いい感じのクローズドなSNSが欲しい
サービス志向(ひいては起業志向)のエンジニア同士でコミュニケーションできるコミュニティの作成を考えている。
昨今のプログラミングブームにより、多くの人が「エンジニアとして就職すること」、そしていずれは「フリーランスエンジニアとして独立すること」をゴールにしているが、個人的には、何かをつくってみたいという目的があり、その手段としてプログラミングを行うことがかなりモチベーションを保つことや技術力向上に寄与するものと思っている。
自分の経験からも、自分が作りたいサービス(結果的に「ポートフォリオ」となるもの)を作っているときがもっとも集中力があり、時間を惜しまずにトライアンドエラーを繰り返し、気持ちのいい成長痛を得ることができたと思っている。
このコミュニティについては、公式LINEで友達になってくださっている方のうち一部の属性の人たちに共有しており、ありがたいことに事前登録で、30人以上の人にリアクション頂いており、今後もLINEで参加を募るなどまずはスモールスタートでやっていきたいと思っている。
まあ、そのコンセプトはよいとして、いわゆる「オンラインサロン」的なコミュニティを作ろうと思ったときのツールについて、あれこれ考えている。
これがほぼ全てなのだけど、全体としてクローズだけれど、参加承認すれば皆が相互フォローになるようなツイッター的超フロー型のSNSというのはどうも存在しないようだ。
Twitterの鍵アカウントを利用する
イメージとしては、Twitterの鍵アカウントを参加者全員につくってもらって、参加者だけ相互フォローするような仕組みをとる(参加者だけをフォローするアカウントを運営がつくり、そのフォロー一覧だけフォローしてもらうようにする)。
これでダークウェブとしての交流空間が生まれ、いつも使っているツイッターのすばらしいUI/UXを享受しながら、気軽に情報の発信ができ、最高体験のリプを飛ばし合いが行える。
ただしこのデメリットは参加者が増えれば増えるほど、能動的にフォローを行ったり、フォローリクエストの承認を行ったりしなければならないということ。これがあまりに面倒すぎる。そういうスクリプトを書くにも、メンバーに実行させるのか?パスワードを共有してもらって管理者が実行する?といった問題がつきまとう。
あと、退会時の処理としてアカウントを譲渡してもらう、あるいは削除すると言った運用になり、なかなか管理が難しそうなのとアセットになりづらい。
テッキーらしく無難にSlackを使う
無難だが、Twitterのような気軽さが失われる。
これまで様々なオンラインサロンに参加してきたが、「#雑談」チャンネルがあったとしても、そこに投稿するのはやや敷居が高いと言うか、「わざわざ雑談する」という感覚というか、部屋着からスーツに着替えて投稿するような、なんとも言えない体験な気がしている。
Slack も最近はデスクトップアプリでは「全未読」なるような絞り込みUIが出現したため、これによっていわゆる「分報」を活用すればまるで個人のタイムラインをもちながら未読をチェックできる体験が得られるかと思われたが、スマホアプリには未実装だし、そもそも人が増えれば増えるほど分報を結局「フォロー」しにいかなければならない。
第一、Slackはいうてもチャットツールなので、単純に上から下にメッセージが流れていくのが心地よいのであって、「スレッド」という機能があったとしてもあくまでもそれは副次的なもので、誰かの発言にたいして「これ、いいですね!」などとコメントをし合いながら、チャンネル全体の流れを乱さないような使い方にはあまり適していないと思っている。
やはり安定のFacebookか
結局、現状ではFacebookなのかなと思っている。
Facebook は投稿にコメントすることが前提のSNSであり、
Slack が苦手とする、「「複数のコメントがついていくことを前提とする投稿」の集合体」が「グループ」という形で取れる。
「何を投稿すべきか」の管理はグループを細分化することによって実現する。(「自己紹介グループ」、「雑談グループ」など)
ポイントは以下に「雑談グループ」のようなものにツイッターのような気軽さを取り込めるかだと思う。とにかくなんでもポンポンあげてOKなゴミのようなグループを作ってみることで、投稿しやすさが得られるかどうかには少し懐疑的だ。(あと、「グループ全体」のフィードを汚すので、色んなオンラインサロンに入っている人は雑談グループから抜けたくなりそう。)
さいごにひとつだけ、Facebookの使いづらいのは、Facebookは沢山のコメントが付いた投稿において、コメントを最初から見る場合には「以前のコメントを見る...」を連打しまくる必要がある謎ゲーが発生したり、ときどきバグってコメントが全部見られないみたいなことがあり、それが辛い。
結局どうしよう
結局どうしようか決まってないが、試験的にFacebookで始めてみて、「サービス開発」として自分が欲しいクローズドSNSを作ってみようかなと思う。(既にちょっとだけRails+Reactで作ってみている)
それらがうまく運用できれば、他のオンラインコミュニティなどでも使ってもらえるようにブラッシュアップしていく方向性も面白いかなとおもっている。
おしまい。
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テッキーかけはしの鍵垢
YouTubeやツイッターにおける教える側としての発信だけではなく、学ぶ側として何を考えているのかということをつづっていくマガジンです。月…
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