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家計簿を続けたら、考え方もスッキリ!

 2023年も、まもなく折り返し… 時が過ぎるのは早いものです。同時に、今年の家計簿も折り返しを迎えます。この2023年前半、みなさんの家計はいかがでしたでしょうか? いや、そもそも家計簿はすでに挫折して… なんて方もいるかもしれません。それでも家計簿は、いつからでも再スタートできます。自分のペースで、ぜひ!
 今回は、紙の家計簿では何度か挫折したHさんが、「今回も続かないかも」と思いつつ、kakei+カケイプラスをはじめた経験をお伝えします。家計簿を再スタートしたことで、新たに見えてきたことがいくつもあるようです。

私でも、記帳が続く!

Hさん(30代、中2の長女、年長の二女の4人家族+柴犬) 
 共働きをしていた頃にはどんぶり勘定でも何とかなっていた家計。専業主婦となってからも、ポイントの倍率にひかれてついついポチッと無駄買い、毎月の謎の引き落としもあり、大きな買い物はしていないのに、貯金が減っていきました。
 このままではいけないと思っていた時、友の会(婦人之友の読者の集まり)の「家事家計講習会」開催を知り、参加。「家計簿はわが家の歴史そのもの」という言葉に感動して、入会しました。紙の家計簿に挑戦するものの、最初の2年は4月ごろには挫折していました。
 3年目の2020年、9月からkakei+カケイプラスを使っています。「私のことだから続かないだろう」と思っていたところ、記帳する場所を選ばないこと、費目を自動的に振り分け、自動計算。またクレジットカードや生協、電子マネーのような、支払いにタイムラグがあるものの記帳がしやすくなり続いています。

夫婦で記帳、モヤモヤ解消

 今まで見えづらかったお金の流れが分かるようになると、頭がスッキリしました。クレジットカードは枚数を絞り、次回の引き落としに備えることができるようになりました。毎月の謎の引き落としは、夫がどこかで紛失してそのままにしていたオートチャージ付きの交通系ICが不正に利用されていたことを突き止めました。毎月誰かの交通費を払い続けていたのかと、ぞっとしました。
 ただ、一時、家計簿記帳が滞ってしまったことがありました。繁忙期で不在がちな夫が支払った分がつけられず、モヤモヤ。「これからは カケイプラスに直接入力してね」と頼みました。すると、あっという間に使い方を覚えて、夫が使ったお金は夫がすべて記帳することになり、私も気持ちがずい分楽になりました。
 家計簿をつけ始めてから、物の価値が全く違って見えます。 予算ぎりぎりの月末に実家から届いた野菜の、どんなにうれしいものか。「必要だから買う」から「必要だけど、あるもので代用できないか?」と考える癖がつき、「疲れたから外食」から「外食は月に一度の、とっておきのお楽しみ」に変わりました。

イラストも描いてくれたHさん
※本稿は、2022年『婦人之友』6月号に掲載されたものです。



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