オフライン大会はやっぱいい!






いや~素晴らしかったですね。久々に見てeBASEBALLの面白さといったものを観ているだけの人間でありながら改めて気づかされましたね。


9月12日、静岡でパワフルプロ野球のオフライン大会「eBASEBALLパワフルプロ野球シングル最強決定戦」が開催されました。コロナ禍の影響もあり8人トーナメントになりましたが(※1)、今後のeBASEBALLの競技を広めるために意味のある大会になったはずです。

※1:本大会は9月5日に参加したオンライン予選で勝ち上がった上位7名と地元枠1名で対戦を開催。当初は16名だったがコロナの影響により8名に変更


eBASEBALLパワフルプロ野球、通称パワプロの対人戦は通常オンラインで遊べます。当然オンライン対戦でも楽しめますので、競技でのオフラインは意味があるのかと疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。もしかしたら、初めて見た方なら野球のゲーム何それ?と思うかもしれません。

確かに、パワフルプロ野球を用いた野球のゲームには変わりないですよね。

しかし、今大会を通じてオフラインをやってよかったと思えるのです。その理由をいくつか上げてみます。


プレイヤー自身のリアクションが観れて嬉しい

筆者のエゴなんでおかしい理由ですね。ただプレイヤーが懸命に対決して操作する姿は、絵になるんですコレが。プレイヤーがオンライン配信でも真剣にプレーしているのは当然ですが見る側からは声のみの反映で伝わるというのは少し弱い面もあります。

ところがオフライン対戦は、対戦相手が目に見えて隣に座って互いに意識をするので、緊張感や熱意がこちらに伝わりやすいです。

プレイヤーたちがコントローラーを操作してホームラン打った後のガッツポーズや、打てそうな球をミスショットしたときのうなだれたリアクション、観てる側も熱くさせてくれるのでとても嬉しいものです。


実況解説が盛り上げてくれる

大会だから当然と思われる方を多いと思いますが早いテンポで試合がながれるので、しゃべること自体は結構難しい気がします。

今回の大会ではパワプロの大会を実況するのが初めてのアナウンサーなので、プレイヤーが打ってきただけで凄く盛り上げてくれます。当たりのいいバッティングが来たときにいいリアクションをする所に新鮮味があったので、観る側を熱中させてくれて本当にありがたかったです。

また解説の田中一朗さんの解説がよくて、野球は奥深いと思わせた心に残るシーンがありました。

それは準決勝あらきvsおもちまるの試合で、おもちまる選手が代打ウィーラーでホームラン打った後の解説で

「このホームランでわかったことは、おもちまる選手は下方向の球は捨てるではなくて下方向の球がボールになるかをちゃんと見極めてた」

と仰っていました。プレイヤーが打球をさばくためにどういった構えだったのかをすぐに推察してくれたので、見る側も勉強になり大会を楽しむことができたのです。

ただ盛り上げるだけでなく競技の緻密な要素を伝えたのではないでしょうか。


誰かのモチベーションになる

今回の大会の決勝とても点の取り合いで、最終回でビハインドから同点になる白熱したプレーだったんです。

大会後のこの反響が大きくパワプロをプレーしている人たちが「うまくなりたい」や「次はあの舞台へ出たい」というコメントがtwitterで見受けられました。今大会はパワプロ好きな人たちの原動力になっていると思います。

オフラインは多くのドラマが潜む

観てる側の偏見に聞こえると思いますが、パワプロのオフラインの大会は上手い人同士の試合になると、対戦場面を振り返っても勝負の行方がぐちゃぐちゃになりやすいのです。

オフラインのプレーではゴロをさばいてもエラーやバッテリー間のワイルドピッチも起きやすく、オンラインにはないハプニングの多い印象があります。また相手との駆け引き、操作する緊張感、メンタリティー、それらを総て受けた上で一つ一つの対戦が試されていて、面白い試合が生まれるのではないでしょうか。

もっとオフライン大会がみたい

今回の静岡のシングル最強決定戦を見て、地方のオフライン大会でパワプロ広めてほしいと感じました。

話を一旦そらしますが、今年はeBASEBALLプロリーグが開催されないことがKONAMIから発表されました。

おそらくこの発表でもっとも落胆するはプロを目指したかった人たちではないでしょうか。目指すものがなくなり、モチベーションがボヤけてパワフルプロ野球自体から離れてしまうのでは…

仮に来年eBASEBALLの競技が再開しても挑戦する人が現れるのか、見てくれる人がやってくるのか不安になります


それらを、払拭するために多くの人に見せてもらう、パワプロは面白いeBASEBALLは面白いを伝えることを各地方に開催されればいいなと思うのです。そしてパワプロをする全ての人が活躍できるチャンスを増やし、多くの方に楽しませていくステップになってほしいと願わんばかりです。

そのため、今回の静岡でのオフライン大会は、一つの希望でもありパワプロの競技大会の一つの歴史を刻んだに違いありません。

追伸
終わりに、もしパワプロの大会に出たいという人がいればぜひ挑戦してみてはどうでしょうか?

シトさんが主宰する「全国中高生e野球選手権大会TSUKUBA杯」

こちらは中高生限定ですがこちらで自分の実力を出すのに持ってこいの大会です。


くやさん(元eBASEBALL北海道日本ハムファイターズ代表) が主宰する「第1回もうひとつの全国大会」があります。こちらはトナメル公認の大会です!


もし参加してみたいなら出てみてほしいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。eBASEBALLはいいゾ↑

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