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【自分の意志はほどほどに】2021-10-04

・学校。部活オッフェ。あっしぇ。

・一時間目、地理。日本の気候区分。

・私、東京に住んでいるため、「太平洋側の気候」に所属している。夏に高温多雨、冬に寒冷乾燥している。

・ただ、よく聞く「冬になると唇が乾燥する」という現象に襲われたことがない。そもそも、唇が乾燥する現象をあまり受けない。かといって、常に唇から液体が垂れているわけでもない。なぜか、唇が熱帯雨林気候なのだ。


・二時間目、技術。はんだ付け。

・”はんだ”が一瞬で溶けていくあの感じが気持ちいい。そして、一瞬で固まる。”はんだ”を操れるのは、”はんだごて”がいる時だけだ。その感じがかっこいい。

・あと、”はんだごて”は”はんだ”しか溶かすことができないのだ。木を溶かそうとすると、黒焦げて終わるだけだ。それを使って絵を描く、というものもあると思うが、やはり”はんだ”には”はんだごて”なのだ。


・三時間目、家庭科。衣生活。

・ハーフパンツを作った。作っている。このご時世でミシンが使えないため、全部手縫いだ。針が手に刺さる。手の薄皮を縫っている感覚になる。

・あと、めっちゃ眠かった。授業中の記憶がない。この三連休で休めなかった反動が来たのだと思う。疲れをとる手っ取り早い方法があるのなら教えてほしい。


・四時間目、英語。ユニバーサルデザインについての英文を読んだ。

・最近の多目的トイレ、めちゃめちゃ広い。車いすがある程度動き回れるほど。そして、「流す」だけでなく、ピクトグラムや点字、英語まである。手すりもあるし、洗面台の鏡はびっくりするほど低い位置まである。

・ここにも書いてあるが、最近は「ユニバーサルデザイン」が流行りだそう。いずれ、何か障碍を持った人のことばかり考えてしまい、特に障碍を抱えていない人が生きづらくなる世の中がやってくるかもしれない。

・そうなると、「ユニバーサル=万人に共通な」が達成されない。ここに達成されていない人がいるからだ。「多くの人を考える」というのは、まず「自分」について考えることでもある。


・五時間目、数学代数。因数分解。

・因数分解、簡単。高校・大学数学になると猛威を振るう、といううわさがあるが、中学数学の範囲では簡単と思ってしまうのに無理はないだろう。

・「難しくなる」という感覚には身に覚えがある。小学校の頃の縄跳びカード。パッと見た感じ、ゴールが「三十跳び10回」だから、余裕だと思うのだが、よく見ると真ん中に「二十跳び500回」とか「綾跳び200セット」とか頭のおかしい数字が書いてある。

・縄跳びカードに関しては、友達(運動神経:B+)と僕(当時の運動神経:A-)で先生に懇願して、0の数を一個多くしてもらったのだが、因数分解は先生に懇願することも0を一個多くすることもできない。不安。


・六時間目、体育。バスケ。嫌い。

・バスケ(バスケットボールの略。輪投げ+サッカーと思えばいい。)が難しい。何が難しいって、先生の指示が抽象でわかりづらいのに、間違えると怒られることだ。

・今日は「ゴールの真下から45°でシュートします。この時、右と左を繰り返します。一人ではできないので、五人程度で一緒にやるようにしてください」と言っていた。これでどういう流れか理解できる人はいるだろうか。

・答えは、「ボールを持ってゴールの真下(らへん)に立ち、右か左に一歩出る。(その状態からバックボードに一回当ててシュートを打つことで、戦略性が上がる。)しかし、一人で繰り返しているとゴール数も限られているし、無駄なので、近くの複数人で班になって、『一つのゴールを使って複数人で同じことをやる』とすれば、いいだろう」ということだ。長文になった。

・もっとわかりやすくすると、「バスケ漫画でかっこいい人が放課後に一人でやってるやつ」だ。右や左に移動しながら、ゴールを打ち続けるやつ。

・間違えると怒られる。理不尽。


・部活なし。大会の後は一日休みになる。顧問の負担が大きすぎるから休みなのだ。


・帰りの出来事。電車で寝過ごして二駅先まで行ってしまった。その駅に最後に行ったときはエレベーターの改修工事をしていたのだが、今日行ってみたらきれいになっていた。こういうところに気がつけるのは僕の良いところなのかもしれない。


・この記事の中で言っている『泣かないで、パーティはこれから』という本。読み終えた。

夢だった貿易関係の会社に勤めいていた、27歳OL「琴子」は、ある日勤めていた会社が倒産して無職になってしまう。さらに、三年間付き合っていた彼氏に「実は好きな人がいるんだ。別れてほしい」と突き放されてしまう。就職氷河期で27歳女の中途採用なんてしてくれず、就職に苦労する。
貿易関係の仕事をあきらめて田舎に帰ろうとするが、母は最近できた甥のことで頭がいっぱい。父は他界している。同級生は仕事で忙しい。頼れる人がおらず、路頭に迷う琴子。そこに一人の男性がやってきて…

・読んだ後、「夢の追い方」について考えた。夢を追うことは大切だが、夢ばかり見ていては生きていけない。自分の思いを曲げることも重要である。では、自分の夢と現実をどの割合で見ればいいのか。社会の難しさはそこにあると思う。

・あと、「恋と就職」についてもバランスが必要だ。近年、「男女共同参画社会基本法の制定等により、女性が働きやすくなる=結婚しなくても稼ぐアテがある=結婚しなくなる=出生率が下がる」というスパイラルを習ったが、それと同じだと思った。

道として共働きを選択する家庭も少なくはないと思う。女性にだって、男性にだって、自分のやりたいことはある。しかし、それが職に現れる人も、それを我慢して働いている人もいる。

そんな世の中。「バランス」というもの、「調和」というもの、「トレードオフ」というものが求められる。それを保てるのが良い人間なのかは考え方によるが。


・結婚と就職は近しいものなのではないか。「自分の居心地がいい場所、人を見つける」という点においては、一緒であるのではないか。将来が不安だ。

・数学のように、答えがあるわけでもないし、電卓があるわけでもない。難しい人生になった。この社会が、人生を難しくさせた。

・人間が夢ばかりを追い続けるようになったら、どうなるだろうか。〇億人の夢をかなえ続けたら、この世はどうなるだろうか。そう考えると、がまんすることも大切だと感じることができる。


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