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サービス開発におけるビジネスモデルの重要性について

このエントリーは2020年9月17日配信のstand.fmの音源をもとに作成したものです。

どうも、テッキーかけはしです。
フリーランスとして業務委託開発をしたり、個人開発をしたり、サービス志向エンジニアが集まるオンラインコミュニティ「テッキーズラボ」の運営をしたりしています。

最近は僕はこうやってstand.fmに投稿したり、基本は業務委託開発をメインで行なっています。それ以外の時間でも今取り組んでいる「個人開発」を進めたり「テッキーズラボ」の運営などを行なっています。

具体的には「もくもく会」をしたり、生配信をしたり、他にもいろんなイベントを定期的にしたり、それを企画・実行して司会をする。また「チーム開発」をしたりなどの運営といいますか、前進させて行くようなことをずっと行なっています。

それもあり結構バタバタな日々を過ごしてるなあという感じですが今日はその「個人開発」を少し進めることができました。

今やってる段階としてはビジネスモデルを改めて考え直してちょっと修正するみたいなことを行いました。

それを行なったおかげで結構納得感が出てきました、そしてそこがクリアできたのでじゃあ今度は「ペルソナ」を作りどんどん「課題の質」を高めていくということを行なっています。

なぜこういう手順を踏むかですが、今までかなり失敗してきました。サービスをいくつか作ってきましたが、結果的に「みんなに使ってもらえるサービスにはなりませんでした」

要はいきなり「こういうサービスを作ろう!」と思い作り終了!みたいなw勉強になっただけでした。今行なっている事はそうではなくて本当にみんなに使ってもらえるサービスを作るということに取り組んでいます。

なのでそもそも「課題が本当にあるのか?」や「解決策はそれでいいか?」などのことからかなり検証し深めていっています。結局サービスはよく言われることですが「誰のどんな課題を解決するのか?」ということです。

ベンチャー企業やスタートアップが何かしら出資を得る際に投資家の方が見るのはここです。「誰のどんな課題を解決するのか?」の部分を見られるということが色んな所に書かれていますのでそのサービスを作るという文脈でもかなり押さえておく必要があるなあというふうに思ってそこに力を入れているという状況です。

ビジネスモデルの重要さ

今回はそれに関連する話しなんですが「ビジネスモデルの重要さ」にこの歳になって気付きました!というちょっと恥ずかしい話しをしようと思います。

先ほどもお話ししたように、今回のサービスはみんなに使ってもらえるところにフォーカスしていますので「じゃあ何を開発したらいいんだろう?」の部分をめちゃくちゃ調べました。

調べた結果この「ビジネスモデル」というのが重要だと分かりました。この「ビジネスモデル」を分解するとある二つの掛け合わせであると言われています。

一つ目が「お客さんにちゃんと価値が提供できるかどうか」です。これは先ほどお話しした「誰のどんな課題を解決するのか?」かがちゃんと押さえられているかどうかということです。

次にこの二つ目がすごく重要なんですが「成長し続けられるのかどうか」言ってしまえば「強者に負けないかどうか」ということです。

要は「強者」というのは大企業というふうにイメージしてください。資金がたくさんありそういった企業にすぐに真似されるということがビジネスは戦いですから起きます。起きた時に今まで取り組んできたことが全て無駄になるみたいなことにはしたくありませんよね。

なので大企業相手でも「勝てるサービスになっているのかどうか?」ということがかなり重要だなというふうに思っています。

では「どうやったら勝ち続けられるのか?」ということについて調べました。その中でいくつか要素があり特に僕が面白いなあと思ったのが「ネットワーク効果」と呼ばれるものです。

これはかなり噛み砕いて言うと「ユーザー同士をマッチング」させたり「ユーザーと企業をマッチング」させたりというふうなネットワークです。これがサービスの中に入っているのかどうか?ということです。

やっぱりみんながパッと思い浮かぶようなサービスは結構このネットワーク効果が採用されていることが多いと思います。

例えば、アプリで一時期めちゃくちゃ勢いがあったというと「メルカリ」だったりが頭に思い浮かぶ人も多いと思いますが、メルカリはこのネットワーク効果が取り入れています。

どういうことかって言うとメルカリでは物を出品してそれを買う人がいますよね。要は「売る人と買う人のマッチング」といってもいいわけです。

こうなった時に最初に売り手が集まってきてそれがたくさんいる事で買いたい人はたくさん商品がある所に行くのでそこに集まります。

買う人がたくさん集まるから「そこで売ったらいいんじゃん!」と売り手が集まります。売り手が集まるから買い手が集まる、買い手が集まるからもっと売り手が集まり、売り手が集まるからもっと買い手が集まるというこの無限ループに入ってどんどんどんどんサービスが大きくなっていくというのがこのネットワーク効果の大きな特徴の一つです。

