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スイカ割りの準備が出来ました

【遊びに出動】
久しぶりに2歳のお子様を保育園に連れて行った。早めに着いたので保育園の周りを散歩していたら2階のベランダから地面に伸びている滑り台があって緊急出動のそれっぽくて興奮した。お子様も「滑り台だ!」とウキウキしていた。来年か再来年、2階のクラスになったらそこから滑って外に出てお散歩するのだろうか。その光景とても見たい。うちも2階から滑り台作れば良かったな。想像するだけで楽しいもの、もっと身近に必要だ。その最たるものはお子様か。
保育園の時間が近づいて門をくぐったらお子様が「ちこくちこく~」と言って走りだした。妻が毎日言っているのかい?

【虫唾ダッシュ】
朝、虫が苦手な職場の事務の後輩女性が、他部署の後輩男性に「○○さん……かまきり……」と言って連れていかれて、かまきりを外の遠くの場所に逃がさせていた。人間は本来自分とは異形の存在に嫌悪感とか恐怖を感じるらしく、虫がその最たるものという説もある。生体として一番かけ離れているだからだろうか。だからその女性の反応は人間として正常なことなのだろうけど、結構な頻度で虫を見つけては後輩男性が連れていかれる。むしろ虫の事が好きなのでは?と思うくらい虫を見つける。逆に虫に好かれているのだろうか。虫界のアイドル的な存在なのだろうか。握手を求めて登場したら男性スタッフを呼ばれて剥がされる。塩対応も塩対応だ。でもその塩対応がいいのだろうか日に日にファンが増えていく。可哀想というか何というか。まともに外を歩けない芸能人みたい。お気に入りの虫に出会って和解。みたいになったら嬉しいな。「私、どんな虫も駄目だったけどあの虫だけは好き。」なんて逆転恋愛のような、そんな日が来るのだろうか。と勝手に思いながら仕事をするのが最近楽しい。
その日の残業時間、僕よりも15歳くらい上の他部署のおじさんに「かえる……」と呼び出されて行ったら喫煙所の前に小さなかえるが居た。不思議と何にも想像出来なかった。そのかえるとは何だか仲良くなれそうな気がした。

【いくらレベル上げしても坊主が選択肢に出てこない】
職場の隣の席の同期が坊主にした。最近坊主の人を身近で見なかったから最初びっくりして興味が湧いたけど、似合っていたし変な事を言って気を悪くしたら申し訳ないな。と思って「奥さんが刈ってくれた。」などほっこりエピソードを聞いたくらいで、僕からは特に触れなかったのに、会社のほぼ全員が「何か悪い事したの?」といじっていて令和でも坊主は反省なんだなと思ったしギャグにしても更新されないものなんだな。と思った。返ししんどそうだったな何が正解なんだろう。同期は一貫して「学生の頃は坊主だった」と「夏なので」と会社で俳句大会があったら季語として登録されそうなくらい言っていて、隣で聞いていた僕も次第に影響されて「僕も夏だから坊主にしたいな」思い、妻に相談したら「は?あなたが坊主?無理無理。坊主にしたら髪の毛伸びるまで実家に帰ります。」と言われた。坊主にして怒られる事があるのか。もし僕が粗相をして妻が実家に帰ってしまって、反省として坊主にして謝りに行ったら、粗相+坊主の怒りが蓄積されて更に許されなくなり、僕は家で育毛剤を振りかけて頭を木魚のように叩いて反省しないといけない所だった。
しかし、坊主は坊主に選ばれた人しかできないプレミアムな髪型なんだな。と憧れも出てきてしまった。坊主似合う人カッコいい。夏だし、憧れだし、職場でいきなり坊主が2人並んで座っていたら見応えあるだろうな。と、正直まだ心の奥底では火が灯っている。妻が水鉄砲を持ってたまに探しに来る気配がする。