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家計簿でSDGs! 副食物費の日割り予算を活用して、やりくり上手に!

 kakei+のホーム画面には「本日の副食物費」が表示されます。ここにある「割当額」って何でしょう? 

 副食物費の月予算を日割りにして「本日の割当額」を見ながら予算生活をするのが『羽仁もと子案家計簿』の特長です。

 実は、この「副食物費の割当額」を目安に買い物をしていくと「やりくり上手」になれるんですよ!

 詳しく見ていきましょう!!

副食物費とは何ですか?

『羽仁もと子案 家計簿』では、食費をとても大切にしています。そして、食費を次の3つの費目に分けています。

1.    副食物費
2.    主  食  費
3.    調味料費

 副食物費として記帳するのは、次のような食品です。

【体をつくるもとになる】
肉、魚、卵、豆、牛乳・乳製品など

【体の調子を整えるもとになる】
野菜、果物、きのこ類、種実類

【そのほか】
お惣菜や加工品、冷凍食品、お菓子類、健康食品・栄養補助食品

 健康をつくるために大切な食品群だということがわかりますね。節約のしすぎで健康を損なうことがないように、特に成長期のお子さんのいる家庭では予算をしっかりとっておきたい費目です。

副食物費の予算の立てるには?

 家族が健康に過ごすために、副食物費の予算をしっかりとることを大切にしましょう。栄養バランスが良く、食べすぎでもなく、節約でもない、ちょうどいい予算を立てるには、1日にどれだけのものを食べたら良いかがわかる「目安の量」をもとに、計算することができます。
 
【食費はいくら? 計算してみよう!】のサイトは こちらをクリック

割当額は、日割り予算をくり越しながら

 予算が立てられたら、その予算を目安に買い物をしていきます。
 幼児2人を育てる4人家族のフジノトモコさん(架空の人物)を例にすると、トモコさん宅の副食物費の月予算は51,000円です。1日の割当額は月予算を日数で割って1,700円になります。

51,000円÷30日=1,700円/日
※日数が31日の月の1日の割当額は1,645円

0609_note用_割当額01

 6月4日朝のホーム画面は、本日の割当額は6,800円になっています。今月になってから買い物をしていないため、6月1~3日の分の日割り予算も本日の割当額にくり越されています。

1,700円×4日=6,800円

買いものをしたら、割当額から差し引きする

 トモコさんは、6月4日にスーパーで食材をまとめ買いして、レシートを見ながら「記帳(支出)」画面で記帳をしました。

0609_note用_割当額02

 ホーム画面を見ると、「支払額」に6,500円が反映されています。「差引」は300円です。本日の割当額におさまるように買い物ができました!

 本日の「差引」が300円だと、明日の割当額が何円になるでしょう?

 6月5日の割当額は、本日の差引300円に明日の分の割当額1,700円が足されて2,000円になります。

割当額を意識して買い物をしよう! それが「やりくり上手」への道

 最初に、副食物費は健康をつくる大切な費目とお伝えしました。このように日割り予算を目安にすることで、ひと月を通してバランスよく食材を購入することができます。また、月の予算を守りやすくなります。

 とは言え、生協の宅配を利用したり、コロナ禍で買い物の回数を減らすためにまとめ買いをしたりすれば、割当額の差引がマイナスになる日もあります。数日分の食材を購入しているのだから当たり前ととらえて、月末にはひと月の予算内におさまる見通しがあれば大丈夫と、大らかに割当額を見ていきましょう。

 ぜひ、食材の買い物をするときは、ホーム画面で割当額を見ることを習慣にしてみてください。割当額を頭に入れて買い物をしていると、「安いから」と買い物メモになかったものをカゴに入れたり、「3つで1,000円」などのまとめ売りに手が伸びたりする前に、「必要かどうか」を冷静に考えられるようになります。それが、次第に「やりくり上手」になる道です。

 買いすぎない、食べすぎないことは、今、『婦人之友』で呼びかけているプラスチックフリー・ライフをはじめとしたSDGsの問題に直結していきます。家計簿から、 SDGsを実践していきましょう!

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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