記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【日記/アニメ】SYNDUALITYnoir/シンデュアリティ ノワール(第1クールまとめ)

(全4,000字)
アニメ『SYNDUALITY noir』の第1クール(第1話~第12話)のおまとめ記事です。残念ながら第1クールを丸っと見逃した方、興味はあったけどついつい見逃してしまった方、こんなアニメ知らなかったけどと言う方、たまたまこの記事を開いて下さった方、1人でも多くの方に知って頂けたらと思い、まとめ記事を作成してみました。

本記事の構成ですが、

1.『全体の概要』アニメ全体を総括した説明

2.『各話リスト』各回の概要を短くまとめたもの


を収録しております。

説明上どうしてもネタバレが避けられない部分もあるため、ネタバレが見たくない方は、全体の概要と、最後の項目のみご覧ください。

【概要】
未来の荒廃した地球でたくましく生きる若者たちの冒険ストーリー。
描写がリアルかつストリー展開のテンポも良いロボットもの。
綺麗、可愛い、カッコいい、個性的なキャラクター。
見所がたくさんあって、見てて楽しいです。

アニメ「SYNDUALITY noir」PV/YouTube

これってどんなアニメなの?約1分半で雰囲気がわかります。

SYNDUALITY noir アニメ感想日記マガジン

第1話から今までの感想記事はこちらのマガジンにまとめています。本作品に関連する『かけうどん描きおろしイラスト』もこちらに収録しています。

公式サイト

最新情報はこちらから。専門用語などが比較的多いアニメなので、一度公式のキーワードのページをさらっと読んでおくと作品をより楽しめるかと思います。



1.全体の概要

『未来の荒廃した地球を舞台に、若者たちの手で、これからの新しい世界が再生されてゆく明るいストーリーを作りたい。』というのが製作者側の持つイメージのようです。(出典:HobbyJapanでのインタビュー記事より)

このお話には軍隊組織や政治的な話は一切出てきません。地球規模で発生した大災害『新月の涙』という強毒性の雨によって全世界の人類が滅亡寸前に追い込まれ、生き残ったわずかな人々が地下都市アメイジアに避難。そのアメイジアも崩落で住むことができなくなり、生き残った人々は仕方なく地上に出て文明を再建しようとしているところがアニメ本編の世界設定です。

人が日々の暮らしを営む上で必要なエネルギーである『AO結晶』というものを、唯一採りに行くことができる存在が”ドリフター”という職業の人たちなのですが、アニメタイトルになっている『SYNDUALITY』とは『放浪する人』と言う意味もあるそうで、ここに結び付いているのかも知れません。

AO結晶は人類の敵であるエンダーズと呼ばれる謎の怪物たちが寄ってくる危険な場所でもあり、そのため、クレイドルコフィンと言う戦闘用のロボットが必要という設定になっていて、人と人が争うシーンも少なからずあるものの、基本的に『人類vsエンダーズ』という図式になっています。

この作品のコンセプトにあるキーワードの一つに、『人とAIのすれ違い』というテーマがあり、人間の良き隣人として存在するメイガスというAI制御のヒューマノイドの存在があります。メイガスはクレイドルコフィンの姿勢制御などのサポートから、日常生活での人間の身の回りのお世話に至るまで色々こなしてくれる心強い存在として描かれていますが、一方、どうしても人間にはなりきれない彼ら彼女らの苦悩についても触れられています。

物語の軸となる謎の一つに『楽園イストワール』という先史文明のテクノロジーを継承した街があるとされいて、主人公のカナタはそこをめざしています。ヒロインのノワールはその『鍵』である可能性があり、同じく楽園を目指している謎の組織から目をつけられているのですが、かんじんなノワール本人が超ポンコツと言う設定になっています。

第1クールではここまでで、来る第2クールでは楽園への道が開かれるのか?と言うストーリー展開になりそうな予感がします。

2.各話リスト

TVで放送済の第1クール、第1話~第12話の概要です。小項目は各話ストーリーを短く表現したもので、実際のタイトルとは異なります。

第1話:主人公カナタとノワールの出会い

本作主人公の『カナタ』と、ヒロイン『ノワール』の出会い。ノワールは記憶喪失の”メイガス”(AI制御のヒューマノイド)。危険だけど名誉のある仕事”ドリフター”に憧れるカナタは、兄貴分のトキオのもとで修業中。いつもの旧文明遺跡の発掘作業中に、花壇の中で眠るノワールを見つけ連れて帰ります。

第2話:カナタとノワールの契約

ノワールは過去の記憶を取り戻そうとして悪役ランゲに騙されて拉致されそうに。カナタとトキオの二人がそれを阻止し、マスターのいない野良メイガスだったノワールは、晴れてカナタと契約してパートナーになります。

第3話:黒仮面登場

トキオに誘われ、歓楽街として有名なデザイアネストに連れて行かれるカナタ。それを追う幼馴染のエリー。謎の男『黒仮面』との対面。
どうやらノワールは失われた地下都市アメイジア時代に作られたゼロ型メイガスである可能性が判明します。

第4話:ゼロ型メイガスとは?

