【Twitter担当者必見】企業事例から学ぶ、その場で当たるインスタントウィンキャンペーン成功のコツ(2016 12.2)
こんにちは!Twitterを開くとモーメントばかり眺めてしまう、うのです。
みなさん、Twitterで「RTするとその場で当たる」キャンペーンを最近よく目にしませんか?実際に参加したことがある方も多いのではないでしょうか。
そう、その場で当たるという「インスタントウィンキャンペーン」が企業アカウントの中でめちゃくちゃ流行っているのです。見たことないという方は、まずはこちらをご覧ください。
\おいしいの声続々/
甘いのにヘルシー!ヨーグルスタンドが1000名様に当たる
①フォロー
②リツイート
③結果がすぐにわかるよ
詳細はhttps://t.co/moh90Olzl3#飲めばいいじゃんヨーグルスタンド#毎日挑戦https://t.co/ZIcQTliGwQ
— ヨーグルスタンド (@YOGURSTAND) 2016年5月6日
※キャンペーン期間が終了しているので、RTしても結果のリプライは届きません。
最初にインスタントウィンキャンペーンを実施したのはヨーグルスタンドです。注目すべきはリツイート数。1投稿で19,000以上リツイートされています。
MarkeZineの取材記事によると、ヨーグルスタンドのキャンペーン結果は以下の通り。
KPIは期間中のリツイート数に加え、ブランド調査での認知や購買意向をサブKPIとした本施策。実施の結果、KPIの7倍近いリツイートが行われた。さらに、ツイート件数は27万件にのぼり、キャンペーンへの延べ参加回数は50万回。ユニーク参加人数が約10万人だったため、一人当たり約5回参加した計算になる。これはTwitterのキャンペーンの中でも、結果として大きなインパクトを与えた事例となった。(日本コカ・コーラの新ブランド「ヨーグルスタンド」が実施した、日本初のTwitterキャンペーンに迫る)
1か月のキャンペーンで、なんとユニーク参加人数10万人…!!
このように、インスタントウィンキャンペーンの魅力はなんといっても、多数に参加してもらえる=企業発信の情報を拡散できること。さらにフォローキャンペーンを掛け合わせれば、フォロワー獲得もできます。
このヨーグルスタンドのキャンペーンがきっかけで、2016年5月以降、続々と企業のインスタントウィン活用キャンペーンが誕生しています。そして2016年12月1日からはTwitter社が#クリスマスボックス2016を始めました。この盛り上がりはますます加速していくことでしょう。
<目次>
・インスタントウィンキャンペーンのメリットとは?
・企業事例:スロットゲーム
・企業事例:ルーレットゲーム
・企業事例:あみだくじゲーム
・これだけは押さえておくべき!投稿文とクリエイティブ制作のコツ3つ
・企業担当者がインスタントウィンキャンペーンを始める前に知っておきたい4つのこと
・私がインスタントウィンキャンペーンを推したい理由
・インスタントウィンキャンペーン成功のコツ
インスタントウィンキャンペーンのメリットとは
企業側のメリットは、大まかに以下の3つです。
1.短期間でフォロワー(新規ファン)を獲得できる
2.新商品のリリースや、告知を拡散できる
3.ブランドに対するポジティブな言及が増える
そしてユーザー側の参加メリットは、フォローとRTをするだけで参加でき、その場ですぐに当落が分かるというところです。気軽さが参加ハードルを下げています。
さて、企業はどんなキャンペーン投稿をしているのでしょうか?気になって調べてみました。ここからはインスタントウィン活用事例をご紹介いたします。各社、ユーザーを楽しませるゲーム要素を加えているのが特徴です。それではみていきましょう。
スロットゲーム
スロットで「最高のコク」と「香り」や、「牛乳100%」と「北海道産生クリーム使用」など、新商品に関する組み合わせが出ると当たりです。
ルーレットゲーム
応募で当たる #アクエリアスウォーター!
当選結果がその場でわかる♪フォローした後にリツイートで応募完了!1000名様にプレゼント!
