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角ばっているね

2020年10月12日(月)
会社のパソコンの画面をいじっていたらブルーライトを低減する設定があって、限界まで低減させてみたら画面が黄ばんだ。ブルーライトは低減させると画面の顔色が悪くなって(ちゃんとご飯食べている?)と心配になる。でも意外にもすぐ慣れて作業に悪影響は無さそう。これで目が疲れにくくなるのなら良いかと思ってそのまま黄ばんだままにした。
でも僕のデスクに来る先輩後輩が毎度「画面が変……」と言って来て、最初はちゃんと説明していたけれど、段々めんどくさくなって、「心が黄ばんでいる人は黄ばんで見える」と適当に言っていた。でも後輩に「じゃあ先輩にはどう見えるんですか?」と聞かれて「黄ばんで見えるよ」と言ったら(なんだこいつ)という目で見られた。嘘はついていない。心が黄ばんでいるだけだ。

2020年10月13日(火)
割と無茶だね〜という仕事が来て、気が付いたら21時まで残業をした。集中したな〜と思うのは気持ちが良い。読書に似た没入感だった。
帰りに資格試験の為の証明写真を撮りに閉店しているスーパーに車を止めて自販機の隣の写真機に入る。5回まで撮り直しが出来るらしくて、安心しながら1回撮って、顔が斜めになって納得出来なくて生意気にも撮り直した。撮り直したけど1回目と全く同じ斜めになって、(生意気言ってすみませんでした。)と思いながらそれで印刷した。明日は有給で斜めの顔の願書を出しに行く。

2020年10月14日(水)
資格試験の願書を出しに行く為に有給を取る。歩いて15分の場所の郵便局で支払いをしてそこから5分の場所に願書を出す。門の前にデカい恐竜のオブジェがあって生きて帰れるのか?と思いながら中を入ったら駐車場が広くてそこから5分歩いた。まさにダンジョンみたいだったけど考えるとUの字に歩かされているだけで効率が悪いというか、車で来る事が前提(建物が遠いのは事故を少なくするのが目的なのかな)というか、つくづく群馬は車社会だなと思う。
家の近所だけど普段通らない道だから更に通らない道と道で繋いで家に帰った。ジンジャコロッケというものを出しているお店があって、生姜のコロッケ?美味しそうだなと思ったけど買わなくて夕方帰ってきた妻に話したらどうやらこの地区の名物らしい。買えば良かった。あと、「ジンジャー」じゃなくて「神社」らしくて平べったいコロッケらしい。どういうこと????

2020年10月15日(木)
火曜日に来た無茶だよ〜という仕事、納期の関係でやらなくて良くなった。途中までやったのだけど、こういう事もあるよね。
購入した明日のアーの『音のアルバム』という音声配信コントを聴き終えた。人間のめちゃめちゃな脳内を表にいる人間が表現(体現)するってやっぱり面白い。煮湯をクックパッドで調べて飲んだ。とか面白い言葉が心地良いリズムでそれぞれの感情で豊かに頭に広がって楽しかった。題材もコンビニのおにぎりセールとかコロナに関してとか日常を組み込んでいて想像するのが楽しかった。
芝居したいなぁと久々に思って台本を頭でぐるぐる考えてみたけど何にも思いつかなかった。思いつかないというか、思ってもこんなの出来ないとすぐ没にしてしまう。芝居に足を突っ込むのももう怖くなっている気もする。

2020年10月16日(金)
他部署の上司が定年という事で、花束とプレゼントを渡して写真を撮った。42年も働いたらしい。僕が生きているよりも働いているのが衝撃で震えた。月曜日辛いとか金曜日ヤッホー!とか何回繰り返したのだろう。何年目かで無くなるのだろうか。こんなしょうもない事聞けないから僕が定年の時はこの話を後輩に言おうと思う。

2020年10月17日(土)
平日に少しずつ描いていたイラストの下書きを清書した。
夜はグラタンを作った。グラタンを作る自分を俯瞰で見るとちょっと引く。温かくて美味しかったし、グラタンって意外にボリュームがあると初めて知った。半ば賭けだったのだけどご飯を炊かなくて良かった。お子様も良く食べてくれた。妻は「まさかあなたがグラタンまで作るようになるとは……」と少し戸惑っていた。

2020年10月18日(日)
妻が友達の出産祝いが買いたいらしくてショッピングモールへ行く。妻が買い物をしている間にお子様と本屋でぶらぶらして絵本を4冊買った。お子様はカートに乗りたいと抱っこして欲しいと歩きたいの無限ローテーションでそんなに気分がすぐに変わるのは生きている速度が僕よりも全然速いからなんだろうなと思った。気分がすぐに変わるのを「コロコロ」と可愛く言うけど「ビュンビュン」くらいの速度で追いかけるので精一杯だけど絶対に目を離さないぞと思った。