの「しつけ的なお作法」などもあるかと思います。

一般的な常識ですと…

○異動先の直属の上司にまず一報入れる。
電話で直接か、場所が近ければ直接伺う。必ず事前に先方の状況を確認しておくことを忘れない。

○挨拶状(手紙)を書く。
最近ではそのような古風な儀式をよしとしない風潮も強まってきてはいますが、案外もらった方は嬉しくもあります。職場の雰囲気や現在の環境などをみて決めてよいでしょう。挨拶状の例文は検索すればすぐにヒットします。

○自分の先任者に直接連絡する。
自分のこれからの仕事内容を確認しておく。今まで書いてきたような『後任者への申し送り』を自分の転勤先の先任者がきちんとしてくれていると言う保証はありません。あくまでも、そこは『善意』によるものでもあります。(私の経験上、まともな申し送りをしてくれた先任者は今まで殆どいませんでした。かなり困りました。)

○その他
庶務的なことなども、出来る限りあらかじめ確認しておきましょう。

(3)今までお世話になった方々への挨拶

同じ職場内の隣近所なら直接おもむいて口頭で「おせわになりました~!」で良いのですが、たくさんの取引先だったり、仕事上のカウンターパートがいらっしゃる場合は、自分が転勤することを伝えたうえで、後任者がどんな人が来るのかを通知しておくと相手が助かります。

そこまでする必要あるの?と思われるかも知れませんが、転勤する直前まで、あの人は律儀で信用できる人だったなと思って頂けるということは、いつか自分にプラスになって返ってくるものです。

打算的な考えでやるべき!と言ってる訳ではありませんが、これをしておくことで、後に今の人脈が次の仕事で大いに助けになることもあるので、最後まで丁寧な対応をしておくことは自分自身のためでもあります。

やり方は様々ですが、一番手っ取り早いのは電子メールでしょうか。定型文を作って一斉送信するだけです。できればここで、何日かに分けて電話で一言相手に直接言うと、更に信用度はあがります。

最後に…

かれこれ同じ業界に35年以上もいると、転勤の時にどうすればいいかは、ほぼルーティンワークにもなります。

昔は手取り足取り、こしたほうがいいよ、ああした方がいいよと教えてくれる親切な先輩もいましたが、今は自分がそっちの側に立つ年代にもなりました。

決して完璧ではありませんが、何らかの足しになれば幸いです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

よろしければサポート頂けると嬉しいです。頂いたサポートはクリエイター活動費として使わせて頂きます。