あとは「Airbnb」も自分の空いてる部屋を貸すみたいなサービスですが、借りる人がいっぱいいれば貸す人もたくさん集まり、貸す人がたくさん集まってくれば借りる人が集まってくる、そういうふうな構造がうまく出来上がっていてこれも「ビジネスモデル」の一つの要素だと思います。

だからこういうのを分析できるかどうかというのがすごく重要だなと思っています。

サービスやアプリ見たときに全部同じように見えますが「これはこういうネットワーク効果が働いてるんだな」や「これは働いてないな」となどの視点や考え方で見るということです。

「これは大企業が入ってきた時に大丈夫?」みたいな視点や考え方は僕たち弱者が戦うとなった時には絶対押さえておかなくちゃいけないポイントだなあというのは思ってます。

じゃあ何でこの「ビジネスモデルの重要さ」に気付いたか、言おうと思ったかなんですが過去にちょっと恥ずかしい考え方をしていたからです。

僕は元々GMOグループの会社でアルバイトとして勤務していて、アルバイトと言っても結構エンジニアで開発に携わらせてもらっていました。新卒の人とかと一緒にいろいろチーム開発をしていました。

その時に結局僕自身が独立したいっていう意識がどんどん強くなってきて、辞めてしまいました。

その後やっぱり会社の動向て気になるじゃないですか。Twitterでフォローし合ってる人もいましたのでその人たちの情報が結構入ってきていましたが、数ヶ月経ったある日Aさんが辞めた、 Bさんも辞めたという情報が入ってきました。

当時の僕はそれを見て「大丈夫かな?あのバリバリに活躍していたAさんが辞めちゃう、Bさんも?」というやばいんじゃないかなという気持ちになっていました。ただ今どうなのかというと株価がガンガン上がっていきかなり注目されている企業の一つになっているみたいです。

これがまさにその「ビジネスモデルの重要さ」だなと思いました。なぜかというとそこで開発してたサービスはこのネットワーク効果がはたらいていました。

当時やっていたのはハンドメイドの「Eコマースサイト」でしたが、やっぱりこれも「買い手と売り手のマッチング」によって強いネットワーク効果がはたらいているというふうに考えられると思いました。

言ってしまえばプラットフォームみたいな「場」です、「場」になることによってこの手数料が取引の数が多くなれば多くなるほど手数料も大きくなっていき売り上げが上がるという「ビジネスモデル」なわけです。

それがあるからこそ重要な人物が抜けたりしてもなんとかうまく回り続ける事が出来るんじゃないかなというふうに思いました。

もちろん人が辞めてもそこの代わりとなるような人をちゃんと採用する組織の強さ、しなやかさがある事が前提だと思いますがそれであっても「ビジネスモデル」が企業の安定性や将来性を強く反映してるんじゃないかなと感じました。

例えば僕が今後企業に投資するとなった時に、この「勝ち続けられるのか?」という視点を持つことでもしかしたら見極めができるんではないかと思っていますし、自分が開発するんだったら将来大きくなるかもしれないと思われるような「ビジネスモデル」でサービスを作ることが大きな成果を出すためには重要な考え方なんじゃないかなと思っています。

こういった考え方を今「テッキーズラボ」の中でより詳細に「こういった種類がある」などを詳細に話してそれをみんなで取り入れながらサービス考えていこう!と実践しています。

スタートアップが用いる際のフレームワークの「リーンキャンバス」書いたり、僕自身も書いて公開したりなどしています。結構面白いし今考えてるこのサービスは出してみないと分からない部分もありますが「とりあえず出す!」という考えは卒業してちゃんとリサーチしたりヒアリングし本当にいけそうなら作ろうと思います。

もしそこで「あれ?全然みんな課題に感じてないな」となったら別のサービスを作ろうかなとか思っています!

ITエンジニアのためのオンラインコミュニティ「テッキーズラボ」では、毎週のもくもく会で一緒に作業をしながらスキルを磨いたり、共同開発で Git を使いながらはじめてのチーム開発に挑戦してみたり、技術やキャリアについて質問相談しあったり、そもそもどんなサービスをつくったらいいんだろうというところから学びを深めたりしています!(記入時点のサービス内容なので変更となる場合があります)

メンバーの半分以上は駆け出しのエンジニアなので、プログラミングを学びたての方もぜひお気軽にご参加ください!興味のある方はコチラ↓


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