ノワールにふさわしいドリフターになろうとするカナタ。ロックタウンに近い渓谷に出没するエンダーズ討伐にチャレンジするも失敗しかけ、フリーの女ドリフター、クラウディアに助けられますが…。

第5話:カナタとノワールの成長

ドリフターとしてレベルアップしたいカナタと、それを支えたいノワール。先週騙されたクラウディアたちに、またもウソの情報をつかまされ、フェズ遺跡に出かけます。案の定、カナタとノワールはピンチに。危ないところをトキオとエリー、マイケルに助けられます。

第6話:ノワールの覚醒とメイガス・スキル

AO結晶の採掘に挑むも収穫が思ったほどでなく、しかも雨が。雨宿りに一番近くのバカラネストに逃げ込みます。そこでカナタはまたもや黒仮面と再会。歌姫シエルを罠にハメた悪役ランゲが仕組んだバトルロワイヤルにカナタたちは参加することに。アサルトライフルの残弾もなくなり、ピンチになったとき、ノワールの隠された力『メイガススキル』が発動します。

第7話:謎の組織からの刺客

ランゲのもとから助けてくれたお礼にシエルがカナタの家におしかけます。ノワールがメンテナンスで不在中、カナタはシエルを野外コンサートができる遺跡のステージに連れて行きます。そこで雨が降り出し、エンダーズが襲撃してきます。カナタはシエルとデイジーオーガで迎撃し見事撃退に成功するのですが…。

第8話:リゾート地でのんびり

トキオからリゾートネストへのチケットをもらったカナタは、エリーを誘って遊びに行くことに。なぜかそこには女性キャラ全員集合。ふてくされるエリーでしたが、カナタとの距離は少し縮まった…のかも知れません。(戦闘なしのリラックス回)

第9話:伝説のドリフターとメイガスの記憶

カナタはノワールとトレーダーズネストに買い出しに。行った先では、伝説のドリフターと呼ばれるアルバとそのパートナーメイガスのエイダの二人と出会います。アルバはメイガスの記憶に関する研究をしており、ノワールの記憶について検査してもらい、いくつかのことが判明します。

第10話:兄弟ケンカ

ロックタウンに近い研究施設が謎の敵に全滅させられるという事件が。調査に向かうカナタとトキオはケンカしてて険悪なムード。ですが、エンダーズに包囲されてピンチになったカナタをトキオは身を挺して守ります。最終的にクラウディアが助っ人に来てくれてピンチは何とかしのぎますが、大けがしたトキオはロックタウンに緊急搬送され、廃墟となった研究施設にはカナタとノワールだけが取り残されます。

第11話:ラストバトル(前編)

研究施設を破壊した謎の敵は、災厄級の超大型エンダーズ『シルバーストーム』。ロックタウンに近隣のネストからもドリフター達が集まり、迎撃態勢を整えます。寄生型エンダーズが乗り移ったクレイドルコフィン(残骸のロボットに取り付いた怪物)がうごめく中心にそびえたつ2つの巨大なタワーの頂上にある2個のコアを破壊すれば、このシルバーストームは倒せるのですが…。
研究施設でデイジーオーガを修理したカナタが戦線に復帰するところで決戦は次週に持ち越します。

第12話:ラストバトル(後編)そして第2クールへ

災厄級エンダーズに総力戦を挑むドリフターたち。ボロボロになりつつも、彼らの活躍で2個のコアは破壊されます。そこに3つ目のラストコアが出現し、圧倒的な強さで反撃、トキオとマイケルは戦闘不能に。カナタもボロボロになってピンチに。そこでノワールがブラックアウト、違う人格の『ミステル』が覚醒してラストコアをたやすく破壊します。
12話後半は第2クールへの伏線や説明などがメインです。

最後に…

戦争や陰謀などとは無縁、愛と勇気の冒険劇、ロマンあり、笑いあり、謎あり。ロボットモノのアニメとしては王道を詰め込んだと言った表現がぴったり合うような気がします。

昔のサンライズアニメに『戦闘メカ・ザブングル』という作品がありました。物語の構成や世界設定など、小さな違いはあるものの、このSYNDUALITYというアニメを説明するとしたら、良い意味での現代版ザブングルと言ってもいいんじゃないかなと思います。

メインキャラクターは大けがこそしましたが、4ぬ人は出ませんし、所々に息を抜けるような笑えるシーンも散りばめられてます。何よりも、30分と言う短い時間の中に面白さがギュッと凝縮されていて、時間があっという間に過ぎるアニメだと思います。

近く再放送もあるようなので、まだ観てない方はこの機会に、30分と言う時間を忘れるアニメをご覧になられてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

この記事が参加している募集

アニメ感想文

よろしければサポート頂けると嬉しいです。頂いたサポートはクリエイター活動費として使わせて頂きます。