▼詳細 https://t.co/fQWv6Ml5VI#毎日挑戦 #アクエリアスから水がでたhttps://t.co/lg86fRVA7g
— アクエリアス (@AQUARIUS_SPORTS) 2016年7月5日
ルーレット形式で当たりかはずれかシンプルに一目でわかります。CMキャラクターの松岡茉優さんが出演しており、松岡茉優さんファンのTwitterユーザー(通称まゆらー)が大勢参加していたのも特徴ですね。
あみだくじゲーム
いちごのあみだくじゲームです。最後に登場するリスにいちごを持ち去られるとはずれ、リスが新商品をプレゼントしてくれると当たりです。
これだけは押さえておくべき!投稿文とクリエイティブ制作のコツ3つ
各社のキャンペーン投稿を見ると、投稿文とクリエイティブの「型」が、ある程度出来上がっていることが分かります。傾向を分析した結果、インスタントウィンキャンペーンの投稿設計にあたり、制作のコツは以下の3つに分けられるかと思います。
1.投稿文
「参加方法」「当選者数」「賞品」「キャンペーン締切」「LPのURL」を記載
2.キャンペーン動画(または静止画)
「当選者数」「賞品」を記載し、さらに「ゲーム要素」を盛り込む
3.アタリ、ハズレのリプライ動画(または静止画)
「RTしてくれたことへのお礼」「当落結果」「残念→毎日チャレンジ!や、当選おめでとう!→DM見てねという旨の文章」を盛り込む
上記を網羅すれば、Twitterユーザーにとってわかりやすい参加導線が実現します。ご注意いただきたいのは、これはあくまでも「型」ですので、決してこの通りがよいというわけではありません。
たとえば、先ほどご紹介したカルピスは、あみだくじと新商品のいちごを上手く掛け合わせ、あみだくじがいちごの”つる”でできています。あみだ(いちごの”つる”)上をいちごが転がっていくストーリーになっています。
このように、ゲーム要素と新商品(もしくは打ち出したい新情報)を掛け合わせるストーリーづくりというのが、インスタントウィンの企画に深みを与える肝の部分となってきます。他社のキャンペーンと差が出る部分ですので、ここは時間をかけてじっくり練りたいですね。
企業担当者がインスタントウィンキャンペーンを始める前に知っておきたい4つのこと
1.公式アカウントの投稿内容にユーザーへのリプライがすべて表示される
PCで企業アカウントのTwitterを見ると、ツイート内容と返信が別のタブになっていますが、スマホはツイート内容と大量の返信が表示されます。
ということは、キャンペーン期間中、スマホでアカウントのフィードを見たときにオーガニック投稿が埋もれます。
期間中のオーガニック投稿は控え目にするなど対策しておきましょう。
2.Twitterの仕様で思わぬ事象が起きることもある
中の人はよくご存じかと思いますが、Twitterってよく仕様が変わりますよね。
思いもよらぬことが起きるかもしれませんが、鉄の心をもって乗り越えましょう。
(投げやりですみません。予測できないので、ここはどうしようもないです。)
3.ユーザーからお問い合わせが届く可能性大
「リプが届かないんだけど」「商品発送はいつ?」という質問から、「ハズレしか出ないのかよ!」というような暴言まで様々です。
リプ、DM、場合によってはお客様相談室にご連絡がいくことがあるので、あらかじめお問い合わせ返信フローを立てておきましょう。
4.新規ファンを増やすためにプロモツイートを実施しましょう
いやいや、フォロワーに拡散してもらうだけでいいよと思っていませんか?せっかくインスタントウィンを導入するのであれば、プロモツイートでオーガニック投稿を拡散しましょう。
私がインスタントウィンキャンペーンをオススメしたい理由
ここまでご覧になって「うわぁ…気を付けることいっぱいあるし、企画の設計が面倒かも」と思われた方が多いのではないでしょうか。
正直、DM送付数の上限や応募要項作成など、ほかにも気を付けなければならないことはたくさんあります。
でも、インスタントウィンってめちゃくちゃいいんですよ。
私が過去にインスタントウィンキャンペーンの企画立案から運用までやってみて1番嬉しかったのは、キャンペーンがきっかけで大勢のユーザーがブランドに対するポジティブなツイートをしてくれたことです。
リプライで「いつも買ってる!大好きです。」とか、「新発売が待ち遠しい…!」とかとか。
中には「はずれちゃったけど、自分で買ったよ。」とキャンペーンハッシュタグで呟いてる方もいました。
まとめると、インスタントウィンキャンペーンの魅力は大勢の人に商品の情報を知ってもらえることです。 店頭で商品を見つけたときに「あ、Twitterでキャンペーンやってたやつだ。」と想起してもらえるかもしれません。
どうでしょう、やりたくなってきませんか?
インスタントウィンキャンペーン成功のコツ
キャンペーン成功に向けて、何より大事なのは企業の担当者(上長も巻き込みましょう)と代理店のキャンペーン運用担当、双方がキャンペーンの座組みとツールの性質をよく理解することです。
当たり前じゃん!という声が聞こえてきそうですが、本当にインスタントウィンの設定はややこしいのです。
最後に、インスタントウィンキャンペーンの事例をモーメントでまとめてみましたので、よかったら参考にしてくださいね。
Twitterキャンペーンの企画設計でお悩みの際はお気軽にご相談ください。
企業のTwitter担当者様がインスタントウィンをやりたくなった際に、関係者にとりあえずこの記事をシェアする、という流れになったらこれ以上嬉しいことはありません。
現場からは以上です。
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