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【こちら側の責任】2021-10-05

・どうやら、僕の日記が百本目に到達するらしい。特に感情し、何か特別なことを書く気もない。それに、日記以外も書いているから、数本前に「計百本」という称号をもらっている。

・まあ、記念にそのことを記しておきます。よく頑張りました。これからも頑張ってください。自分。


・学校。部活。命からがら生きている。

・一時間目、国語。モアイ。

・イースター島と地球の共通点を見つける、というもの。文章に答えが全部書いてある。答案を写している時と同じ感覚。

・実際は「パスクア島」というらしい。イースター島という名前は、”復活祭=イースター”からきているらしい。行ってみたいと思ったが、旅費を調べてみたら150万円ぐらいかかったから、夢の中にしまっておくことにする。


・二時間目、英語。ユニバーサルデザイン。

・僕はある程度しか点字を読めないけど、この世には点字を当てにして生きている人もいる。ということは、僕にとっては「あってもなくてもいいもの」だが、この世には「なくてはならない、と思う人」もいるわけだ。なくなってはならない。

・では、刑務所に点字はあるのか。国会議事堂はバリアフリーに心掛けているのか。皇居に点字はあるのか。そういったところから見直していくと、案外まだまだ生活しずらいと思う点も多々ある。日本はまだ不完全な国だ。


・三時間目、化学。クロマトグラフィー、ほか。

・入試試験の練習でさんざんクロマトグラフィーをやった。自分が受ける学校とは違うとこなのだが、解いた。

・そのことを思い出して、ちょっと嫌気がさした。ただ、クロマトグラフィー自体は面白い実験だから、授業を楽しめた感じはした。

・そのほか、特筆することはない。


・四時間目、数学幾何。うつらうつら。

・タレスのことについて学んだ。何が困難な事かと訊かれ、「自分自身を知る事だ」と答え、何が容易なことかという問いには「他人に忠告する事だ」と答えたらしい。全く、その通りである。自分にも思い当たる節はある。

・哲学者というのは、人にわかるようなことを言っておかないといけない。テストが難しくなるからだ。このタレスという人物、「万物のアルケイは水である」とも言っている。アルケイとは、万物の始まりという意味で、要するに「すべては水から成る」ということだ。どういうこっちゃ。


・五六時間目、キャリア。自分の将来について考えた。

・僕は、今大人になるのだとしたら、インターネット関係の職に就きたいと思っている。しかし、僕が大人になったら、インターネットがあるかはわからない。だから、今後のことを聞かれたら「その時に流行っていることを創り出す仕事」と答えている。

・そんなひねくれは授業で通用しない。だから、僕はしょうがなく「webライター」と答えるのだ。そして、webライターで伝わってなさそうだったら「小説家」に変えている。これくらい、自分の将来は適当に考えている。


・部活。折り返し走。

・陸上部に入って、良かったと思っていることがいくつかある。それは人間として今まで保たれてきた「感覚」をことごとく超えてくることだ。陸上をやっていない人と比べた時、陸上をやっていたほうがなぜか一つぶっ飛んでいる。

・足が痛くなったら、我慢して走る。熱中症になりそうだったら、速く走って、早く終わらせる。そんな世界なのだ。

・あと、陸上をやると、帰りの電車の中で座れた時の感動がすごい。ホテルの部屋に入った時、ベッドの上にリモコンがあったら最高だろう。「荷物を置く→ベッドに飛び込む→リモコンを手にする→テレビをつける→横たわりながらテレビを見る」の流れができる。ソレと同じだと思えばいい。


・僕はと大会に選出されるほど足が速くないので、これからテスト明けまで部活がオッフェなのである。最高である。素直に喜ぶべきだ。「自分の足の遅さに落胆した」とか、そういうフェーズは通り過ぎた。自分の全力を出して選ばれなかったのなら、自分はそれほどの人間だということである。そこを受け止めるところ、大人になったなとしみじみ感じる。



・帰りの電車で「きつねのはなし」という本を読んだ。短編小説みたいになっていて、その中の一つの話をお見終わったから、感想を書きたい。

・めっちゃ話の内容忘れたわ。「やせた店主と可愛いナツメさんと僕が出てくる話。店主とナツメさんのもとでバイトをしていて、店の奥から出てきた狐のお面を見たナツメさんがめっちゃびっくりしていたから、どういうことか聞いたら、トラウマがあるんですぅ~ということ。」と覚えている。それだけ記しておく。


・すごいと思った。この話、一文字も無駄な文字がない。かといって、塩々しい話でも、淡々と進むわけでもない。気づかぬうちに「世界」に入り込んでいる。そして、読了後に「はぁ~。マジか。うっわそうだったのかぁ~」と言ったらその世界に終わりを告げる合図だ。

・正直、最初のほうは「言葉も難しいし、親近感わかないな」とか思っていた。しかし、難しい漢字には読み仮名が入っていて、案外スラスラと読めた印象を受けた。

・これから本を出版される方は「難しい漢字を使ってそれっぽいこと言ってる風にしたろwwwwwww」とか思わず、素直に言い換えるか、フリガナを振るようにしよう。


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