企業事例から学ぶ、カンバセーショナル&オートリプライキャンペーンの魅力とは(2017 8.16)
こんにちは。kakeru編集長の三川です。
今回は、Twitter広告フォーマットである「カンバセーショナルカード」の企業活用についてご紹介します。
カンバセーショナルカードって?
まずは、どん。
Twitterの埋め込みだとカンバセーショナルカードが表示されないため、画像でも紹介します。
カンバセーショナルカードとは、ハッシュタグがボタンになっており、選択するとツイートできるTwitter広告フォーマットのことです。
あくまで広告フォーマットであり、餃子の王将のようにユーザーのツイートを促すような目的で利用されます。
ただ最近、このカンバセーショナルカードを利用した面白いキャンペーンが増えてきているので、事例を踏まえながら多様な活用方法を紹介したいと思います。
カンバセーショナルカードの特徴
Twitterで最も浸透しているキャンペーン手法といえば、投稿へのRTを参加条件とした「RTキャンペーン」ではないでしょうか。
2016年から見かけるようになった「インスタントウィンキャンペーン」も同様に、対象ツイートをRTすると即時に当落返信がくる仕組みになっています。
それに対してカンバセーショナルカードを活用したTwitterキャンペーンは、ユーザーのハッシュタグ投稿を参加条件としたキャンペーンです。
カンバセーショナルカードの特徴としては、下記3点が挙げられます。
・ハッシュタグボタンは最大4つ設定できる
・動画と画像どちらかのクリエイティブフォーマットを選択できる
・オプションで「インスタントアンロック機能」を使うと、ユーザーがツイートしたあとに元の投稿のクリエイティブを自動的に切り替えられる
※あとで分かりやすく説明します。
カンバセーショナルカードを活用した企業事例
それではいくつかの事例を紹介していきます。
事例1.VISA
公式のハッシュタグがあるのに、ユーザーに認識されていない…ハッシュタグ(メッセージ)が浸透できていないという課題を抱えている企業にオススメです。ハッシュタグボタンが大きく表示されるので視認性が高く、またユーザーがツイートするきっかけも生み出しやすいです。
事例2.マクドナルド
マクドナルドは、商品の美味しさを大喜利形式でユーザーにツイートしてもらい、商品の美味しさとともに商品名を広げる仕掛けをしています。
このユーザーツイート自体が、クチコミとして機能しますよね。
事例3.爽健美茶
爽健美茶は、四択クイズを出題してユーザーに正解だと思う選択肢(ハッシュタグ)をツイートしてもらう仕掛けをしています。
さらに、アンロック機能を活用して、そのクイズの答えだと思う選択肢をツイートした人のみに表示させています。
アンロック機能を活用すると参加者限定のコンテンツを提供できるので、ユーザーツイートが増加するメリットがあります。
アンロックを設定すると、プレミアムなコンテンツを配信することもできます。
たとえば、ハッシュタグ投稿したらタレントからメッセージが届くという座組みにしておき、ユーザーが投稿したあとにタレントのメッセージがアンロックで見れるようにするなど、思わず参加したくなる仕掛けが作れます。
※注意※
カンバセーショナルカードを動画に設定した場合にはアンロックは動画のみ、静止画に設定した場合には静止画か動画をアンロックとして選択することができます。カードを動画に設定した場合には、アンロックで静止画には切り替えられませんのでご注意ください。
カンバセーショナル×オートリプライの組み合わせ
いま注目されているTwitterキャンペーン手法は「カンバセーショナルカード+オートリプライ」の座組みを用いたキャンペーンです。
オートリプライとは、その名の通り自動で返信される仕組みのことです。カンバセーショナルカードと組み合わせる際は、ハッシュタグと返信する投稿内容を事前に紐付けておくことで、ユーザーが選択したハッシュタグに応じた投稿内容が送られてくるようになります。
事例を紹介しながら魅力を解説していきます。
事例1.森永乳業
森永乳業は、「MOWを選ぶ理由」をユーザーに選択させることで、その回答に見合った特別動画が届く仕掛けをしています。
事例2.キリンビバレッジ
キリンは、SNS上で有名な漫画家とコラボした企画を実施しています。こちらも、ユーザーが選択したハッシュタグに合わせた限定漫画が届く仕掛けとなっています。
カンバセーショナルカードはハッシュタグを4つ設定すると、4パターンの返信が可能になります。
つまり、ユーザーに最大4回も参加させることができるので、エンゲージメントは高くなるのではないでしょうか。
カンバセーショナルカードは、ユーザーコンテンツを生み出すキッカケになる
カンバセーショナルカードの最大の特徴は、ハッシュタグボタンを押した時点でユーザーが主体となった情報が発信されることです。
RTキャンペーンや以前紹介したインスタントウィンキャンペーンは、あくまでも企業発信のツイートが拡散される仕組みとなっているため、受け手によっては「宣伝色が強い」と感じる人も少なからずいるのではないでしょうか。
両施策ともに拡散力は優れているのですが、信頼できる情報という点においては、どちらかといえばカンバセーショナルカードの方が勝っていると思います。
なぜなら、情報が溢れる今、信頼できる情報源として“友人や知人といった身近な人”が重要視されており、それに伴い“ユーザーコンテンツ”という手法も浸透しつつあるからです。
今回取り上げた事例のようにカンバセーショナルカードを上手く活用すれば、一方的な宣伝ではなく、ユーザーが主体となって発信する「クチコミ」をTwitter上で生むことが出来るのではないでしょうか。
カンバセーショナルカードを活用したキャンペーンや投稿アイデアについて、もし悩まれている担当者の方はお気軽にお声がけいただければと思います。
キャンペーンの比較表
最後に、各キャンペーンの仕組みの比較表を作成しました。目的やシーンに合わせて何を企画するのか迷った時にぜひ参考にしてみてください!
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